【第3回】個別株ということだけど。GAFAM編【レイチェル米国株物語】

米国株において、すべての起点になるのがGAFAM(ガーファム)です。

初めに買うべき銘柄は何よりもまず、GAFAMしかありません。なぜなら、GAFAMの成長性はケタ違いだからです。

日々、株価の動きもあります。そして、経済ニュースにおいてGAFAM関連のニュースはテレビやネット、Twitter上で頻繁に見ることができるので情報をキャッチしやすいという利点があります。

情報の積み重ねが、まさに投資を趣味にする所以となるので、GAFAM以上にこの点で優れている銘柄はないのです。そして、何よりもこれまでの歴史を振り返ると1年以上保有してマイナスになることはありません。

つまり

勝つことがほぼ約束されており、かつ日々の学習に最適な銘柄。
それがGAFAMなのです。

GAFAMについて、当然社名は知っているし、ビジネスモデルも知っている。

そういう人がほとんどだと思いますが、念のため振り返っておきます。これを機に復習しておきましょう。

”Google” 広告の絶対的王者

徹底的にユーザーファースト。クローム、Gメール、Youtube、グーグルマップ、もう生活に欠かせないサービスに。かつては、広告のみの売上構成だったところから、YoutubeプレミアムやGoogleピクセル、グーグルクラウドなど非広告収入を増やしています。M&Aを積極的に行い、新規事業もどんどんつくり、どんどん潰していくスタイル。ブレークスルーする組織風土が完全に出来上がっている世界の覇者です。

個人的には収益を広告に頼っている点は問題視していません。Googleの規模になると単独サービスの収益はどうだっていいからです。無料で使えるプロモーションサービスをいくつも配置しユーザーを虜にして、最終的に広告でマネタイズしているだけなのです。

ユーザーを虜にし続けることができれば、いつだって、いくらだってマネタイズはできるのです。

"Apple" そう、iPhoneならね

史上最高のカリスマ経営者スティーブ・ジョブズ氏の意思を受け継ぎ、2011年からティムクック氏がCEO。美しさを極めたマッキントッシュ(初代MAC)から始まり、iPhoneという新市場を大きく開拓。その後iPadという新市場も作ることに成功。スマートウォッチ市場を切り開いたのもアップル。これからアップルカーが出るか?

とにかく美しく、新しく、独自の市場を切り開くAppleにこれからも世界は魅了され続けるでしょう。

創業者スティーブ・ジョブズの名言にAppleの企業としての姿勢がよく表れています。

ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ。ライバルが何をしようと関係ない。その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ。

"Facebook" SNSの貴公子

Facebookは日本ではすっかりオワコン扱いですが、グローバルではユーザー数の最も多い存在感のあるSNSです。加えて2012年にインスタグラムを買収し、Facebookとインスタグラムの二刀流でビジネス展開をしています。

今後期待するのは、SNS上からの広告収入だけではなく、”ソーシャルコマース”と”ライブコマース”の拡大。

消費者の購買行動が従来の店舗やECでの買い物から、SNS上で見た商品をそのままSNS上で購入するプロセスへ変革が進めば、ビジネスチャンスは拡大するでしょう。

フェイスブックはこのソーシャルコマースの拡大のための投資も決定しています。AI、AR分野に力を注いでいます。これが当たれば大きく成長するポテンシャルを秘めているでしょう。

なお、2014年にはワッツアップを買収し、メッセンジャー領域での存在感も増しています。

"Amazon" EC&クラウドの覇者

いわずもがな、最強ビジネスを構築したお化け企業です。

AmazonのEコマース、プライム会員、広告などユーザーを収益化するモデルは盤石です。

2021年7月ジェフ・ベソスCEOからアンディ・ジャシー新CEOへバトンが渡されました。これまでアマゾンの成長を牽引してきたカリスマ経営者の引退が、企業成長へ影響しないか心配されていましたが大丈夫でしょう。

なぜなら、新CEOジャシー氏は、クラウドシェアトップのAWS事業を育てた張本人なのですから。

最強企業の最強物語は、第2章を迎えようとしています。

"Microsoft" オフィス、クラウド、デバイスの3本の矢

かつてはOffice製品のみのオールドテックの分野でしたが、近年はクラウド事業の成長、デバイス事業の成功と立て続けに事業を伸ばし、現在では、ソフトウェア(Microsoft Office)、クラウド、OS/デバイスの3分野バランスのいい事業ポートフォリオとなっています。法人サイドを大きく抑えていることが最大の強みで、GAFAMの中でも安定的なビジネスを誇るでしょう。

【参考】


【覚えておこう】ワンポイントレッスン “クラウド事業”

クラウド事業。クラウド事業ってなんだ?と思いますよね。クラウドというのは"雲”という意味の単語ですが、データをネットワーク上に保存する環境のことをクラウドといいます。

一方でデータを自分のPCに保存するときには"ローカル"といいますね。そして、イメージしにくいと思いますが、データを格納する物理的な箱があるのですが、それをサーバーといいます。このことは詳しく話すと難しいし、長くなるのでいっそのこと忘れてもらって大丈夫です。

そのかわり、次に言うことは絶対に覚えてください。

クラウド事業は、つまり、ストレージ(クラウド保存容量)の販売事業のことです。容量の大きなクラウドストレージを提供できている会社は世の中に3社しかありません。それが、Amazon>>>Microsoft>>>Googleです。

そして、それぞれのクラウド事業のサービス名称が下記です。

Amazon:AWS (アマゾンウェブサービス)
Microsoft:Azure(アジュール)
Google:Googleクラウド

ニュースを見たときに、AWSと聞いたらアマゾンのクラウド事業とちゃんと認識し、アジュールと聞いたらマイクロソフトのクラウド事業とちゃんと認識しないといけないのです。これはテストに出ます。

今日は、大好きなGAFAMについて、ついつい長くなってしまいました。明日は、いよいよ株の買い方に入っていきます。前置きが、長い!笑

それでは、本日は以上です。また明日お会いしましょう。レイチェル。

▼【第4回】はこちら

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