見出し画像

新卒捨ててカナダに結婚(?)移民。

※パートナーいる人は楽でいいな、と思う人、思う可能性のある人、は不快になる可能性があります。ブラウザバックをお願いします…

こんにちは。
ずっと悩んでいたことに最近折り合いをつけることができたので、
はじめてNoteを書いています。

結婚移民は、楽でいいなあ~とか、よく聞きますが

私も来年の9月にひとまず学生で戻って、コモンローを申請する予定の結婚移民予備軍です。

確かに楽な部分も、助けられてる部分もそりゃあ多いけど。

確かに私の根性とスキルで、彼なしでカナダではやっていけないけど。

パートナー1人のために、全部諦めて全部日本においていくの、それはそれできつい。

今後、好きなタイミングで日本に戻れないのとかも、それはそれでしんどい。

彼を頼りにカナダに行って、もしシングルになったら…?

本当にこれでいいのかな…。

幸い、今はそういう葛藤もほとんどなくなって、カナダに行くのが楽しみになりました。

辛かったことと、どう折り合いをつけられたのか、書いていこうと思います。

1.辛かったこと


私は、2023年9月に、Coop留学とワーホリ、計2年間のカナダ滞在を終えて帰国しました。

カナダにいた頃は未来に希望しかなかったのに、

帰ってきてしばらくは、
もう何もかも遅すぎるような、
人生における重要な選択を誤ったような、

そんな気持ちでした。

というのも、私は小さい頃から勉強が好きな方で

中学受験を自分の意思でさせてもらって、入学した自称進学校(中高)で、

「勉強を頑張っていい大学に入り、大きい企業に入ることが成功であり幸せである」

という価値観に出会い、それを信じていたからです。

その価値観の下、高校生の私は、文字通り死ぬほど勉強して、第二志望だった大学に合格。

大学での学業は、受験の反動と第一志望に落ちた喪失感から、あまり振るわなかったけど、(あんまり就活に関係なさそうなので気にしてなかった)

サークルで役職を持って、それなりに楽しんでたし、ガクチカは結構充実したものが書けそう!とか思ったりしてました。

Coop留学にいったのも、
第一志望に落ちて一度は諦めた留学だけど、
就活にも役立ちそうだし…。

それだけでした。

それなのに、渡航後3ヶ月で彼に出会って、気づけばワーホリを申請し、気づけば同棲が始まり、「コモンローで永住権を取ろう!」というプランの出来上がり。

私を変えたのは
彼との出会いだけではなく、
バンクーバーにいる日本人の先輩方、
学校の友達や同僚とのかかわりを通して、
色々な価値観に出会ったことのように思います。


カナダでの私は、「いい大学に行って〜」的な価値観も、今まで自分が積み上げてきたものも忘れて、

「今現在の幸せと未来の幸せ」
「カナダでキャリアを築くためにどうするか?」

それしか頭にありませんでした。

でも、変わったのは私だけ。

私が帰国する頃には周りの友達は、就活をしたことがない私ですら知ってるような大企業にすでに就職してて、

いままで見えてなかった、見ようともしていなかった歴然とした“差がもうすでにできていました。

「別れたらどうするの?」
「万が一とか、なくはなくない?」
「親はどうするの?」
「一応、就活しといたら?」
「もったいなくない?」

全部、事実であるからこそ、聞きたくなかった。

私がそんなこと聞きたくないこと、言われたくないことは、友達はわかっていたはずです。
それでも自分のことを思って言ってくれているだろう友達。

「就活?私には無理だよ~(能力的に)」
「いやみんなほんとにえらいよね!私なんか…」
「ほんと、みんなに比べたら私、何もしてないわ〜」

自信がなかった私は、
プランを語って否定されるのが怖くて、
思ってもいない謙遜をしてしまっていました。

平和にやり過ごすための謙遜だったはずが、

くりかえした結果、自分に自信がなくなり、

「ほんとにカナダに行っていいの?」

と思うようになりました。

新卒を捨てたら、

雪が降っているのに遊べず、勉強した小学生のあの日も、
予備校の自習室で、冬が来るのが怖くて泣きながら勉強した高校生のあの時も、

全部無駄になるんじゃない?

そんなようなことを、帰国してからつい最近まで、約4か月間、ずっと悩んでいました。

わかってもらえない悔しさや悲しさから、
友達全員と絶縁しようかとも思ったし、

私が日本で就活して彼を養うプランBも誕生しました。

正直、彼との未来を疑う時もありました。

でも、時には消えたくなるくらい熟考した結果、

私は彼と、カナダで暮らしたい。
そして、それを間違ってるとは思わない。

ということがわかりました。

国際恋愛って、
自分が当事者になる前は、

外国人彼氏って優しそう~ とか(あほすぎごめんなさい)
国境を越えた愛♡ とか

キラキラした(能天気な)イメージしかありませんでした。

でも実際は、

日本に置いていく親の老後とか、
自分のキャリアとか、
もし別れたら、その時に子供がいたら、とか

そういうこと全部考えないといけないんだなあ…って。(当たり前)

考えすぎて、文字通り眩暈がしていました。

2.どう乗り越えたか?

それは、

①年齢を気にするのをやめる
②やりたいことをあきらめない
③親しい友達に対しても境界線をはっきりもつ
④ないものではなく、あるものに感謝する
⑤人生は目的のためじゃなくて日々を楽しむためにあると考える

の5つです。

①年齢を気にするのをやめる

日本に帰ってからというもの、

23歳(新卒)で仕事に就いて、
30歳までには大体このくらいの年収であるべき。

みたいな考えに陥りがちだったように思います。

でも、私がカナダで永住権とって、
学費が安くなってから公立カレッジいって、卒業して…

とかやってると、

え、私、OO歳まで学生?

理系でもないし院にもいってないのに??
日本での職歴もないのに?!?!

ということになります。

それを気にするのをやめました。

彼が別にいいっていってるしいっか~。
彼以外に迷惑かけないし!

と思うことにしました。

②やりたいことをあきらめない

私はカナダにすごく住みたいわけではない。(バンクーバー大好きだけど)

日本がすごく嫌なわけでもない。

ただ好きな人と暮らしたいだけです。

専業主婦になるとか、自分がカナダでもできそうなことをしよう、とか考えていましたが、

それだと、

「彼のために自分を犠牲にする」感が(私にとっては)少しだけありました。

本当は、幸せに暮らせたら別に何だっていいと思うのですが、

私はポンコツの割に他責思考に陥りがちなので、

「あなたのためにキャリア諦めたのになんで○○してくれないの?」

ってなる未来がもうはっきりと!見えてます。

もちろん、目的のため(永住権取得のため、安定した収入のためなど)に違うキャリアを選択することは、すごく立派なことだし、これ以上ない努力だと思います。

でも、ポンコツな割に他責思考な私は、将来きっとこれを彼のせいにするのでは?!

だったら、今やりたいことをやってみて、無理なら、またその時にやり直したい。

失敗するかもしれないけど、挑戦させてください!という気持ちで、

大学で学んだことに少し関連があるような、
自分が興味のある分野の学校に行くことにしました。

これも、「もし失敗しても、彼にしか迷惑かけないからいいか~。」

と思うことにしてから、
だいぶ楽になりました。

③親しい友達に対しても境界線をはっきりもつ

私が新卒を捨てて、
カナダで彼氏と暮らす!

となって、友達もびっくりしたと思います。笑

カナダでの私を知らない友達からしたら、まさに青天の霹靂。

今は、ただ受け入れるのとは違う種類のやさしさと捉えているし、

私も自分を卑下するような発言を必要以上にしてしまったため、

余計な心配をかけていたんだと思います。

でも、1番大事だったのは、

友達と自分の境界線をしっかり私が引いて、

何を言われても気にしないように努める意識

だったように思います。

そうはわかってはいたものの完全に割り切ることは難しく、

親しい友達が少し歩み寄る姿勢を見せてくれたときは、安堵しました。

これからもいろいろなことをいろいろな人にいろいろなシチュエーションで言われるかと思いますが、
境界線について意識することができたのはとても良い経験でした。

④ないものではなく、あるものに感謝する

日本に帰ってきてから、人からの評価を気にしてしまったり、

優秀な周りと自分を比べてしまったりすることが増えていました。

着々とエリートへの道を歩んでいく周りと、

英語も満足に話せず、
就活に関係ないから、とGPAをおろそかにしていたせいで
いきたい学校にも行けず
Coop留学に行く予定の自分。(Coop留学が悪いとは思わないけど、前にもCoop留学をしたことがあるので、ステップバックのように感じてました)

でも、大谷翔平選手のニュースをみてなぜか、

「大谷翔平はすごいけど、別に自分を彼と比べて悔しいとは思わないよな」
「彼がすごすぎるから?私は周りの友達を無意識に見下してたのかな」
「違うな、大谷翔平は野球やってて、私は野球じゃないからだ」
「周りの友達は、前は同じ道を歩いてたけど、今は違うんじゃない?」
「もう違う道なんだから、比べたってきりないよね。」

とふと思いました。

そして、これが正しいかはわからないけど、
とりあえずそう思うことにしました。

こんな私でも受け入れてくれるパートナーがいて、
関係は良好で、

カナダでのかけがえのない経験があって、

英語も2年前は全くしゃべれなかったけど、今は暇な時のYoutubeも英語で見てる!

私だって意外とすごいじゃん。

みんなも優秀だけど、私だって何もしてこなかったわけじゃない。

そう思うことで、自己肯定感も上がり、楽になりました。

⑤人生は目的のためじゃなくて日々を楽しむためにあると考える

私がカナダで、やりたい仕事をやれる日は来るのでしょうか。
そしてそれはいつになるのでしょうか。

そう考えると今でも、気が遠くなります。

でも、目標が達成されるその日まで、

幸せになることが許されないか?と言われたら、

違うと思います。

私は高校1年生の時から、
絶対にこの大学のこの学部に行きたい!

という目標がありました。

そのためにすべてを犠牲にして勉強に取り組みましたが、

結果は不合格。

でも、私は第2志望の大学に行って、

入学式は誇らしかったし、
サークルの新歓は新生活にどきどきしたし、
始めて行った飲み会は楽しかったし、
友達ができて嬉しかった。

私は、少なくとも私の人生は、
目的を達成するためではなく、
日々を楽しく幸せに生きるためにある、と知っていたはずでした。

それに気づいたとき、

日本でやりたい仕事をしている自分より、
カナダで彼と暮らしながら、失敗しつつも奮闘する自分の方が幸せそうだな。

と思ったのでした。

3.まとめ


私はこうして、人生に一度の新卒を捨てて、
カナダに行く覚悟を決めました。

人生で一番悩んだんじゃないか?といっても過言でないほど辛い数ヶ月でしたが、
結果自分に向き合って、真に自分の意思でカナダに行く決断ができて、本当に良かったです。

もしも、ここまで読んでくれた方がいたら、本当にありがとうございました。
長い割に誰かの役に立つとはとても思えないnoteができてしまいましたが、
気持ちをわかってくれる方がいたら、とても嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?