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君は悪くない(グッド・ウィル・ハンティング / 旅立ち)

「グッド・ウィル・ハンティング / 旅立ち」を観たのでレビューします。

【作品情報】
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:マット・デイモン、ロビン・ウィリアムズ

【おすすめ度】
★★★★★★★★★☆(9 / 10)

【あらすじ】
大学教授のランボーは、生徒たちへ数学の難問を課題と出すが、解ける生徒は誰もいなかった。ある日、彼は廊下の黒板に掲示していたその難問を誰かが解いていたことに気付く。解いたのは生徒ではなく、若き清掃員ウィル・ハンティングだった。彼は非行を繰り返す問題児だが紛れもない天才で、彼を更生させるためランボーは様々なカウンセラーに協力を仰ぐも、うまく続かなかった。ランボーは藁にも縋る思いで、旧友の心理学者ショーンにウィルのカウンセリングを依頼するのだった。

【感想】
 マット・デイモンとベン・アフレックが長年温め続けた構想を映画化した、アカデミー賞やゴールデングローブ賞の脚本賞を受賞したヒューマンドラマです。どんな難問も瞬時に解ける天才青年ウィル・ハンティングは、過去のトラウマが原因で他人を拒絶する悲しい防衛本能を持ち、非行を繰り返す不幸な日々を過ごしていましたが、ショーンとの出会いをきっかけに自分の人生を見つめ直します。
 ショーンだけでなく恋人スカイラーや親友チャッキーなど、ウィルの周りには彼が思う以上に彼を大切に想う人がいて、それに気付くことができ、新たな一歩を踏み出すラストが秀逸で感動しました。どれだけ才能に恵まれも愛がなければ幸福にはなれないし、孤独はなるものではなく選ぶものだということが分かる映画でした。

【シーン抜粋】
ウィルとショーンのカウンセリングのシーンにて。不始末を起こした時、誰もが上司から言われたいと願うセリフ。

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