採用メール50通無料公開③

今回は21通目から30通目までの採用メールを載せていこうと思う。

(前々回:1通目~10通目は こちら
(前回:11通目~20通目は こちら


●21通目

このメールは「あおのりジャングル」という他にはなさそうなインパクト勝ちかなと思う。また、体言止めを使うことや「なだれ落ち」など言葉を選ぶことでリズム感を大事にした。リズム感については、また次回以降で触れたいと思う。


●22通目

ここだけの話、スタバに続いて、サブウェイのネタもなにかと有効な気がしている。最後は卑しい・顔色を伺うという、あきらかにネガティブな締め方をしている。僕の元々の性格も影響して、メールをネガティブに締めることが多くなっている。


●23通目

月曜日のメールテーマ、なかなか難解。だが「守護神」の解釈が多様にできるので、これは「正解のない問い」といえる。ということは何を書いてもOKということ。Lady Go!!で他の人のメールを聞いていると、ふわっとした話が多かったので、なるべく具体的に書くことが大事だったと思う。あとはすみぺに送るメールなので、こういったデカ金魚に妙に愛着を持ってくれるかなという期待もあった。「彼」と呼んでいるのは、「ドクトルすみれ」っぽい感じで展開してくれればな、との思いだった。


●24通目

守護神なので「人」っぽいのがいいのかなと思い、そのあたりでネタを探してみた。表向きはコミカルなんだけど、実はネガティブ思考がただよっているというメールはすみぺの番組らしいと思った。すみぺも自信のなさから武装としてのロリータを着ていた時期があったので、同じ気持ちになってもらえるのではとメールを展開した。


●25通目

実話のなかでいいものを思い出したので、追加で送ってみたものである。「ラックごと片付けてくれることです」までなら普通だが、そこから僕の本音(=不気味)と、彼がバイト連中に受け入れられていく変化が見られる。そんな常連を「バイトの一戦力」として茶化して締めた。これは「変」に向かう締め方であるが、パーソナリティからの「なんでだよ!」というツッコミ待ちでもある。


●26通目

ほっこりエピソードは書けると強い。色んなラジオでも求められていると思うので、ぜひ一度、チャレンジしてみて欲しい。本当にスラッと書けるようになると強いし、清い。ほっこりする幼少期の話に対して、母は理解してくれなかったという、寂しい思い出。こういうわかりやすい話は、誰でも共感してくれるのではないかと思うのでオススメ。


●27通目

これはベタなメールだと思う。テーマを聞いてまず先に思いついた話をそのままストレートに書いた。こういう一対一対応の答えというのが、テーマによっては存在することがあり、番組内で1通は必ずといっていいほど読む。最初の1通目か2通目にテーマの例示として、わかりやすいものを読むことが多い。なのでストレートな答えを見つけた場合、恐れずにそこをめがけて送ってみて欲しい。ベタな答えほど求められていると思う。

それから、さっきから僕のメールは「!!」に頼り切っているようにみえる。反省点としてあげておく。最近読んだ感情の本のなかには、

気持ちの強さを示すために感嘆符を使いすぎるなど、テクニックの低さが目立つ。

との記載があり、「!!」は控えめにして、メール内の人物の行動・動作のなかに「!!」を内包できるような表現をすべきなのかなと反省した。



●28通目

僕の決め付けから生まれたメール。こういう偏見は、極端に言い切ってしまったほうがいい。Lady Go!!ではよくセリフっぽい文を書いて送っていた。一時期、セリフを書くことで採用されやすくなるのでは、と自分の中で仮定して送っていたためである。しかし結局、そんなことはなかった。

メールの後半は、リア充をバカにしてるのは本当は憧れてるから、という客観的な目線。毒を吐いたり強い感情などを出すときは、度が過ぎるものは笑えなくなる。だから「ちょっとした感情」くらい柔らかいものにしておかないと笑えない、というのは桂枝雀さんの本で読んだのでたぶんあっているはず。


●29通目

なつ姉は「美女」が好きそうだなということで、この話を選んでみた。前半では浮かれている僕、後半ではトラウマで落ち込む僕という感じ。いい出会いから一転して、急に恥ずかしくなってしまったという情の話?である。どこかで気持ちやテンションに、ひねりを入れるのがポイントだと思う。


●30通目

スタバのメール多くないか!!??と自分で気付く・・・。でもそれだけにスタバは当時の一大トピックスであったし(今はパーティピーポーとか?)、すみぺもそこにとても関心を持っていた(意識高い人のモノまねとか上手かった)ので送ってみた。オチは「なるほど!」と納得してもらうことによって感じる面白さを狙った。面白いかはわからないが。


ということで今回は21通目から30通目までを紹介した。

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