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傘屋になる ①

私は昨年、起業をしました。
前職は30年間、大手の製薬会社に勤めていました。
55歳になったら、自発的に早期退職ができる制度が有ったので、それを利用して辞めて、一息ついたら起業をしようと思っていました。
起業は保護猫や、保護犬、引退馬の支援を細くとも長くできる仕組みを作りたかったからです。

ところが、55歳の前に早期退職募集があり、少し早いけど手を上げる事にしました。
いざ、辞めるとなると30年の思いがあり、柄にもなくややセンチメンタルになったりしましたが(笑)・・・
当初の計画通り辞める事にしました。
そのあとは、起業しようと思ってはいたものの、何をしたらいいかと色々と考えていましたが、丁度新型コロナが流行りだした影響で接客をするような仕事を始めるのは難しいなとも思っていました。
実はこの間、前職とは違う業界の会社からのオファーも有り、条件もとても良かったので再就職をするか起業をするかでまたまたここで揺れ動きました。

しかし、ここでまた会社員になってしまうと、起業をするために会社を辞めた事が振り出しに戻ってしまいます。
本当に贅沢なお話ではありましたが、お断りをして起業に突き進みました。

傘を作ろうと思ったのは、元々傘が好きでネットでイギリスのフルトンの傘を買いたいなと見ていたところ、私の気に入った柄が売り切れで買えなかった事がきっかけでした。

ビニール地に素敵な花柄が印刷されている傘でした。
「欲しい!」

そのショップの画面に「売り切れ」の文字を確認すると、他のショップも何日もかけて見て回りました。
同じものがやはり無い・・・
本当に残念でした。

思いきれず、無いなら他のメーカーで似たようなものを探そうとネットで探したところ・・
ない。ない。ない。。。。

またまたがっかり・・・。

ん~~~・・・ならば作ってみようかと・・。

始まりはそんな感じでした。
今思えば単細胞な思い付きではじめてしまい、その後の販売するまでの色々な状況で、作る商品を考えるべきだったかもと思ったりもしました。

それから
物を作って売るという事を全く経験したことが無い状態から傘屋になるまで、試行錯誤が始まりました。

つづく


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