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スカパラのライブでドラムを叩く3

さて、NIKO NIKO TAN TANドラムの
アナベベとのレッスンを終え、いよいよ
本格的に自分の実力を知ってしまった僕は
こりゃ本気で叩き込まないとまずいぞと
焦りまくる。

遠くに見える山も登る前は
余裕そうに見えるけど、いざ登り始めると
とてつもなくしんどい。
さぁ困ったぞ。


アナベベは基本、東京だし、ニコタンの活動も
忙しい中、定期的にレッスンはお願い出来ない。

頭に浮かんだのは頼れる同級生、
岸本優二くん。
ライブハウスの店長、ライブの企画など
色々なことを手掛ける関西音楽シーンに
欠かせない人。
何より、人望も厚い。
聞いてみるとすぐに紹介してくれた。

神戸のバンド、alcottのドラマー、
テツロウさん。
早速レッスンをお願いする。
芦原橋にあるスタジオでやることに。
初めて会う人、初めて行く場所。
ドキドキするしソワソワするが
新しい出会いのワクワクの方が勝る。
しかも、こっちは背水の陣。
藁をも掴む気持ちでステック2本、
カバンに入れて会いに行った。

テツロウさんは事情を聞くと
「なるほど、来年のスカパラのライブですか、、、」
いえ、2ヶ月後です。
「え?」・・・絶句。
初対面の人の絶句する瞬間を初めてみた。
「が、頑張りましょう」

そう言ってレッスンは始まった。
とても丁寧に、めげずにレッスンをしてくれる。

これだけ出来ないと教える方も普通は嫌になってしまう。
しかし、テツロウさんは一つずつ情熱を持って
分かりやすく工夫しながら教えてくれる。
有難い。

最初のレッスンで曲の前半パートの叩き方を
教わり、そこから自分で練習して、なんとなく
叩けるようになったら次に進むというやり方も
自分に合っていた。

とりあえず練習スタジオで
個人練習の日々が始まった・・・
続く。

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