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役に立つ資格は給与を見れば一目瞭然

就職・昇進のためにどの資格を取ろうかと考えて悩んだことはないだろうか。今回は求人ボックスでどの資格が最も優れた給料を得ることができるかを調査したので参考にしてほしい。結論としては取得に必要な勉強時間の観点からみてもTOEICが最も優れていることが判明した。

日商簿記2級

勉強時間の目安:250時間

簿記2級は大学生にも人気の資格である。ただし近年は難化傾向で取得も一筋縄ではいかないため、専門分野に進むのでなければ最初にこの資格を目指すのはお勧めできない。

日商簿記1級

勉強時間の目安:800時間

簿記1級は合格率10%あるかないかの難関資格であるが、年収は2級から50万円上がっただけであった。つまり、労働市場ではほとんど評価されていない資格と言ってもいい。原因はあまりの専門性の高さゆえに一般的な経理部などで必要とされる知識範囲を超えてしまっているためらしい。
後述する簿記2級×TOEIC800と比べるとコスパは低いと言わざるを得ない。

TOEIC 800点

勉強時間の目安:500時間

圧倒的にコスパの良い資格はやはりTOEICだった。年収が高い上に職種の幅も広い。場合によっては1,000万円の大台も見えてくる。
ちなみにTOEIC600、700、900点でも検索をしてみたが、平均年収グラフは表示されなかった。求人はいくつか存在していたが総数が少ないためかもしれない。従って目安としては800点を目指すのが良いだろう。

以前の記事で簿記2級×TOEIC800の資格の掛け合わせについて取り上げたのでこちらの求人もチェックしてみた。
TOEIC800と大して変わらない結果ではないかと思われるかもしれないが、簿記2級が必要な分野の中でも英語が必要な仕事に絞られているため、実際には簿記2級の給与+230万円にランクアップすると考えるのが妥当だろう。
つまり、230万円分がTOEICのパフォーマンスということになる。

FP(ファイナンシャルプランナー)

勉強時間の目安:250時間

簿記2級と比較されることも多いFP2級だが、求人の給与面では劣っている。また、表示が年収から月収に変わっているので年収に直せば378万円となる。

宅建士

勉強時間の目安:500時間

同じく簿記2級と比較されがちな宅建だが、必要な勉強時間が多いだけでなく給与でも見劣りするため、安易に取得するのはお勧めできない。
年収に直すと356.4万円となる。

ITパスポート

勉強時間の目安:100時間

ITパスポートは必要な勉強時間は短いため、IT業界に入りたいなら取って損はないだろう。ただし、これだけで十分という資格では決してないので注意が必要である。年収に直すと374.4万円となる。

基本情報技術者

勉強時間の目安:200時間

基本情報技術者で特に目を引いたのは求人件数の多さだ。これはTOEICの8倍にもなる数字だった。勉強時間も比較的短い上、平均年収は簿記2級を上回っている。簿記2級に代わる新たなスタンダードといってもいいだろう。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

勉強時間の目安:80時間

平均年収不明

一般業務に必須であるExcelやWord知識を持っているという証明になるMOSであるが、求人においては特別求められてはいない。資格を持っていれば面接で+評価、くらいだろう。


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