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ドボクなイラスト#18 昭和33年筑後川の渡し 

土木にかかわるモノをイラストで紹介します⑱

昭和33年の筑後川の渡し

土木にかかわるモノをイラストで紹介していきます。
「筑後川中流の懐かしい写真募集」実行委員会が発行した本が有り、昭和33年4月筑後川梅林渡し場の写真がありました。
筑後川にはかつて62箇所の「渡し」があったといわれています。

昭和33年4月 筑後川梅林渡し場

昭和30年の中頃まで「渡し船」は船頭さん2人が朝6時から夜9時まで、不定期で人が来ればいつでも渡していたそうです。
記録では、この頃の料金は20円から30円だったとあります。
家族連れ、学生、老若男女18人と自転車3台も乗船しており、みな同じ方向を見ています。
橋が架かるまでは地域の生活をささえる重要な公共交通機関であり、昭和33年の夜9時、真っ暗な川面を運航していたんだろうと思いながらイラストを描きました。

(了)
文責・イラスト:ラジヲマサル

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