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籠・諸国漫遊記20-21(43)(2021/3/20)

 3月も20日を越え、4月の声もそろそろ聞こえてくるよねとか、そんな勢いの週ではありますが、バスケが佳境に入ってくる中で、プロ野球はまもなく開幕というのを改めて確認して、時間が流れる速さに引いている昨今でありますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 メインが何本もあると、チケット手配とかの色々に対して混乱してくるのがシーズンが被っているこのあたりの季節。とりあえず、今シーズンはきっちりとバスケを見届けてからとは思っているのですが、各種無料券の都合もあったり。

 とりあえず、気軽にエイヤッと思いつきで観戦できるような日々が帰ってきてくれるといいんですけどね。今はホント、諸々に対してのハードルが高くて、思いつきでってのが難しいんですよね……。

■試合情報

 第27節
 新潟アルビレックスBB 77-100 サンロッカーズ渋谷
 アオーレ長岡

※詳細スコア

■移動手段

 今回の行程はハイブリッド型。長岡への往路は便利で早い上越新幹線を使って一気に移動していました。

 青春18きっぷが5枚綴りで先週2枚使用。残りの工程と自宅から始発で行くと長岡到着が試合開始前には着くものの、開場後になってしまうと。どうしようかなぁと悩んでいたところにえきねっとのトクだ値スペシャル50の存在に気づきまして。

 お値段なんと東京-長岡間が4480円(特急・乗車券コミ)。

 この値段なら、飛びつかないほうがおかしいと言うか、現状の色々はありますけど必要な色々のために利用させていただきました。

■man of the match(新潟アルビレックスBB)

 新潟アルビレックスBBのmonは五十嵐圭選手。ハーフラインより手前からのブザービーターを決めていったシーンはやっぱりこの日の一番かと思います。

 私が初めてバスケの試合を撮ったのが2013年の三菱電機ダイヤモンドドルフィンズと東芝ブレイブサンダース、名古屋東体育館だったんですけども、そんな初心者全開、バスケ初めてですって時でも名前は聞いたことのあったのは五十嵐圭選手(あと田臥選手も聞いたことありました(当時))。

 初めてその姿を見たの日から8年近く経っていて、ビジターでもこれまで数度ありつつ、今回初めてホームで五十嵐圭選手を残しましたけども、年齢を重ねた渋みというのを感じないわけではないですが、フレッシュ感というか、初めてお見かけした日より今のほうが若く残るのはすごいなと。

 あと、全選手入場のシーンでスモークをまといながら出てくるシーンはちょっと色気が半端なく。暗転の具合と空気感を見て、アプリでちょちょっとモノクロにしてTwitterにはアップしていたんですけど、なんかちょっとゾクッと来る色気を感じていました。

■man of the match(サンロッカーズ渋谷)

 サンロッカーズ渋谷のmonはこの日のヒーローでインタビューも受けていた石井講祐選手で。

 推し選手という確固たるものがなく、色々な選手を広く撮ってキャッキャしている私なのですが、石井選手は前からしっかりと撮りたい撮りたいと思いつつ、行った試合でDNSだったり行った試合でプレイタイムが少なかったり、座っている位置と活躍が合致しなかったりで、これだって言う絵がなかなか残せなかったんですけども、今回はなんとなくいい絵を引けたかなと。

 石井選手といえば、千葉ジェッツ時代に侍的な魅せ方と言うか、三浦広報プロデュースなのか寡黙な侍的な魅せ方が多く、実際に写真を撮っていても黙々とという事が多いかなというのがこれまでの印象。

 実際に見ていても黙々とと言うシーンが多かったんですが、ファインダーをズーッと向けてチャンスを待ち構えていると、瞬間瞬間で素敵な笑顔がというシーンがちゃんとあるということに気づきまして。

 こういうのは、石井選手が推し選手だという皆さんからすると、何を当たり前な……と感じられると思うんですけど、広く浅くやっていると、いいシーンにハッとする喜びを感じる時があるんですよね。

 今回、石井選手をじっくり撮っていて、そんな喜びを感じたというのをしっかりと書いておきたくて。

 ホント、選手にしてもチアさんにしてもキャラにしても推しのいいところ、ステキなポイントははどんどん発信してほしいと思いましたし、そのポイントを色々と拾って、自分の糧にしていけたらなと思いました。

■Cheer of the Match

 新潟アルビレックスBBのチアさんはアルビレックスチアリーダーズさん。新潟アルビレックスグループというか、野球(BCリーグ)サッカーバスケとアルビレックスチアリーダーズさんという形なのかなと。

 どちらかというと内部とか内部委託というより、チームと並列なのかなと察してみたり。私がお邪魔した日もちょうどサッカー、新潟アルビレックスの試合があったので、何人かのメンバーが途中で移動されていたっぽいのがTwitterにつぶやかれていて、稼働率を考えるとそれもアリだなぁと。

 そんな中で……というか、フォーメーション的に位置がほぼ固定されていたのもあって、ビシッと撮れたのは古俣佳苗さん(自信まったくないので、違ってたらそっと教えて下さい)でした。

 公式サイトでは懐かしのチアドラ方式(今はアルファベット表記のみ)といいましょうか、お名前がフルで入っている皆さんなんですけど、フルタイムでオンマスクだったので顔と名前が一致出来なくて……新潟方面に強い知り合いに確認いただいてと、そんな塩梅でした。

■Character of the Match

 新潟アルビレックスBBのマスコットはアルードくんという白鳥の子であります。

 新潟アルビレックスの仲間で共通のモチーフ(白鳥)で、根幹となる親(デザイナーさん)が同一。サッカーがアルビくん、野球がアルファくん、バスケがアルードくんという、そんな縁戚関係なのかなと。

 20-21シーズン、新潟アルビレックスBBさんのホームアリーナには行く予定にしていて、色々と情報を調べていく中で見かけたのは、キャラクターとしてはエグいぐらいに魅せていったスキルズチャレンジ。

 なんでしょう、これはもう普通に上手くて、どんな子なんだろうと、お会いできるのを、その姿を見るのを楽しみにしていました。

 開場やエキシビションとかの時間は特に動きがなく、両チームの選手のアップの頃辺りからアリーナに登場。スタンドのお客さんにご挨拶しながら移動をしていたのが見えて、特に規制もなさそうだとご挨拶に。

 はじめましてのご挨拶前に新潟ブースターさんとのふれあいを見ていたんですけども、実直と言うか真面目というか、ものすごく紳士だなぁという第一印象。はじめましてのご挨拶に対してもむちゃくちゃ礼儀正しくて、むしろもっとはっちゃけててもいいんじゃないかしらと、そんな風に思いました。

 選手のアップにそっと紛れているシーンを見て、林選手はここでもキャラクターに人気だなぁとか、サンディーさんとの絡みなどを見ていてこちら側の選手と私は認識している田渡修人選手にぶん投げられたりと、お約束はしっかりと。

 全選手登場の呼び込みシーン、スターティングファイブ登場シーンとかキメからの動きとかを見ていても、きっちりと選手を迎えて、外国籍の選手とかとしっかり併せていて、シュッとしている体型から見てもかっこいい系の立ち振舞が似合うのかなぁと。

 呼び込みのシーンとか移動しているときに軽くステップを踏んでたりしていて、踊れる子なのかなと思いきや、特に目立ってコラボしてダンスというのはこの日なく……。

 と、翌日はアルビレックスチアリーダーズのメンバーと踊っていたらしいので、今度お邪魔するときは是非見てみたいなと思うんですけど、どうせだったら今回色々に使っていなかった、前半のオフィシャルタイムアウトの時間とか、フリースローにチャレンジするクオーター間のアルードタイムとかでバキッとしたダンスを見せて貰えたら嬉しいです。

■フックに引っかかった演出曲

 アップ時に聞こえてきたスタンダードな楽曲にもグッと来ましたけども、後半のタイムアウトで使っていた楽曲にちょっと心を揺さぶられまして。

Fire (Akasaka Mix)/DJ Hush

 この日のアオーレ長岡にいた人、お客さんやスタッフさん併せても知ってるのが10人いたら嬉しいぐらいのレベル、Bリーグとパシフィック・リーグ派のハイブリッドで、しかもちょっと前から見ている人ならワンチャンあるかなっていう塩梅ではあるんですけど、この曲は東北楽天ゴールデンイーグルスの怪鳥、Mr.カラスコの登場テーマでして。

※画像はらしき御仁なので、当時のMr.カラスコさんではないなにか(笑)

 もっというと、プロレスラーの高木三四郎選手の入場テーマだったりするんですけども、このへんはMr.カラスコさんがプロレス好きだったんじゃないかなと色々なバックボーンから推測されるんですけども、どうでしょうか。


 とまぁ、別のフィールドで知っている曲を油断しているときに聞くとビクッとしますし、思わずニヤッとしてしまうこの現象にはいつか名前をつけていきたいです(笑)

■行き来の飲食

フレンド

 長岡行きでどうしても食べたかったのは新潟県のB級グルメというより、ソウルフードとして名高い新潟のイタリアン。新潟はみかづき長岡はフレンドと言う二大巨頭が支えし麺料理といいましょうか、ファストフードなのです。

 多少の差異はあれど、ソース焼きそばの上にミートソースがオンしているという基本形態で、みかづきが白生姜・フレンドが紅生姜という違い、麺の太さやサブメニューがポテト系のみかづきと餃子のフレンドという細かい差が……と、このあたりは掘り下げると深い世界なのです。

 観戦の伴わない、純粋な青春18きっぷの旅をしていた大昔にみかづきは食べたことが。長岡は乗り換えることは多かったものの、下車は多分初めてなのでフレンドのイタリアンは初めて……だったんですけど、スパイス分が欲しくてカレーイタリアンを。

 うん、想像通りの味ではあるんですけども、なんというか、ふとした時に食べたくなる味なんですよね。

新潟アルビレックスBB フードコート

 新潟アルビレックスBBさんのホームアリーナはケータリングも充実。長岡駅のぽんしゅ館にある有料試飲(ここもおすすめ)でキャッキャしたのと、呑んでしまうと撮る気力がなくなってしまうので控えましたけども、日本酒もしっかりあるのは流石だなと思いました。

 そんな中でせっかくだからと食べたのが選手プロデュースメニューのフルーツサンド。最初は佐藤公威選手プロデュースメニューのいちごのにしようと思ったんですが、お店の方が五十嵐圭選手プロデュースメニューと勘違いされて……まぁ、いっかと食べて、お値段分の味はしっかりとあるのを理解していました。

 って、一玉3500円のメロンとか食べたの初めて……。

■締めとして

 久々に「はじめまして」のホーム開催、ホームアリーナでしたけども、ちょっと旅をして観戦をして美味しいもの食べて呑んでってなると、新潟アルビレックスBBの色々は強いなと感じました。

 駅からのアクセス、雨や雪でも一切濡れないで会場入り出来るのは素晴らしいく、電車でのアクセスで考えると、ここまでお邪魔したアリーナの中でも上位クラスかなと思います。

 環境回りで考えても、ケータリングの充実と同じ敷地内にあるセブンイレブンという強さ。アリーナから宿への距離、宿からごはん屋さんへの距離等々、観戦環境や観戦からその後の色々という取り回しはホント、過去最高でした。

 現状の状況が状況ではありますけど、今後飲食とかの規制がなくなったら、便利で渋滞知らず、しかも呑める公共交通機関利用限定のチケットとかメニューあったら楽しいのかなぁと。

 今回も駅ビルの CoCoLo長岡でチケット見せると各種割引とか特典があった(ぽんしゅ館で試飲コイン+1)んですけど、JR東日本の新潟支社さんと組んで、観戦チケットと新潟県内の各都市との往復乗車券のセットとか、そんなのもあったら楽しいかもなぁ、なんてことを翌日の移動の車中で思ったんですけど、在来線の列車本数、もしくは新幹線料金がネックだよなぁとか、地元の集客って考えると色々大変なんだろうなぁとか、そんなことを思っていました。

 逆に言うと、旅情編というか移動が前提になっている遠征民にはほんとにおすすめしたいです、長岡。

 アリーナ自体は一階指定席のシートピッチの狭さは(大柄な人なので)ちょっと気になりましたけど、選手までの近さと座席角度はかなりいい塩梅かなと。光量に関しても野良カメラが撮るには十二分でしたし、何よりいいのが壁面が白というシチュエーション。

 素直な照明の色、十分な光量、合わせやすい壁面の色と、諸条件はほんとにかなりいい塩梅なのかしらと思いながら撮って遊んでましたけども、照明のパターンや演出が初見だったので、その経験値不足をこれまでの経験で折り合いを付けながら楽しくやらせてもらいました。

 ただ、公式さんの魅せ方に関しての情報がそんなになかったり、ざっくりとアリーナを見渡していて、ビジターの渋谷ブースターさんとホームの新潟ブースターさんの野良カメラ率の差が結構あるなと。

 気質なのかどうかと言う所は分かりませんけど、楽しいを突き詰めて行けたら、それに呼応して残して伝える人も増えるんじゃないかなと思うんですけど、どうでしょうね。

 アルビレックスチアリーダーズの皆さんのアクトは2010年のマツダオールスターゲーム2010以来……とはいっても、おそらくというか、ちゃんと見たのは今回が初めて。

 各新潟アルビレックスの皆さんのところに出演してという形で、独立した運用をされているのかなと思いながら見ていたんですけども、なんと言いましょうか、いい意味でも悪い意味でもどこにでも対応出来るような構成で運用されているのかなという印象が。

 応援を盛り上げて行くという姿、チアスピリッツという部分では間違いないんですけども、他のアリーナの皆さんと比較してしまうと、魅せるという部分ではちょっと弱いのかなと。

 おそらくアクトのベースにあるのはサッカーのフィールドで動きなんじゃないかなと思うんですけど、応援の盛り上げに終始してしまうのは、スポーツエンターテイメントとしてはちょっともったいないよなぁと皆さんの動きを見て感じた私。

 後半のあと一押しってシーンとか、競っているシーンだとアリーナ全体でチームにブーストをって言う流れがしっくり来るのかなと思うんですけど、そこを臨機応変に切り替えて魅せることが出来たら……だいぶ違うんじゃないかなと。

 実際、他のチームさんがどういう流れでどういう風に入れているのかってところまではお客さんから見ても分からないんですけども、オープニングやハーフタイムのところ以外でダンスを魅せるって言うセクションがあってもいいよなぁってみなさんのアクトを見て感じました。

 あとは今回見た限りですけども、アルードくんの出番はもっとあってもいいんじゃないかなと。

 開始前に会場内をうろうろしつつ……からのセレモニー、選手のアップ参加、全選手入場、スターティング5登場。試合中はアルードタイムというフリースロータイムやハーフタイムのスポンサーイベント盛り上げがありましたけども、まだ足りないんじゃないかなと。

 どうしても無理そうだなぁとか、制約ありそうだなぁとか、体力的にインターバルとらなくちゃってところ以外は、ホーム側にチアさんが集約しているのを逆手にビジター側でアルードくんが何かしら動いててもいいんじゃないかなと、全体的なお客さんの入りとかホーム&ビジターの混じり具合をぼんやり見ていて感じました。

 他には……MCさんの盛り上げや進行に違和感はなくと。ホームだけじゃなく、ビジターチームのネタを拾って入れて行ったらいいのになんて感じるところもありましたけど、概ね聴いてて嫌な気持ちにはならなかったですし、応援を盛り上げて行くという部分ではむっちゃいい感じだったんじゃないかしらと。

 あとはキャラとチアが共に魅せるアクトってのもやっぱり欲しいよなぁと。お邪魔した翌日はコラボしたシーンがハーフタイムにあったと聞いておりますけども、これが常設で共に魅せるようなアクトがあったら楽しいですよね。

 試合の方は……ライアン・ケリー選手の復帰でほぼいつも通りのサンロッカーズ渋谷さんと、育成と色々とが中々かみ合わない新潟アルビレックスBBさんという、そんな印象。

 チームとしての完成度の差というか、渋谷さんのまとまりは凄いなぁと言うのが。ビシッと決まったときの強さはやっぱり凄いなぁと。

 新潟さんのほうはロスコ・アレン選手のエグい動きとか、五十嵐圭選手の華のある動きやブザービーターが印象に残るモノの、動きが渋谷さんに読まれてたのかな、なんてシーンが結構多くて。

 意思疎通の問題なのか、戦術戦略的な問題なのか、ルールとか本当に詳しくないので分からないんですけど、ちょっとスティールされるシーンが多かったのが。

 林選手と柏倉選手の関東でしっかり見てました組(川崎と東京Z)にはもっともっと頑張って欲しいなぁと思いつつ、前に見たときよりも活性が上がっていたのはなんか嬉しく……。

 試合自体もエンターテイメントの部分も光るポイント多いなぁと言うのに気付きつつ、余地が一杯あるなぁと言う印象。ゆっくりかもですけど、どう進化していくのか、気にしてみるのは楽しいかも知れないなぁと、そんな感想を持った初めての新潟アルビレックスBBさんのホーム初観戦でした。

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 さて、次回はこの新潟県長岡市の翌日……に東京都大田区に戻っての大田区総合体育館、アースフレンズ東京Zと佐賀バルーナーズの試合で見た色々を書いていきます。

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