プロ野球がすっかり開幕して、そのビッグウェーブに乗ることなく籠球方面の締めくくりに向かって突き進む昨今。

　この疫病の状況下、ここまでも一回、今年1月頭の試合を罹患の影響で工程変更を直前で余儀なくされた私。福島行き予定が飛んで、桐生で群馬戦を見たのも記憶にありますけども、この週末も予定していたところが中止となりまして。

　考えたくないですけど、全行程がと言うならば、行程取りやめにしてというのは組む方としたら楽。楽なんですけども、現時点では日曜の予定は未だ健在。

　某先日エンドロール、ピリオドが打たれたアニメの聖地巡礼ツアーを行うのもいいかなと考えたんですけど、やっぱり試合が見たい、アリーナの空気感を残したいと急きょでもなんとかなる、日曜に繋がる行程を見つけて手配を……。

　罹患した選手、スタッフさんの回復を祈りつつ、ほっっっっと、何があるかわからない状態が早く落ち着くことをただただ祈りたいです。

■試合情報

　第29節
　宇都宮ブレックス 99-55 三遠ネオフェニックス
　ブレックスアリーナ

　※詳細スコア

■移動手段

　この日はまだまだ青春18きっぷの旅の途中でした。

　相模線 八王子行き
　　(出発) - 八王子 8:20
　中央線 特別快速 東京行き
　　八王子 8:39 - 新宿 9:17
　湘南新宿ライン 快速 宇都宮行き
　　新宿 9:25 - 宇都宮 11:08

　神奈川からざっくり3時間で着。すべての路線で座れているので、疲労感は皆無でした。早起きは早起きでしたけど、ほぼ寝てましたしね(笑)。

　観戦後の戻りもほぼ同じルートですが、大宮から一気に武蔵野貨物線を使って抜けるむさしの号に繋がったので、行きよりも乗車時間は短くなっています。

　宇都宮線 快速ラビット 上野行き
　　宇都宮 18:40 - 大宮 19:45
　武蔵野線直通 むさしの号 八王子行き
　　大宮 19:52 - 八王子 20:43
　横浜線 東神奈川行き
　　八王子 20:54 -橋本 21:06
　相模線 茅ヶ崎行き
　　橋本 21:10 - (帰着)

　夕飯の餃子二枚とチューハイがいい塩梅に効いたものの、時間がなくてそのまま乗車。列車におトイレあったはずだよなぁと、行きの記憶で乗車したものの、車両の配置が宇都宮線系統で異なり、大宮で慌ただしく済ます……と、おトイレ近い階段で助かりました。

　むさしの号があるのとないのとで、トータル30分ぐらい乗車時間が違うんですけども、大宮から新幹線にご乗車の皆さん向けにむさしの号系統も多くなったらいいのにと本気で思います。

■man of the match(宇都宮ブレックス)

　宇都宮ブレックスのmonは渡邉裕規選手。

　今シーズン、宇都宮ブレックスさんの試合を見るのが3試合目。前回の大田区総合体育館ではベンチ入りしなかったということもあって、今季初めて渡邉選手を見て撮ったんですけども、華があるなぁと。

　プレイタイムを見ると12分ちょいだったんですけど、その中でのディフェンスの強さだったり、スリーポイントシュートとフリスローをきっちり全部決めていったり、見せ場をしっかりと作っていくあたり、流石だなぁと。

　渡邉選手なんかも前回のまとめで書いた「お友達の推し選手、いいシーンの写真を見せてもらって、撮りたくなって撮ったら楽しかった」選手の一人なんですが、いろいろな皆さんの推しの話をもっと一杯聞いて見て、自分の知識や経験を蓄積していきたいですね。

　あと、渡邉選手は試合中のベンチでの様子が可愛らしく。比江島選手にギュッと抱きついているシーンをみて、これはラブリーシーンだと内心笑いながら撮っていました。

■man of the match(三遠ネオフェニックス)

　三遠ネオフェニックスのmonは津屋一球選手。

　前回、豊橋総合体育館にお邪魔したときにもプレーを見ていたんですけど、今回の動き、ハッスルしている姿というのが印象に残りました。

　各チームで特別指定選手として活躍している皆さんを輩出している東海大出身、更にキャプテンだったという津屋選手。

　今年1月に特別指定選手として入団後、そのまま選手契約で活動していくと言うのをニュースとして知って、どんな選手なんだろうと調べていったら、これまでの経歴その他が興味深い選手で、色々とネットにアップされている記事を読み漁って、今度の観戦のときはしっかりと残していきたいなと思っていました。

　この日の試合開始前からの動きを追っていたんですけども、何を話しているかってところまではわかりませんけど、いろいろな選手とコミュニケーションをとっているシーンを見かけて、なんかおぉ……と。

　宇都宮ブレックスだと、テーブス海選手とものすごく長くお話してたシーンが印象に。オンとオフじゃないですけど、試合中はものすっごくバッチバチだったのもあって、その姿が印象に残っています。

■Cheer of the Match

　宇都宮ブレックスのチアさんたちはBREXYさん。2年前の印象と変わらずアクトがかっこいい印象はぶれなかったです。

　ここまで訪れた各アリーナの皆さんと比較すると、多少登場シーンを絞っているのかなとか、そんな印象がある中、ざざっと撮っていてのCOMはNANAKAさん。

　2年前にお邪魔したときもざざっと撮っていて気になるチアさんだったんですけど、後半からの登場に気づき、久々に残せたのは嬉しく。小柄で細身な姿から魅せてくるキレのある動きは撮ってて楽しいと言うか、撮っててかっこいいなぁと。

　そのかっこいいをどう残すかって、流しの観戦者は本当に一発勝負でしかないんですけど、現地ではその一発勝負の楽しさに一喜一憂して、またここに来ようという原動力になるかなと。

■Character of the Match

　宇都宮ブレックスのマスコットは黄色いくまのブレッキーさん。プロフィールを見るとインディアナ州出身の外国籍……の割に動きの色々はかなり日本にアジャストしてきている気がします(笑)。

　そしてブレッキーさんとともにアリーナで頑張っているピンク色のくまさんはベリーちゃん。こちらもプロフィールを確認すると栃木県出身ですぐにロスアンジェルスに移住、NBAダンサーを夢見ているとか、細かい設定が。

　そんな面白い設定があるおふたりなんですけども、試合中もタイムアウトにちょいちょい出てくるモノの、若干少ない印象が。ブレッキーさんは過去に登場していた、アップシーンでの出番が減っていて、BREXYさんのアクトの横に出てきて自由にやってるシーンも減少気味……。

　替わりにベリーちゃんがBREXYさんたちと合わせて踊っていたり、ブレッキーさんのマスコットオブザイヤー投票の呼びかけを試合中も試合終了後もやっていて、けなげだなぁと言う、そんな印象。

　ざっくりと一日見ていて、ブレッキーさんをもっと自由にというか、野放しにして貰って、そのトリッキーさを魅せていった方が人気になるんじゃないかなぁとか、すっかり塩漬けされてしまっているようなTwitterアカウントをしっかりと使って選挙戦を戦っていった方が良かったんじゃないかなとか思うんですけど、どうでしょうね。

■フックに引っかかった演出曲

　今回の試合で見てて、後半アクトで使った楽曲が印象に残りました。

　This Is Real/Jax Jones feat. Ella Henderson

　前半はアクト自体が少なめだったので、正直もっと見てみたかったですし、皆さんの動きとか魅せ方を残したかったんですけども、後半からはみなさんがビシッと魅せてきてと言う。

　初見でさらに2年ぶりというブレックスアリーナでみる皆さんの色々は頭の中で色々を構築する前に終わってしまった感は何となく残るんですが、また来年、何かしら皆さんの姿を残せたらなと思います。

■行き来の飲食

・ラーメン豚珍

　今回のお昼はお馴染みの二郎インスパイア。丁度ブレックスアリーナの近くにおあつらえ向きのお店があったので、その日のチケット確保都合やその後の時間にあわせて、神奈川から宇都宮に向かっていました。

　麺量その他を検討して中盛りにブタを一枚増してという。開店とほぼ同時にお店に入ったのと、まぜそばを注文したお客さんが多かったので、着丼は比較的早め。

　味自体は一般的なというか、オーソドックスな二郎インスパイア。ヤサイをアブラで食べてから麺に取りかかってと言う流れだと、スープもそこまでしょっぱく感じない(ヤサイから出る水分で丁度良くなってた風)のがいい塩梅でした。

　次回、ブレックスアリーナにお邪魔することがあったら、夜に向けて麺量を減らしながら、レッドマウンテンという高みを目指していきたいなと思いました(笑)。

・満天家 宇都宮駅パセオ店

　せっかく宇都宮に来たので、お腹はあまり減っていませんでしたけど、餃子を食べて帰ろうと駅周辺のお店を見ていると、夕飯時というのもあって結構な行列が。駅ビル内のお店で過去に行ったところとかを見ていて、餃子が食べたいんだと、チューハイが飲みたいんだと捜していたんですけども、丁度良く宇都宮FOOD HALLに栃木県内を中心に展開している満天屋さんが。

　栃木県内の食材を使ったお店が集まって、ちょっとおしゃれなフードコート的に展開している宇都宮パセオの中のお店だったんですけども、そこまで混んでいない、ゆったりと過ごせる感じのところに餃子二枚、そしてレモンチューハイ……。

　ただただ幸せでした(笑)。

■締めとして

　2019/2/10以来、約2年ぶりの訪問となったブレックスアリーナ宇都宮。その頃よりもちろんお客さんの数を制限しての開催になっていますけども、変わらぬ熱量、変わらぬ黄色というは流石だなぁと。

　試合自体、総合力の差がというか、宇都宮ブレックスさんの強さがちょっと目立っていたのかなと。序盤は三遠さんもなんとか食らいついていたモノの、すっと突き放され、そのまま加点できずという。

　圧倒的なというか、ただただ強いなという印象のあった宇都宮ブレックスさん。最大のファンサービスである勝利をブースターさんに届けてという部分では申し分ないというか、十二分だと思うんですけども、それだけではもったいないというか、アリーナエンターテインメントという部分ではちょっともったいないよねって言う部分も。

　今の状況が状況で従来の演出が出来ていないというのもあるのかなと感じる部分もあるんですけど、キャラクターにしてもチアにしても登場シーンが減っているんじゃないかなって。

　二年前の状況から比べると、疫病の影響って本当に大きいんだろうなぁと思うんですけど、そんな中でも何かしら攻めて行って欲しいと。前半のタイムアウトの時のブースターさん参加企画の時にコート上で何もないというのはちょっともったいないなと。

　ブレッキーさんとベリーちゃん、チアさん達が単純にコート上で盛り上げているってだけでもいいと思うんです。コーナーに参加するブースターさんを見て貰いたいって誘導なのかなとは思うんですけど、参加する方を盛り上げるという意味でもスポーツエンターテイメント班(キャラとチア)はコートにあって欲しいんですよね。

　ゴール下での動きを見ていると、応援を盛り上げるというスタンスが強いのかなぁと思うBREXYさん達ですが、もっともっと活躍の場を作っても、時間を有効に作ってもいいんじゃないかなと、皆さんの動きを見ていて思いました。

　あとはキャラたちのお話でも書きましたけど、ブレッキーさんもベリーさんも、ある程度の枠は作ったとしても、もっと自由に動けたら、そのキャラクターが広く伝わるんじゃないかなと。

　ぱっと見の可愛らしいというところでは、どうしても色々と他のスポーツのキャラたちをひっくるめて研究してきてる後進勢力が強いと思うんですけども、ブレッキーさんとベリーちゃんは酸いも甘いも噛み分けたマニア向けというか、細かいところでマスコット好きのツボを刺激してくるので、もう一段、何らかの爆発力があれば、もう一段、面白さに気付いた皆さんの発信があればと、その動きを見てて思いました。

　このあたり、ぱっと見では伝わりにくいキャラクターの「個性」という部分は公式とかでは伝えきれない、現地に行かないと分からない部分だと思うんですよね。公式が伝えきれない、市井の人だから気付く色々というのは確実にあると思うんですけど、そういう所に気付いて貰うためにも、もっともっとあの熊たちは野放しでいいんじゃないかなと、そんなことを思いました。

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　さて、次回はこの日の翌日、久しぶりの静岡市中央体育館で見た色々のお話。この日もおいもの妖精の稼動時間は少なかったのですが(笑)、しっかりと爪痕を残していた、その様子をざっくりと書いていきたいと思います。