見出し画像

『1%の努力』読んでみた✨

目次
1.前提条件
2.優先順位
3.ニーズと価値
4.ポジション
5.努力
6.パターン化
7.まとめ

「99%の努力と1%のひらめき」というのは、発明家エジソンの有名な言葉だ。
これの真意をみんな誤解している。
本当は、「1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄になる」ということを言った現実的なことばだ。しかし、「努力すれば道が開ける」という表現で広まっている。
発明の世界では、出発点が大事だ。
「光る球のようなものを作ろう」
そういう考えが先にあって、竹や金属の材料で実験したり、試行錯誤を重ねたりして努力が大事になってくる。ひらめきもないまま、ムダな努力を積み重ねて行っても意味がない。耳障りのいい言葉だけが広まるのは、不幸な人を増やしかねないので、あまり良くない。そんな思いから、この本の企画が始まった

1.前提条件

前提が異なると、物事の受け取り方は異なる
「月5万円あれば暮らせます。残りは貯金に回して下さい」僕がそう言ったとする。
「なるほど、わかりました!」
と素直に受け止めて実行する人と、
「いや、それはお前だからできるんだろう」
と反射的に批判する人に分かれる。

「理論的にわかっている」と「感覚的にできそう」は似ているようで全然違う。
どう違うのか。
「誰だって一円玉くらいは頭を下げてお願いすればくれる。だから、1億人から1円玉を集めれば、1億円が手に入る」これば、理論的には正しい。けれど感覚的にできることではない。
「月5万円あれば暮らせます」こう言われたときに、学生時代や社会人一年目のお金がなかった頃を思い出し、感覚的に「貧乏だったけど、それなりに工夫してやってこれたな・・」と思える人は、僕の話を理解してくれる。
一方で、子供の頃から何不自由なく暮らしてきて、実家ぐらしで給料の殆どを自分のご褒美に使ってきたとしたら、理解できないだろう。

『この人とは前提が違うんじゃないか?』考え方が異なる人が現れたら、この言葉を思い出して自分の頭で考えてほしい。そうすることで偏見がインプットに変わる。
違和感を楽しめる思考や目の前のことを楽しめるスキルは、長い人生でもきっと役に立つはずだ。

「頑張ればなんとかなるかもしれない」と普通の人は思ってしまう。しかし、これが意外と危険であると思うのだ。

チャンスというのは突然やってくるものである。
本を読んで知識を蓄えたり、一生懸命に人脈を広げたり、情報のアンテナを張ったりすることは努力でできる。それは、チャンスが訪れる可能性を高めることである。しかし、チャンスは一瞬で目の前を通り抜ける。

スケジュールに余白がないと頭の中はパンクしてしまい、視野はどんどん狭くなる。ヒマは全力で作っておいたほうがいい。時間は余るものじゃない。作り出すものだ。

「片手はつねに空けておけ」

2.優先順位

ある大学でこんな授業があった。
「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きなツボを取り出し、そのツボに一つ一つ岩を詰めた。壺が一杯になるまで詰めて、彼は学生に聞いた。
「このツボは満杯か?」学生は「はい」と答えた

「本当に?」そう言いながら教授は砂利を取り出し、ツボの中に流し込み、そしてもう一度聞いた。
「このツボは満杯か?」学生は答えられない

その後に、砂、水をいれて。彼は学生に最後の質問を投げかける。「僕が何を言いたいのかわかるだろうか?」
一人の学生が手をあげた。
「どんなにスケジュールが厳しいときでも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込むことは可能だということです」

「それは違う」と教授は言った。
「重要なポイントはそこではないんだよ。この例が私達に示してくれる真実は、大きな岩を先に入れない限り、それが入る余地は、その後二度とないということなんだ」

君たちの人生にとって「大きな岩」とは何だろう、ここで言う「大きな岩」とは君たちにとって一番大事なものだ。それを最初にツボの中に、入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失うことになる。
もし君たちが小さな砂利や砂、つまり、自分にとって重要性の低いものからツボを満たしていけば、君たちの人生は重要ではない「何か」に満たされたものになるだろう。
そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果、それ自体を失うだろう。

3.ニーズと価値

世の中のことは2つに分けられるという。
「やりたいけど、できない」
「できるけど、やりたくない」
その2つだ。だからみんな悩んでいる。
「やりたい」よりは「できる」から初めて、少し背伸びするくらいのレベルにすればいい。
「やりたい」と、「できる」の間を徐々に埋めるような感覚が近い。
最初から「できる」に「好き」という感情が絡むと、少しめんどくさい。センスの領域に入ってしまい、趣味にするのはいいが、安定収入にするのは向かないのだ。

「この体験が、なくなったら困るな」とあなたがそう強く感じられるものを安定収入にするのがいい。あるいは人生を捧げてもいいかもしれない。
そこには第三者の意見が入る余地はない。
「喜んでいる人の笑顔がみたい」
「社会の役に立ちたい」
「市場性がある」

こんなものは、全て後付けだ。あるいは、就活サイトが作り出したキレイゴトだ
「それがないと自分が困る」
核にあるものは、これしかない

新しいものが登場してきたときには、大衆の意見に流されないようにしたほうがいい。それは、マジシャンの手品を見て、「すごーい」と言っている観客の意見が参考にならないのと同じだ。
プロのマジシャンがみて、「これはタネがわからない」と絶賛するマジックは価値がある。できるだけ専門家の意見を参考にしよう。

すべての物事を自分で判断するのは難しい。

4.ポジション

世の中は、本当にみんな同じことしか言わない。
そんな中で、ちょっと違う視点からモノが言えれば、一気に抜きん出ることができる。
もちろん、常に斜に構える必要はないのだが、一度頭の中だけでも逆張りで考えてみることをくせにしておいたほうがいい。
できれば「逆にこういうのはどうですかね」と、前置きした上で、口に出してみる。発言をしてみる。
その積み重ねで自分だけのポジションを確立していけるはずだ。

普段、生きていると、「大勢の中で一人しかいない役割」に出くわすときがあるだろう。学校であれば委員長を決めるときだったり、職場であれば飲み会の幹事をやるときだったりだ。
大勢の中でー人しかいない役割は、特殊なポジションとしてメリットが発生する可能性が高い。
だから、あまり後先のことは考えずに、手を挙げるといい

「特殊なポジションにてを挙げる」

5.努力

ここでは、「1%の努力」の中身について詳しく話そう。
最小の努力で最大の成果を上げることが、その人の生産性になる。いくら過程で頑張ったとしても、大事なのは、「結果」だ。結果を出して、最後にトクをする人になることを考えるようにしたい。

「最後に勝つにはどうすればいいか」
それをにらみながら、つねにでかたを考えておくようにしたい。

イチローさんが「努力を努力だと思ってる時点で、好きでやってるやつには勝てないよ」と言っていたが、僕もそれは正しいと思う。
好きではないものを強要されると、人はそれを努力と感じてしまう。
例えば、会社組織で、社員が努力しないと回らない会社と、ダラダラしていても回る会社があったとしたら、きっとダラダラやって回る会社のほうが安定する。徹夜してどうにかクリアしても、それを毎週やっていたら体を壊す。本人が好きでやっているのはいい。でも、「自分がやっているからお前もやれ」と言ってやらせるのは、ちょっと違う。

「成功した人はすべからく努力をしている」みたいな神話があるけれど、努力していると思われるかどうかの問題だ。
いろいろなところに手を広げ、勘所を探り、うまく行きそうなものだけに集中する。そして、うまく行ったら、それが「努力だったのだ」と後付けされる。それが真理だ。
「たまたま」を持とう。努力を押し付けるのはやめよう。それだけで、世の中はもっと幸せになるだろう。

なぜ努力神話があるのだろうか。
それは、ごく一部だけ「努力できる」という才能を持った人がいるからだ。努力できる才能がなければ、いくら頑張っても、正攻法では彼らに勝てない。何かを成し遂げるために頑張らなければいけない場所を選んだ時点で、ちょっと頑張っただけでうまく行ってしまう人に本気を出されたら、すぐに先を越される。
だから、自分にとって頑張らなくても結果が出る場所に行ったほうが、絶対にうまくいく。逆説的な話だが、それが真理だ。

「競争のいらないところに張る」

6.パターン化

仕事をする人は、次の3タイプに分かれる。
①0から1を生み出す人
②1を10にする人
③10を維持しながら11.12にしていく人

①自分のアイデアを愛し、周りを巻き込みながら没頭することができる人。アイデアに対する自信は、時に武器に、時に足かせになる。

②出来上がったものを、改善大きくしていく。コネや経験を持っていることや、人付き合いがものをいう。

③成長が止まったあと、それを維持する人。大企業に就職して忍耐強く働くようなタイプ

仕事のタイプについて、話してきたが、自己分析のために、もう一つ僕が勧めている方法がある。
それは、小学校時代の「夏休みの宿題」への取り組み方だ。それによって才能のタイプは見分けられる。

①早めに終わらせる、あるいは毎日コツコツやるタイプ
②自由工作や絵などに時間をかけて取り組むタイプ
③最終日が迫って来て慌ててなんとか間に合わせるタイプ

それぞれにあった部分を集中的に鍛えれば、頭一つ抜きん出た存在になれる。

①一見すると凡人のように見えるが、計画性があるのも素晴らしい才能の一つだ。
勉強に向いているので、知識を貯めて行く方向で頑張るといい。知識だけということになると頭でっかちのように聞こえるが、経験と結びつけば、あなた特有のオリジナルな考えになる。その方向を攻めてほしい。

②時間をかけても仕方ないようなことに、時間をかけてしまうタイプ。教師を納得させることより、自分納得することの方に重きを置く。もしかすると、人嫌いかもしれないが、一人で黙々とできる事も才能のうちだ。社会ですぐには認められないようなことに、ぜひ取り組んでほしい。本業でも副業でも、趣味でも構わない

③突発的なことに対処する能力があり、「ヤバイ、ヤバイ」と言いつつも、心のどこかで祭りのように楽しんでしまえる才能がある。
リスクマネジメントや、対人による交渉ごとに向いている。そのスキルを磨こう。

さて、あなたはどのタイプに当てはまっただろうか。

自分について知ることができると、自分に甘い人生を設定できる。
自分に甘い人生は、何よりも楽しい。
だって甘いのだから。
「明日やれることは、今日やるな」
宿題をほったらかしにしたまま、ゲームをしているときの罪悪感は、ある種、恍惚だ。でも、その喜びを味わえるかどうか。それはタイプによる。
あなたは、どうだろう。

まとめ
自分が気になったところのみ
抜粋しました。「1%の努力」著書のひろゆき
さんの思考(頭の中)が詰まっていてとても、勉強になりました✨😊人生をゲームに例えると、ひろゆきさんは裏技、攻略法を知っているような、面白さがあります✨ぜひ、読まれてみては!?実は『7.余生』の章が本来はあるのですが、1%の努力でやれる範囲だけ載せました。

疲れたので、やめただけなんでけど(笑)

ではまた〜😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?