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足りない時はプリンを買ってた


高校1年生の時、かけがえの無い友人らと出会い、毎日毎日お昼ご飯を共に食べた。
それぞれの両親は毎日毎日お弁当を拵えてくれた。
各々の創意工夫が凝らされたお弁当の日々は本当に素敵だった。
どんなおかずが入っていたかは全然覚えてない。


また私たちは3人組で、机をくっつけるときは、2対1にならないように、真ん中に三角形の空間ができるように机をくっつけて食べた。
教室後ろっ側の少し窓際(黒板向かって左側)エリアが、なんだか強く印象に残っているね。

私たちは「頂きます」をしてからはほぼ無言のもぐもぐタイムがあった。
他のグループから見ると少し異様な光景らしく、「(喧嘩的な)何かあった?」と聞かれることもあったが、なんてことはない。
ただただあまりの空腹に喋る余裕がなかったのだ。笑

そんな食べることへの執着強すぎな私たちは、地元を出てから色んなフードアドベンチャーを繰り広げており、
代表例はタイ料理。

甘い、酸っぱい、辛い、塩っぱいの全てが際立っていて、その他のスパイスによる新しい味覚や嗅覚が楽しくって、
我々が逢瀬の際は大体タイ料理食らうみたいなところがある。
タイ料理は最高だ。

そんなこんなで出会って以来10年間、一歩一歩踏みしめながらかけがえのない友人らと生きていくことができた。
自分にとって絶対的な味方が居ることで、何度救われただろうか。
15歳の時に想像できなかった、素敵な時間が25歳の人生の中を流れている。

私は帰省した際に、両親との時間がたいせつで、ひとり暮らしのアパートに戻りたくないと
痛感しながら、空港へ向かう車の中で泣くことがあった。
(今でも何ならウルってる。)

そして、かけがえのない友人らと過ごす週末が終わり、社会人の平日に向けて日曜夜を過ごした最近のある日、ちょっと泣いた。

この信頼関係は、かぞくなんだなあ。

肩の力を抜いて、かぞくがしてくれるように、
自分のことをもう少したいせつにしたいなあと思っているところ。

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