「想い」が人を動かす。
提案書をみておどろいた。
そのイベントはわたしが想像していたイベントとだいぶ雰囲気が違っていたから。
企画編集を担当した「本当の頑張らない育児」という育児漫画を読んでくださった某自治体から講演の依頼がきたのは去年の夏の終わり。
せっかくの機会だからとダメ元で講演ではなくワークショップをしたいと伝えて、実際に講演+ワークショップをさせてもらうことになった。
メールで内容を相談していたのだけど、正式なご依頼ということで先日わざわざ新幹線に乗って上司の方と打ち合わせに来てくださった。
そして、お話をしていたら
・お母さんたちがリフレッシュしてお話できるように託児を用意してはどうか?
・リラックスできるように音楽を流そうと思っているのだけどどうか?
・せっかくだから漫画の一部を拡大図印刷して展示したい。
・本を購入するので作者のやまもとりえさんサインをいれて参加者にプレゼントしたい。
などなど、たくさんの提案と相談をいただいた。
担当者の方に子どもはいない。
だけど、イベントに参加するお母さんたちにまっすぐ向き合おうとされていて「いいイベントにしたい」という気持ちがものすごく伝わってきたのだ。
イベントは世界観をつくることだ。
大きなことから細かなことまでこだわろうと思えばどれだけでもこだわれる。
だからこそ、ひとつのイベントをつくりあげることには大きな労力がかかる。
その担当の方はその労力を惜しむことなくイベントに注ごうとしていた。
ひとりの「想い」に、人の心は動かされる。
きっといいイベントになる。
そうなるようにわたしも準備をするのだ。
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