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【パリ旅行】はじまりの夜

定時で仕事を終え、ニコニコしながら家に帰ると、母が鍋をつくって待っていてくれた。

初めてのパリ旅行。
初めての海外ひとり旅。
私は旅の前夜をむかえていた。

旅の始まりは母の鍋。

今回の旅は関西空港まで夜行バスで移動する行程をくんでいた。
夜行バスが出る駅まで母が「送ってあげる」と言ってくれたのだ。

普段は一人暮らしの私。
家に帰って「ただいま」を言うと「ただいま」が返ってきた。嬉しい。

そして、いい匂いが漂っている玄関。
あれ?お母さんがご飯作ってくれている?
ニコニコがニッコニコに進化する。

来てくれることは分かっていたけれど、
ご飯をつくってくれることは知らなかったので嬉しいサプライズだった。

ワクワクと同じくらい旅への不安もあって、暖かい母と我が家はそんな私をほぐしてくれる。

母と一緒に鍋を食べて、パリについてお喋りして…。高まる気持ちがなだめられながら、増幅されていく。

おなべ、おいしい。

また、「気をつけてね。」っと送り出してくれた上司や同僚。2日程お休みを頂く予定だったのに大変ありがたい。
お休み中に仕事上でトラブルがおこっていないかどうかが不安ではあるが…。

母にも「いってらっしゃい」と見送られて、すごく恵まれているなと感じる。

夜行バスはWILLERバス
お馴染み、ピンクラインの入ったバスが来てくれる。
無事にぐっすり眠ることができ一安心。
大阪についた時刻は朝の5時。外はまだ真っ暗で、どっちに行けば大阪駅につくのか分からず少しだけ迷った。
日本で迷ってちゃ、この先が思いやられるよ!って自分の事ながらに思う…。

出国の手続きを終えて、制限エリアへ。
リニューアルの最中らしく、綺麗だった。

いよいよ、パリへ!
制限エリアは私の気持ちをグッと高めてくれる。

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