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岩瀬名物『飛だんご』の由来を子孫の末裔が説明します。

富山市岩瀬の名物の一つに『飛びだんご』があります。

磯料理『松月』の右隣の『七福亭』というお店で売っています。

お店の住所は、富山市岩瀬港町36、電話番号は076-437-9605です。

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今年はコロナの影響もあり、販売時期が遅れましたが、7月1日から10月10日までが販売期間です。

定休日は木曜日と日曜日です。

お値段は1個が80円です。

お買い求めの際は、事前に電話予約されることをお勧めします。

さて岩瀬名物『飛びだんご』は現在、この七福亭でしか販売されていません。ここでしかと書いたのは、昔は数カ所で販売されていたようです。

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飛びだんごの種類は2種類で、きな粉とあんこです。

ではさっそく、この飛びだんごの歴史をひも解いて参りましょう。

『岩瀬名物飛びだんご』は明治初年に東岩瀬中町(なかちょう)附近で、七内さ・田野尻屋・方生屋など5軒が売り出していました。

岩瀬港より北海道松前や越後へ船出する人々は、こぞってこの飛びだんごを食べて、旅の安全を祈る習わしであったので、大変な賑わいでした。

現在は飛びだんごを売っている店は、岩瀬港町36番地の古部米次郎だけで、今でも昔の伝統を守り続けて誠実に作っています。

上記写真の包装紙に古部米次郎の名前があるのが確認できると思います。

古部家は戦国時代の岩瀬城主であった殿様の家来で、士分であった人の身内である『七内』(しちない)という人が作ったことから『七内さの飛びだんご』と呼ばれている。

『七内さ』は後年、『七福亭』と呼ばれ、家紋は福の神のおかめを七個配した家紋である。当主は轡田豊後守時代からの家柄ではないが、今に残る由緒ある家である。

※『轡田豊後守』が私の先祖であり、この飛びだんごに深く関与しています。記事の後半で詳しく説明します。

飛びだんごは明治の始めまでは米の粉へ塩を入れて、きな粉をまぶしたものであったが、後年甘いきな粉と、あんこの二種類となった。

だんごは純粋な米粉だから、腹もたれがなく、病人にも良いのが特徴である。

気候が味に微妙に影響するため、作る時期も一年の内、5月10日から10月10日前後までしか作らないということも、名物の真価を証明しています。

したがってまさに今の時期、この縁起と風味を慕ってお店が活況づいているわけです。

大量生産ではなくあくまで手作りであることにもお店のこだわりが見えます。

ではいよいよ、この『飛びだんご』の史実をお伝えしましょう。

【加越能名物往来】には岩瀬切団子の記述があります。

【三州名物往来】(元禄より元文年間に至る手習手本)には、

岩瀬飛団子の記述があり、元禄年間に既に飛団子が名物であったことを裏付けています。

富山市教育委員会作成の資料には『東岩瀬郷土史』より引用した下記の書面があります。

【飛びだんごと、くまの地蔵】

乱世の戦国時代、東岩瀬から浜黒崎まで美しい松並木が続いていた。

この松原に魔物が現れ、往来の者を苦しめるという噂があった。

これを聞いた武名高き大村城主『轡田豊後守』(くつわだぶんごのかみ)は大いに怒って魔物退治に出掛けると言い出し、単身松原の奥深く分け入った。にわかに大地が暗くなるや嵐の中から突如として飛びかかった毛むくじゃらの大きな魔物、互いに上になり下になりの大格闘、勝負はつきそうもなく、さすがの剛気な豊後守も身体綿の如く疲れてしまった。その時、どこからか飛んできて口の中に入った、だんごのようなもの、夢中でそれを吞み込んだ豊後守、急に元気を盛り返し魔物を組み敷くや刀でその胸元深く突き刺し仕止めた。その後、毎年魔物を退治した日になると、家来と共に祝うのを決まりとした。

このだんごの評判が土地の名物となり、厄除け、魔除けの飛びだんごを食べて旅をするならいとなったと言われている。また、その魔物を祭ったのがこの、くまの地蔵という。

魔物退治の轡田備後守に関する記述は、この他、【越中伝説集】にも掲載されています。

また大正時代には東京神田で『はぎのや』が飛び団子を販売しており、宣伝用に『飛だんご』という歌まで作詞作曲されました。

しかし現在は富山市岩瀬の『七福亭』のみが飛だんごを販売しています。

以上が岩瀬名物飛びだんごの由来です。

この話が真実か作り話かは定かではありません。

でも轡田豊後守の末裔である私としては、この逸話が多くの人々に夢と希望と力を与えていると信じています。

岩瀬名物飛びだんごを食べて元気を出しましょう!

そんじゃまたね!

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