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生涯現役宣言をします!

生涯現役という言葉を自分なりに定義すると、
『健康で、経済的に自立し、人と関わり続けていくこと』です。

47歳で脱サラし、中国で起業。その後タイで工場建設と運営を任され、約10年間海外で働きました。
そして現在はタイ工場の本社に当たる日本本社で再雇用中の身分の62歳です。
62歳になって65歳からの年金受給という年代が視野に入ってきたなかで現在の心境とこれからの生き方について日々考えていることをここで話したいと思います。
人生100年時代と言われ始め、日本人の平均寿命も男性81歳、女性で87歳と伸び続けています。
日本人男性の平均寿命から見ると私の場合はあと約20年生き続けることになります。
後3年後に迫った65歳で仕事をリタイヤし年金受給生活に入ろうと思えばできないわけではありません。

しかし懸念されるのは老後資金2,000万円~3,000万円問題です。
一応それなりの貯蓄できていますが、自分や家族の事故や病気、私と妻の母親の介護問題がどう費用負担増となり覆いかぶさって来るかは未知の世界なので現在の貯蓄高で十分かどうかが不安です。
じゃあいくらあれば安心なのかと言ってもその金額に上限は設定できません。今ある分で何とかするしかないとも思います。妻も同じ意見です。ある分でやるしかないでしょと言っています。
方や世界経済はコロナの脅威にさらされ、倒産、失業、リストラの嵐が吹きまくり、経済的に困窮する方々も増えています。日本だけで考えると少子高齢化の波が確実に進んでおり、アメリカ、中国、といった世界経済をけん引する国の勢いに助けられて生き残るというコバンザメ戦法もこれからは通用しない国になっていくのではないかという懸念もあります。幸いにも私は今の会社で給料を頂いています。
海外で働いていた時期に比べて収入は減りましたがそれでも妻との共働きで人並みの生活はできていることに感謝しています。
老後資産や年金生活が不安ならば積極的な資産運用をすべきという世論もあります。
株や投資信託、仮想通貨などですが、一応積み立てnisaは始めましたが少額なのでこれで大丈夫というわけではありません。今まで26年間のサラリーマン生活をし脱サラ起業し海外で働いてきましたが、資産運用については考える時間も余裕もなかったのが正直なところなので、その方面のノウハウはありません。だからといって今から勉強して投資を始めるというのも危険な感じがしています。

ならば副業だ。副業で副収入を得ようという考えが頭に浮かび、昨年の4月からyoutubeを始めました。
約120本の動画を投稿しましたが収益化まではまだまだ先の状態です。最低でも1年間は続けてみようと思いますので今年の4月まで頑張って投稿を続けその結果を見てその後を判断したいと考えています。

さて、資産運用、副業収入が難しいとなった場合、どんな手立てがあるのかと考えた場合、今回の話のテーマとなる訳ですが、生涯現役で仕事をするという選択肢があると思います。

生涯現役という言葉の定義ですが、私の理解は、妻と共に健康で自立した生活を送りいきいきと社会に関わり続ける事という事です。働くことの目的はお金のためではなく、自分の生きがいも含めて誰かと関わることによりその結果、社会貢献するという事を目指して行きたいと考えています。
当然働くことにより得られる収入があればもしかしたら年金受給を遅らせることができるかもしれません。
そして老後資金もさほど心配せず生きられるかもしれません。
そして何よりも人との関りを長く続けることにより生きがいを見出しながら日々を過ごすことができるのではないかと考えています。私の母親の今の状態を見るとこの考え方が一層切実に感じています。
現在同居している母親は87歳になります。おかげさまでボケもせず家の中を自分で歩くことが出来ます。
しかし家族以外の人との関りを非常に嫌がっています。なので一日中家の中にいます。
妻が作った食事を食べ、テレビを見て、妻にお風呂に入れてもらって寝るの毎日です。
デイサービスでも行って気分転換してこれば?と言っても頑として行きたくないと言います。
私と妻は働いているので日中は一人ぼっちで家で過ごしています。誰とも話さず外へも出かけない生活です。私の亡くなった父は自営業でしたので父が存命中、母は父の商売の経理役として、そして一家の主婦として忙しく動き回っていました。町内会の役員として、積極的に地域にも貢献していました。
そんな活動的だった母の面影は今はもはやありません。人と関わる事をやめてからこのような引きこもりの生活に入りました。確かに両ひざの手術や軽い脳梗塞にもなりましたが、思考もしっかりしていますし、ゆっくりですが自分で歩くことができています。
母はこのように余生は閉じこもりの人生を送るということを希望していたのでしょうか?
そんなはずはないと思いたいです。これが家業に邁進し、頑張ってきた人間の余生の過ごし方ですか?
自分が母と同じ状態になったらどうでしょうか?正直早く死んだ方がましだと思います。

ですから私は生涯現役を目指して行こうと考えている訳です。
妻と共に健康で自立した生活を送り、いきいきと社会に関わり続ける事を目指します。
さて、会社員は終わっている。早く自分の商品を作って独立すべきだとかフリーランスを目指そうとかビジネス系ユーチューバーが熱く語っています。確かに日本の終身雇用制度は崩れ始めています。
ゼネラリストよりスペシャリストが求められる時代です。自分の専門技能は何かで仕事が当てはめられる時代に変化しつつあるというのも確かに実感しています。40代で脱サラ、起業した私としては更にもう一度、独立起業するというのはどうかなと正直思っています。独立起業は経験上そう簡単にはいかないという事も知っているからです。しかし60代で独立起業される方がいるのも事実ですからその選択は全くないかと言えば可能性としては残しておこうと考えています。

じゃあこれからどうやって自立した生活を長く送っていくかという現時点での考えを少し話します。
最初に私の世界観を変えてくれたのはサラリーマン時代のヨーロッパとアメリカへの海外出張でした。
飛行機の窓から見えるユーラシア大陸を眺めながら世界はなんて広いのか、この広い世界のなかの自分の存在などなんてちっぽけなものか、そんなちっぽけな人間が悩むことなど塵に等しいなと思いました。
また初めての脱サラ起業した中国瀋陽市でのビジネスや現地での生活で感じた事は日本の常識は異国では通用しない、まさしく郷に入れば郷に従えという感覚とか、契約書の意味の無さ、騙される方が悪いのだという性悪説を現地で学びました。またタイで会社を設立し、工場を建て、スタッフを集め、現地生産を開始し、それを売るという経験やタイからインドネシアへのセールスのための出張を繰り返した経験からは東南アジアの国々の熱気、そこに暮らす人々の必死さ、反面朗らかさ、貧しくても毎日を楽しむという感覚を学びました。総じて中国とタイという異国での生活は私の人生観をも変えてくれました。
昨年の4月1日にバンコクから羽田空港に到着して約10ヶ月が過ぎましたが、未だ東南アジアで忙しく動く回り、一喜一憂しながら毎日現地スタッフやワーカー君たちと過ごした日々が非常に懐かしく思っています。話の前置きが長くなりましたが、私はこれからどうやって自立した生活を長く送っていくのかといことですが、やはりこれからも東南アジアと繋がった仕事をして行きたいという願いが強いのです。
今の会社での私が設立したタイ工場があります。私が採用した事務所スタッフやワーカー君たちが今も働いてくれています。しかし現地トップは後任者にバトンタッチしてきたので今更私がマネジメントする事はありません。できるとしても縁の下の力持ち的なバックアップ程度です。
ですからこの道に進むことはできないと考えています。
ではどうするか?
現在日本は少子高齢化の国ですが、若い労働者不足であることに変わりはありません。
製造業、農家、建築業、介護職、若い働き手が不足状態です。
今はコロナ禍のため日本へ来る外国人は制限されています。この状態は来年一杯続くと思います。
では2022年、世界で飛行機が飛び始めたなら、コロナ前のように外国人技能実習生が日本へ研修にやってきます。その受け皿としての役目を買って出ようと考えています。彼らは住み馴れた国を離れ、日本へ来て学びます。学んだ技能や知識を母国の発展のために使うという使命を帯びています。
そんな東南アジアの若い彼等、彼女たちを支援する仕事ができたらいいなと考えています。
そのために、私が学んだ中国語とタイ語では不十分です。最低もう一つの言語を習得しなければならないと考えています。62歳ですが新たなスキルを身に着けていこうと考えています。
今の会社で何歳まで再雇用してくれるかと考えるのではなく、自分の判断で転職できるような力を今のうちから蓄えていかねばならないと考えています。この仕事に狙いを定めたのはここ1ヶ月の事でした。
自分の今までの人生を振り返り、そしてこれからの人生をどう生きて行こうかと深く考えて出した結論です。健康で自立していきいきと人と関わっていくこと。これがこれからの私の進む道です。
私はここで生涯現役を宣言いたします!

そんじゃまたね!

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