60歳すぎたらやめて幸せになれること。『1.付き合い編』
新型コロナウイルスの感染拡大により、社会と経済の変化が加速しています。
確実に新しい未来が到来しつつあります。
いま人類は時代の大変換点に立っています。
新型コロナが変革を加速している理由は3つ。
①社会の在り方を大きく揺さぶったことで、現状維持の力が弱まり、それが変革を起こしやすくなった。
②今、日本に強く必要とされるのは『経済成長』である。
コロナ対策で日本の債券が膨張、飲食・観光業などの主要産業が瀕死の状況。
そして人生100年時代という長寿化の進展とWeb3をキーワードとする、テクノロジーの進化を経済成長の原動力に転換しなくてはならない。
③新型コロナは変革を加速させると同時に、個人・企業・国にとって将来に対するリスクへの対応力を試すストレス・テストの機会となり、変化に適応するための学びの機会にもなった。
このような状況の中で、我々60歳を超えたシニア世代はこれから何を考え、どう生きて行くかについて考えて行くシリーズを作って行こうと思いました。
目指すは、『人生100年時代に、自分らしく生きること』です。
考える事は多いのですが、切り口としては、『やめる・捨てる』です。
このシリーズを進めるにあたり、参考にさせてもらった雑誌を紹介します。
『60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと』
宝島社 2022年1月8日 第3刷発行 です。
これから述べる『やめる・捨てる』の具体策を教えてくれた人は、各界多岐に渡る専門家の方々で、そのほとんどが女性ですが、男性や夫の立場から見ても非常に参考になるものです。
女性はこんな視点で考えていたのか、自分の妻はこう思っていたのかなどと、皆さんの立場で考えてみられることをおススメします。
そして少しでも共感できるものがあれば、勇気を持って手放してみて下さい。
きっと背負ったリュックの中身が徐々に軽くなっていくのが実感できると思います。
雑誌中のアイデアを紹介しつつ、私自身の考えを加えながら話を進めていきます。
そして最後に、皆さんそれぞれが、『人生100年時代に、自分らしく生きるとはこういうことだな』と気づかれることを期待しています。
では最初のサブテーマ、1.付き合い編です。
①冠婚葬祭から失礼する。
この2年間で我が家が経験した冠婚葬祭は、長女の結婚です。コロナのせいで結婚式ができなくなり、長女は『フォトウエディング』を選択しました。
また世間でのお葬式は、小規模の『家族葬』に変わりました。
冠婚葬祭だけは礼儀として参加しているとい人は多いでしょう。
でも改めて考えたいのは、疎遠になっている親戚や友人、顔見知り程度の知人の冠婚葬祭に参加する意味があるのか?ということです。
義理で行くものじゃないですよね。心から祝いたい、しのびたいと思うなら行けばいいのです。そのことを最初に聞いたときの気持ちを優先しましょう。
参加しないと陰で何を言われるか分からないというのであれば、嫌われる勇気も必要ですね。
そもそもこの時代、人は他人のことなど、自分が思うほど気にしてはいないはずです。気にしない、気にしない!ですよ。
冠婚葬祭は当人と身内にとって人生の節目となる大切なイベントです。
だからこそ軽々しく参加するものでもなく、しかも、祝儀や香典などの出費も伴います。
60歳を過ぎると訃報に接することが増えますが、葬儀には参列せず、心の中で個人をしのぶという人もいます。
これからは形より気持ちを大切にしていきたいものです。
②この年まで続いた腐れ縁を断ち切る。
なかなか断ち切れないが腐れ縁です。
腐れ縁は、根本的に本人がどこかで望んでいるからつながっているのです。
ひとりだけの思いでは縁はつながりません。
これは自分の責任でもあります。
腐れ縁と言いながらも、自分もどこかその縁に寄りかかっているのではないでしょうか?
親子や配偶者といった家族との関係は簡単に断ち切ることはできませんが、友人との腐れ縁のほとんどは自分でなんとかできます。
60歳を過ぎたら、この先の人生はこれまで生きて来た時間よりも短いのです。自分のしたいこと、自分が過ごしたい人との時間をどんどん予定に入れて、腐れ縁を断ち切っていきましょう。
私もコロナ禍で本当に大切にすべき人があたらめて分かりました。
それはやはり『家族』でした。
③最後のご挨拶『年賀状じまい』の作法
『今年こそ会いましょうね』と書きつつ、何年会ってないのでしょうか?
疎遠になっていた方への年賀状はやめて、過去の年賀状も処分する。
気になる人には、これで最後と伝える年賀状を出して終わりにするのもいいでしょう。
これからは自分が出したいときだけ、手紙やはがきを使えばいいのです。
では相手に失礼のない年賀状じまいの文例をご紹介します。
あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。(お祝いの言葉は丁寧に)
さて、私も歳を重ねて○○歳となり、そろそろ終活を意識する年齢となりました。人生の節目ということで、年賀状によるご挨拶は本年を限りに最後とさせていただきたく存じます。どうか、ご無礼をお許しください。(最後の年賀状になる理由、辞退の言葉も失礼なく)
長年にわたりあたたかい賀状を賜りありがとうございました。心より御礼申し上げます。
今後も変わらぬお付き合いをお願い申し上げるとともに電話やメール、SNSなどで頂戴できましたら幸いです。(関係を終わらせるわけではないという意思表示を)
最後に、電話番号、メールアドレスを付記する。
④辛い時期の『お見舞い』は相手にも失礼
親しい人なら本人にお見舞いに行った方がいいか聞いて、遠慮されたら行かない。これでいいんじゃないでしょうか?
そもそも体調が悪い時に人に会う必要はないので、看護師さんにお見舞いは辞退すると伝えておくのがいいと思います。
入院されている方の心情を最優先に考えましょう。
⑤同窓会には欠席のお知らせを出す。
恩師や旧友との再会が楽しみならば行けばいいし、面倒ならやめましょう。
同窓会はお酒の飲み会、自慢話大会、病気披露の会となりますので、お酒を飲まない人は楽しいわけがありません。
用事があると断り続ければ、次第に誘われなくなります。
私も63歳になって同窓会の通知は高校や大学時代のものですが、会いたい友人は県外に散らばってしまったのでまず会えませんので、毎回欠席と伝えています。
本当に会いたい友人には、個人的に連絡を取ればいいんです。
⑥客用の布団、食器を処分する。
最後に客用の布団、食器を使ったのはいつでしょうか?
客用の布団はダニの温床になります。客用の食器は普段使いにする。
子供たちが年に数回遊びに来るので、それは残しますが、客用の布団は捨てましょう。
客用の食器は普段使いもしないのであれば、リサイクル処分ですね。
昨年、母が特養に入所したのを機会に家の断捨離を進めていますが、母の古い布団だけで押入れを一つ占領していました。とにかく不衛生だったので、すべて捨てました。断捨離は引っ越しの時にするというよりも、60歳を過ぎたら断捨離を終活の一つと考えて、やり始める事をおススメします。気分がスッキリしますよ。
⑦酒席や会食を角を立てずに断る。
さて本日の最後の『やめる・捨てる』です。
コロナ禍をきっかけに会食の機会が減り、人との付き合いが楽になったという人は少なくありません。
私も酒席や会食は嫌いな方ではありませんでしたが、この2年間、三密回避、まん防、非常事態宣言の発令でその機会は激減したせいか、特に誘われても参加したいという気がなくなりました。
家族でお酒や食事を楽しむのが一番幸せな時間だと思うようになりました。
角を立てずにお誘いを断るには、自分がしたいことの予定をどんどん入れておいて、先約があると断れば嘘にはなりません。
さていかがでしたか?
60歳すぎたらやめて幸せになれることの1.付き合い編でした。
『やめる・捨てる』こと。
①冠婚葬祭から失礼する。
②この年まで続いた腐れ縁を断ち切る。
③最後のご挨拶『年賀状じまい』の作法
④辛い時期の『お見舞い』は相手にも失礼
⑤同窓会には欠席のお知らせを出す。
⑥客用の布団、食器を処分する。
⑦酒席や会食を角を立てずに断る。
新しい長寿時代に新しい生き方を模索する。
目指すのは『自分らしい生き方』です。
次回は2.健康です。
お楽しみに!
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