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怒号が飛び交う場面に遭遇したら、どうすべきか?

昨夜、久々に妻と外食に出掛けた際に遭遇した場面からの考察です。

その場所は中華料理の外食チェーンでした。
状況としては午後6時頃に入店、8名ほど案内待ち状態でした。

夫婦で案内を待ちながら、ちょっと変だなと思ったことがありました。

①空席が多いのに、スタッフが客を席へ案内していない。
②一人のパート主婦と思われるスタッフが、文句タラタラ発しながら料理を運んでいる。(具体的には、別のアルバイトに向って、出来上がった料理を早く運びなさいよ!とか、店長、私、子供を迎えに行く時間が過ぎているので、もうムリ!とかです。店内全体に響く音量で声を発していました。)
皆さんお分かりかと思いますが、店内が満席ではない状態で、店側のオペレーションが追い付いていない状況でした。

私はその状態で非常にイヤな感じがしていたんですが、早く中華が食べたいので、妻と一緒にレジ横のメニュー表を妻と眺めながら、オーダーを考えることにしました。

その時、事件は起こりました。

先程のスタッフであるパート主婦が、お先に失礼します、店長すいませんと大声で発し、店外へ出た瞬間に。。。。

カウンターに座っていた大柄の若い男性が、すくっと立ち上がり、

『おい、水はどうした!早く持ってこい!おまえはなぜ帰るんだ!まてよ!』と、怒りのこもった怒号を発したのです。渾身の怒りの感情が大爆発し、一向に収まらないのです。

店内のお客さん達や待っているお客さんは全員、何事か?と、その若い男性の方をいっせいに注視し始めました。

それでも若い男性の怒号が店内に鳴り響き続けました。

『おい、いいかげんにしろよ、水はどうした!はやく持って来いよ!』

店側の対応といえば、若い店長さんは凍り付いたまま微動だにせず。

一方的に若い男性の怒号が続き、2分ほど経ったその時、店の奥からベテランスタッフさんと見受けられる人が登場し、その若い男性の前に仁王立ち。

『何で、でかい声をあげとるんや!いいかげんにしろっ!』

おいおい、客商売で、客をなだめるのではなく、怒号を怒号で返すとは。。。それも汚い言葉で。。。(私の率直な気持ち)

火に油を注ぐとはこのことで、向き合った二人の言い合いがヒートアップしてきました。

妻の表情を見ると恐怖におののいていたので、私はすぐに妻の手を引いて店外へ出ました。

妻は、『ああ、恐ろしかった、今晩夢に見そう。。。』と。

自分なりにこの店内怒号事件が起こった原因を推察すると、

①店内オペレーションが麻痺した状況でスタッフのパート主婦は勤務期間を過ぎており、ただ早く子供を迎えに行かねばと切羽詰まっていた。
②カウンターの若い男性は、そのパート主婦にお代わりの水を頼んだが、相当時間待たされており、カリカリ来ていた。
③スタッフのパート主婦が、水を持ってくるという要請を無視し、仕事を終えて帰ってしまったことで若い男性客がキレた。

基本的には店側のオペレーションの問題が大きいとは思いますが、スタッフの教育も不十分だと思います。若い男性客もそこまでキレなくてもとは思いますよね。

さてこのような怒号が飛び交う場面に遭遇したら、皆さんならどうされますか?

私は妻を引き連れて店外へ出ましたが、『おいおいお互い冷静になれよ』と、仲介役をかって出るという方もおられるかも知れません。

さてこんな時、どういう考え方、行動を取るのが正しいのでしょうか?

さてここからが話の要点となります。

前回のnote記事で『新約 引き寄せの法則』という書籍を紹介しましたが、その本の中にこのようなことが書いてありました。

誰かが他人の権利を侵害していたら?

本の中で生徒役が次のように言いました。誰かの権利が暴力によって侵害されたり、誰かの所有物が無理やり奪われたりするのを見ると、非常に不快な気分になりましたが、この本を読んでからは、すべて彼らがお互いに『ゲーム』をプレイしているのだという見方をするようになりました。多かれ少なかれお互いの間の『合意事項』なのだと。
それが分かってから、他人の痛みをあまり感じないでいられるようになりました。でも、他人の権利を侵害している人を見てもネガティブな感情を持たないようにすることはできるのですか?彼らがお互いにしていることを見ても、『あなたたちはみんな、自分で選択したことをお互いに対してしているのだ』と思う事ができるのですか?

その本の中での『先生』はこのように答えていました。
それは可能です。彼ら(スタッフのパート主婦、若い男性客、ベテランスタッフ)が思考を通して引き寄せ合っていると理解すれば、彼らを思って心を痛めるよりむしろ、晴れやかな気持ちになるはずです。
なぜなら、彼らの選んだ思考によって、ネガティブなり、ポジティブなりの感情を受け取っているだけなのだと理解できるから。もちろん、彼らの多くは、自分が手にしているものがどうやって来たのかを理解していません。
自分が被害者だと思っている人が多いのも、そのためです。
彼らは自分が得たものをどうやって手に入れたかを理解していないので、自分たちが被害者だと信じているのです。自分の思考や意図を通じて自分でその体験を引き寄せていることを理解していないのです。あなたにとってこの事実は、一人一人の経験が自分の願望を明確にしているのだということを理解すのに役立つかもしれません。ということでした。

要約すると、ネガティブの感情は別のネガティブの感情を引き寄せるということです。そうです、この事件の主人公たちである彼らは、彼ら自身がそれぞれのネガティブな感情に引き寄せられたということです。

ですから、店内ですでに食事をしていたお客さんや、案内待ちのお客さんの立場であれば、彼らのネガティブな感情に引き込まれないようにするべきだということです。この事件は起こるべくして起こったのです。でも私たちが心を痛める必要など全くないということです。ですから、興味本位の野次馬根性でその場にとどまり、ことの結末を見届けようと考えると、彼らのネガティブな感情の波に飲み込まれてしまうことになり、数日間はずっと暗い気持ちにさせられると思います。

妻の手を引き、店外へ出るという私の選択肢は、実はこの本により事前のアドバイスを受けていたのでそのような行動が取れたというオチでした。

さて妻と店外で出て、もうこの店には絶対行かないと二人で決めました。

でも口が中華料理の口になっていたので、この外食チェーンの別の店舗へ行きました。その店舗の雰囲気はこの問題の店舗と打って変わって、快適で、おいしい中華料理を二人で堪能できました。満腹になり、支払いを済ませた時には、『美味しかったです。また来ますね!』という言葉を会計スタッフさんに残し、満足して家路を急いだ次第です。

この事件から学んだことを応用することを最後に付け加えておきます。
私たちはニュースや新聞で毎日心が沈むような事件を見聞きして来ました。
その場面を見るたびに、また記事を読むたびにネガティブな気持ちになると思います。そうであるならば、見なければいい。読まなければいいということです。テレビや新聞やネットニュースから離れることをおススメします。
自分がポジティブになれることを自分の周りに集めてくる方が、よっぽど幸せな時間を過ごすことができると思います。私もテレビはNHKのドキュメンタリーしか見ません、あとは好きなYouTubeチャンネルか、netflixで好きな映画を見ています。

皆さんに何か参考になる点があれば幸いです。
そんじゃまた!


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