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市役所で働きながら思うこと

みなさん、こんばんは。
今日は水曜日、一週間も半分が終わりました。

今日は私のメイン業務や、市役所で働くことについてお話しします。

私は今年で入庁7年目で、とうとう係長試験が受けられる歳になりました。
入庁してからずっと介護保険課に所属しています。
業務内容は介護保険制度を回すための事務と、窓口応対業務が基本です。

採用試験を受けているときは、市役所の事務職はあまり人とは関わらず
ひたすら事務をするんだと思っていました。
今思うと、私は市民として市役所に行ったことがほとんどなく
何も知らないまま試験を受けていました。

実際に入庁したら、まずは3日間新人研修を受けて
4日目からもう窓口デビュー。

福祉のことを一切知らない私には絶望でした。
認知症のおじいちゃんに電話で怒鳴られたり、窓口で何時間も怒られたり
本当にいろいろありました。正直つらかった。笑

慣れない中、日と経験を重ねていくうちに思いました。
世の中には本当に、本当にいろんな人がいる。

小中学校→高校→大学と進んでいくにつれて、
自分と同じような環境で生きている人間が集まりますよね。
その中で見ている世界なんてほんの上澄み。

カルチャーショックに近い感覚でした。
送付した文書の内容をどんなに嚙み砕いて説明してもわからない人。
認知症で毎日同じことを聞いてくる人。
毎日窓口に来ては市長を呼べと叫んでいる人。

本当にいろんな人がいます。

最初はそういった対応をするのが嫌でした。
理不尽に怒られるし、説明するのにもパワーが要ります。
でも、そういった人たちって不安だろうなって
あるときから思うようになりました。
わからないことが多いって、不安だよねって。
そして、いろんな人のためになるべくやさしい世界でありますようにって。

市役所はどの行政機関よりも"最前線"です。
私のように窓口や電話で応対する職員や、
実際に現場に行くケースワーカーもたくさんいます。
ケースワーカーたちは現場で人を救っています。

今後自分のキャリアがどうなるかはわかりませんが、
今ここで市役所の職員として感じていることは、
自分の軸として持っていたいです。

綺麗ごとみたいですが、
"みんなが安心して暮らせるやさしい世界"を作るために
データを使って分析したことを施策に活かしたり
職員や特にケースワーカーが"市民と接する時間"に一番リソースを割けるように
AIや様々なツールを使って単純な事務を効率化したり。

そのために、いろいろな能力を身に着けたいですし、
その能力を活かせたらと思っています。
この先もずっと、行政というものには関わっていきたいです。

長々と書いてしまいましたが、
読んでいただいてありがとうございました。

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