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8角形の☆(4)

まだしつこく続いておりますが、今回の記事をもちまして、8角形の☆は、いったん終了です。

正12角形では、StarSlideというゲームを紹介しようとラジくまるは準備していました。
つまり、StarSlideという名のゲームは(12-3)型だと思い込んでいたわけです。あらためて見直したら(13-3)でした。
あー、すごい長期間、ずっとカタチを間違えていた・・・・。
しかし、気を取り直して(13-3)型ゲームのStarSlideのルールをご紹介します。

余談ですが、昨日紹介したソラントーパズルと、このゲームとのコマの動作ルールがあまりにも類似しているのはどうしてなのでしょう。もしかすると、お互いにどっちかの人が「参考」にしたのかもしれないですね。

StarSlide   2 to 4 players   by Kadon Enterprises
勝利条件:
誰かが「スライド動作」が不可能になった瞬間にゲームオーバーとなる。
この時点において「一番最後にスライド動作」した人が勝利者となる。
用具:
ゲーム盤
1人当たり6つのコマと1つのマーカー。それが4色ずつ。合計28個。
6つのコマはチェッカー形状。裏返すことができ、裏面は「シルシ」がついている。
*シルシがついている方が裏面。
*マーカーは「一番最後に動かしたコマ」を示すために使う。常にコマの上に「王冠のように」かぶせて置かれる。
準備:
2人 各自が6個のコマと、マーカー1個。
3人 各自が4個のコマと、マーカー1個。
4人 各自が3個のコマと、マーカー1個。
ゲーム盤に何も置かれていない状態からスタート。

遊び方:
自分のターンで出来ることは4種類ある。そのうち1つを選んで実行する。

1 コマを置き、続けてスライド動作する
2 スライド動作だけ行う
3 スライド動作して、ブロックする 
4 ブロック状態から復帰させる

以下、それぞれの詳細を説明する。

1 コマを置き、続けてスライド動作する
任意の空いているマス(〇のこと)に自分の手持ちのコマを置く。すぐ続けて線にそって別のマスへと移動させる。マーカーは今スライドさせたコマの上に置く。

2 スライド動作だけ行う
新しいコマを置けない時は、スライド動作だけを行って良い。マーカーは今スライドさせたコマの上に移動させる。
注意1:マーカーが上に乗っているコマを動かすのは禁止。別のコマを動かすこと。
注意2:新しいコマを置けないとは、すなわち、もう手持ちのコマが1つもない場合や、あるいはゲーム盤上に「線でつながっている空きマスのペアがない」場合をさす。

3 スライド動作して、ブロックする 
新しいコマを置けない時で、しかもいちおうスライド動作することも可能だという場合(つまり「行動2」が実行できる条件という意味)、行動2を選ぶかわりに、こちらを実行することも出来る。

中央に近いところを通る長い線に注目する。ある1つの線をみるとき、その両端がどちらも自分のコマであり、しかもどちらのコマにもマーカーが乗っていない場合は、任意の一方のコマをその線に沿って移動して、そのコマの上にマーカーを乗せる。
それにより、マス(〇)から押し出されてしまったコマ(自分の色のコマ)は、ゲーム盤の中央部に置く。
これ以後、次のあなたのターンが来るまでの間は、他のプレーヤー達は「中央付近を通る13本の線を利用できなくなる」。
この状況を「ブロック」と言う。あなたが他のプレーヤー達の自由を奪った状態になる。

注意3:他の人がブロック中の時、すなわちゲーム盤中央に他の人のコマが置かれている場合はブロックはできない。

4 ブロック状態からコマを復帰させる
前回の自分のターンでブロック行動を選んだので、自分の色のコマがゲーム盤中央に置かれている場合は、何よりも優先して、そのコマを復帰させなければならない。
復帰とは、中央に置かれたコマを任意の空いているマス(〇)に置くこと。この時、マーカーは、たった今移動させたコマの上に移動する。

バリアント
*より高度なゲームバリエーション
Advanced StarSlide 以下のルールを追加する。
The Triple Freeze
あなたがスライド動作した直後に注目する。今、あなたがスライドしたコマを含む3つの自分の色のコマが、対戦相手の「ある1つのコマ」と線でつながっている(隣接していると説明すべきか)場合、そのコマを裏返す。
裏返されたコマは、今回のゲームでは2度と動かせなくなる。

備考:
Kadon社のルールブックに「注意!」として書いてあることなのですが、「スライド動作してブロックする」の行動を選んだ場合は、必ず全員で、
その人は「行動2」を選ぶこともできたんだけど、でも「行動3」を選んだんだよ、という事実を確認するようにと書いてあります。
確かにこれはとても重要なことだと思います。
もしも「行動2」が不可能だった場合は、本当はその時点でゲームオーバーだったはずなのですから。

ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。