ボドゲ作家としての、自信がゆらぐ時!怖!CLOCKゲームの話(2)
昨日からのつづき。学習のまとめ編です。
ピコーンっ!と何かがひらめいたような気がしても、それはおそらく、ラジくまるが過去に学習したコトとコトとの、新しい「組み合わせ方発見」でしかないんですね。
きっと。
CLOCKゲームの開発の件では、長年「自分(の発想力)すごい」って信じてきてたんです。
すごいショックで、まだ、抜け切れていません。
まあ、この件でも、またひとつ勉強になったと言えなくもない。
それでヨシとするしかないと思います。
あー。ショックだなぁ。
ヒラメキが来るかどうかは、「どのくらい多く学習したか」に支配されてる。
ヒラメキは、学習の成果である。と。
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ついでに、「ダイスゲーム」センテニアルのルールを詳しくご紹介します。
このセンテニアルは、伝統ゲームなわけですけれども、伝承されている地方によって、ルールに微妙な違いが見えます。
*伝統ゲームには必ず「地方ルール」が派生しちゃうんですよね。
Centennial ルールパターン1 2 to 4 players
勝利条件:
1~12まで進み、次は12~1まで進む。誰よりも早く「1」に戻ってきた人が勝ち。
用具:
ダイス3個
ゲーム盤(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12)が描かれたボード
適当なコマ人数ぶん
遊び方:
自分のターンでは3個のダイスをまとめて振る。
まず「1」のマスに進むためには、3個あるダイスのうち、少なくとも1つは「1」の目が出ていないと進めない。
2~6までは、複数のダイスの目を「足し算」して作って進めてもよい。
たとえば、ダイスの目が「2」と「4」だったとき、それらを足し算して6にすることで、5のマスから6のマスへと進んでよい。
*ゲーム開始時、はじめてダイスを振った時に、3個のダイスの目が「1」「2」「4」だった場合は、一気に1,2,3,4,5,6,7まで、自分のコマを進めることができる。
7~11までは、こんどはダイスの目は足し算だけでなく、引き算を使ってもよい。たとえば3個のダイスの目が「6」「3」「1」の時に、
6+3-1=
と計算して「8」を作ってもよい。
Centennial ルールパターン2 2 to 4 players
勝利条件:
1~12まで進む。誰よりも早く「12」に到着したら勝ち。
用具:
ダイス3個
ゲーム盤(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12)が描かれたボード
適当なコマ人数ぶん
遊び方:
自分のターンでは3個のダイスをまとめて振る。
まず「1」のマスに進むためには、3個あるダイスのうち、少なくとも1つは「1」の目が出ていないと進めない。
2~6までは、複数のダイスの目を「足し算」して作って進めてもよい。
たとえば、ダイスの目が「2」と「4」だったとき、それらを足し算して6にすることで、5のマスから6のマスへと進んでよい。
*ゲーム開始時、はじめてダイスを振った時に、3個のダイスの目が「1」「2」「4」だった場合は、一気に1,2,3,4,5,6,7まで、自分のコマを進めることができる。
7~11までは、こんどはダイスの目は足し算だけでなく、引き算を使ってもよい。たとえば3個のダイスの目が「6」「3」「1」の時に、
6+3-1=
と計算して「8」を作ってもよい。
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また、当然予想されることですが、「引き算は禁止。足し算だけ」とする派生ルールも生じています。
いろいろな地方でバラバラなルールになっているみたいです。
多くの人が、文章化しないで口伝で次の人に伝えるせいで、伝言ゲームによりどんどんルールが変わっていってしまいます。
そういうの(伝言ゲーム現象)も、研究できたら面白そうだなと思います。
ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。