小島よしおさんを尊敬している。
彼を初めて知ったのは、たぶん15年以上前。
当時仲良くしていた小1の男の子が「そんなのかんけーねー」って踊っていたから。
テレビでキレッキレの上半身で踊っていたのを見た記憶がある。
子供が好きになるって、単純だけど耳に残るギャグが多いんだよね。
「おっぱっぴー」って跳んでた。
小1も大きくなると話題に出なくなり、何となく気にしなくなっていた。
数か月前、小島さんが子供に勉強を教えている番組（テレビ？ユーチューブ？）が話題になっていて、彼の学歴や教育学部を出ている事を知った。
そして、子供からの相談を受けていることも知った。
何となく興味があって探して読んでみた。
・・・泣いた。物凄く胸がギュウっとして泣いた。
何て優しい文章なんだろう。
子供相談何て、世の中に氾濫しているけど、こんなに子供に寄り添ってその子とおんなじ立場に立って一生懸命答えを探そうとしている相談者がいるだろうか。
彼の答えには決して悪者がいない。
例えいじめられている子の相談であっても、そのいじめっ子を責めたりしない。
相談している子に「負けるな！頑張れ！」ばかりを押し付けたりしない。
まるで、公園のブランコに座って泣いている子の横に座って、黙ってずっと傍にいる男の子みたいだ、と思った。
励ましたり、怒ったり、諭したり、そんな大人はたくさんいる。
でも、ただ黙って寄り添ってくれる大人がどれだけいるだろうか。
自分の経験値をひけびらかす訳じゃないけど、言葉を多用して伝えることばっかりをしていないだろうか。
傍にいてくれるだけで伝わる温かさを忘れていないだろうか。
小島さんは外での営業も多いみたいだ。冬でもいつもの姿でパフォーマンスをしている。
外の会場の隅で、小さな電気ストーブの前に縮こまって暖を取っている彼を見た。
そんな状況でも、観客の前に出るとそんな寒さを感じさせないパワーで動いている。
「おっぱっぴー」ってちゃんと意味があった。
オーシャン・パシフィック・ピース・・・そうだったんだ・・・
物凄く綺麗な青空のしたで、バスクリン入れたみたいな海の中で両手でピースしているにっこり顔の小島さんのイメージが見えた。
飾らないから伝わる。飾らないから人の心に沁みる。
なんか凄く素敵だと思った。
だからワタシは小島さんを尊敬している。