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ガイドのおすすめ 本門寺と池上梅園

通訳ガイドのぶんちょうです。大田区の池上本門寺近くの梅園に行ってきました。満開の梅と暖かな春の陽射しに包まれて穏やかな一日を過ごせました。

池上は私にとって懐かしい場所。自分の生まれた土地であり、祖父母の家のあった場所です。そこへ行きたかったのは、新しい駅舎を見に行くためでしたが、そのことについてはまた別記事にしたいと思います。

向かったのは、お決まりの本門寺です。スマホで情報を調べていて一番驚いたのは「池上は観光地だけれど住宅が多い」という書き込み。私の家があったところは今や「観光地」!?私の感覚ではいまだに「近所に大きなお寺さんのある何もない住宅地」なんだけどな。

確かに本門寺の敷地は広大で、名物の葛餅もあるし、最近は人気の古民家カフェもあるし、通訳ガイドとしてもちょっと気になる場所でもあります。それなら今日は、昔、仏壇屋さんが沢山並んでいた本門寺前の通りを「観光客」として歩いてみることにしましょう。

こういう古いものを見つけるとつい写真を撮ってしまう
萬屋酒店 (1875年~)こう言う佇まいの家はいつまでも残って欲しいな


井戸のポンプの持ち手のカーブって本当に美しいわ

池上駅から写真を撮りながらゆっくり歩いて15分位でしょうか。本門寺の階段の下に到着です。

この階段は96段


階段を上り切ったところで振り向いた景色
眺めがいい!


本門寺本堂の大きな屋根

本門寺は日蓮宗のお寺です。日蓮宗の開祖、日蓮が入滅した地が本門寺のようです。毎年「お会式」と言う行事が10月にあり、信者さんたちが沢山の万灯と呼ばれる燈明と共に太鼓を叩きながら街中を練り歩きます。

子供の頃、この太鼓の音が怖かったのですが、調べると、このお会式の万灯行列に今は30万の人が訪れるそうです。お祭り好きとしては是非行かなければ!

五重塔(1701~)
力道山のお墓も本門寺に

力道山のお墓が五重塔近くにあるので行ってみました。力士からプロレスラーに転向した昭和の「日本プロレスの父」と呼ばれる人だそうです。39歳の若さで暴力団員に刺されて亡くなったそうです。びっくり。

プロレスファンの聖地とも
鐘楼

池上本門寺の歴史は13世紀まで遡りますが、空襲でほとんどの焼失してしまったそうです。そう言えば池上駅に近い祖父母の家も、空襲で周囲の家々がほとんど焼失した中、偶然焼けずに残ったと聞いていました。


本門寺の境内を抜けて梅園に着きました。大田区が管理していて、入園料は100円です。

満開の梅
梅園内の池と清月庵(茶室)


色んな種類の梅がきれい
きれいに作られた雪吊り


とても手入れが行き届いている園内

梅園自体はあまり大きくはありませんが、この季節、花を大いに楽しめました。ゆっくりしたい休日にいいと思います。

帰りは境内を通らずに近道で池上駅に戻りました。
その前にお目当てを手に入れます。

今回の葛餅屋さん

池上に来たら必ず買って帰るのが葛餅です。池田屋さん、相模屋さんなどありますが今回は藤乃屋さんで。ああ、やっぱり葛餅はおいしい!ごちそうさまでした。

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