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全国通訳案内士試験

今週末は全国通訳案内士試験という国家試験が行われます。私もこの資格でガイドの仕事をしているのですが、世間一般には、あまり知られてい試験ですよね。

試験科目は五科目。「外国語」(私は英語です)「地理」「歴史」「一般常」「通訳案内の実務」です。1次試験は全て筆記で、科目によって差がありますが、目安として7割くらい取れると合格です。1次に合格すると2次試験に進めます。2次試験は口述(面接)のみです。2020年の合格率は9.6%だったそうです。

この資格がないと通訳ガイドはできないのかと言うと、実はできるのです。数年前に法改正があって原則、誰でも有償でガイドができるようになりました。その前はテレビで「違法ガイドの実態」みたいな番組を時々見かけました。

法改正の時はガイド業界も揺れて「苦労して取った国家資格の意味がなくなる!」と心配している人もいました。でも、私の周りの人たちも私も、その後も変わりなくガイドの仕事はありました。当然かもしれませんが、エイジェントさんとの今までの関係は、法が変わっても変わることはありませんでした。

さらに、国家資格はなくとも、日本の良さを伝えたい気持ちのある人が有償できちんと活躍の場を与えられるのは、とてもいいことだと私は思います。例えば、地元の案内は、その地元の方がするのが本来は一番いいわけですから。

それはさておき、今週、プロとしてのデビューをねらうために試験に臨む方にエールを送ります!!


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