ラクガキモデル

絵を描くfree model (serina) noteでは頭に浮かぶ鬱陶しい文字の消…

ラクガキモデル

絵を描くfree model (serina) noteでは頭に浮かぶ鬱陶しい文字の消化。 語彙力の自由をぶつけます。

マガジン

最近の記事

  • 固定された記事

profile/ⅰ

はじめまして。 ラクガキモデルの尾崎芹奈と申します。 映ること、描くこと含め、 ”表現すること” これが私の最大限出来ることだと思って生きています。 ラクガキモデルと勝手に名乗りますが、 まずは絵を描くこと。 何を描いているのかと言われると困ってしまいます。 私は何かをイメージして描いてるわけではなく、描きたいか描きたくないか、描こうか描かなくてもいいかという感覚的なものでペンを持ちます。 特に気分が乗るときは、悩み事が多いときです💡 … 基本手描きでボールペン

    • 乗車中

      バスに乗ったら、 知らない人のにおいで充満する空間に耐える これはにおいの種類がどうのではない。 心臓がばくばくと動く。 降りる人、乗る人、宙を浮いて移動する身体がたくさんあること、頭がぐるぐると動く。 光が差したり影ったり、 そのたびに髪色の変わる後頭部たち。 動いていないものを探して窓を眺めるけど、 自分が動いていることで取り残されたような孤独になったりもして面倒だな。 電子版の文字が読めることを不思議に思いながら、電柱と電柱の間は畳が何回前転するだろうなんて考

      • ぼーっモヤモヤ…パッ

        最近、何もかも違う気がしてた。 朝イチから見る連ドラも、 毎日欠かさず見てたYouTubeも、 楽しみにしていた朝のパンも、 だいすきなスキンケアも、 ここ半年で習慣になってた好きなものの ほとんどにワクワクしなくなってしまった。 それに対して、 "まずい"って焦りが1番大きくて。 せっかくワクワクしてた習慣を、できなくなったものや興味のなくなったものとして位置付けするのが寂しくてイヤだったから、モヤモヤソワソワしながら長らく過ごしてた。 昨晩、ママと連絡してるうち

        • 睡眠時間

          子供の頃、私はよく寝たらしい もちろん夜泣きもあったけど 悩む事はなかったらしい 大人が隣でバカ騒いでUNOしてても 私はぐっすり夢の中 あまりにも眠るから心配なくらい だったらしい 不思議なことに 赤ちゃんの時の私の睡眠時間を 大人になった今ちょうど良いと感じてて それが私は10時間なんだけど 普通で言ったら、きっと寝過ぎ でもふとよく寝たって話をママに聞いて なんとなくリンクした気がした 身体を休め始めて1年と3ヶ月 不眠症なんだと思って 生きてきてた約10年 うまく寝

        • 固定された記事

        マガジン

        • uta
          26本
        • me
          15本
        • myway
          5本

        記事

          〜しなきゃ

          やらなきゃっていうのは、よく 「やりたくないけど、やらなければならない」 で表現されることが多いんだけど さっき階段掃除をしていて、 やらなきゃって思ってたことができたなぁ って思って心が柔らかくなった。 気になってたけどできなかった、 でも今日は、たまたまできた、 それがうれしかった。 そこでおや?っと、 やらなきゃ に対して “やりたいのにできない“パターンを見つけた。 昨晩、旦那というパートナーが 『せりなは多分ね、体力ゲージが通常の人の半分しかない。通常って表現

          おしゃべり

          雪にまつわって トカゲはごぼう色 月明かりに満たない 絡まったカーテンとへし折れば なぞらう雲まで追いかけてくる 笑みをきらきら落としてね 傾いた体は走ってる 捻じ込んだ染み込んだ 繊維に滲んで、広がる インクまみれの蝶々 幼くもなく大人びてもない 今ならば尚、星を拾い上げる 足の裏からジンジンと 伝い渡る衝動に駆け抜けて 笑みをきらきら落としてね 空に舞う髪は引きずられて 期待は、悲しみと欲のあいだ

          焦燥

          どこまでの音色で粒子の塊たち 線で繋がって引っ張り合って ようやく立てるように ありがとうが減ってしまった罪悪感に ありがとうと言わせてくれた懐かしさに 甘えていたら情けない 9時に目を覚ますと左首が痛む 空にウソつかれてモヤついたまま 無性に腹が減って欲を満たした 生きるための術、生物としての反応に、 猛烈な罪悪感。 飲み干した食事にドン引いた心情は どこに当てつける事もできない ただ自分を侵蝕している重たい意識は 投げて捨てられるものでもなくて 人間を生きることに動かされ

          夜中と早朝の隙間

          ねむれない日がぽつぽつ 左から寝息が大きく聞こえると どうしても耳をすましてしまう 息の向きや音の範囲を感じ取って 空気の動きに集中してしまう 無音のない世界 ジーっと響く電子機器の鼓動 月の光が華やかで眩しい 背伸びをしてみる 軋む背骨が心地いい 目を瞑る 紺色の世界がすこし緑寄り もしかして粒子の粗い 夜の時間が好きなのかも 筋肉が強張る 眠れないことへの罪悪感 だれに責められてもない ただ、うまく眠れない まだ、眠れないから 奥歯に力が入る タイヤとコンクリートが 反対

          夜中と早朝の隙間

          すまん。

          むしゃくしゃしてさぁ、 去年の1年ってみんなが好きそうな 絵を書く努力して観てたんだよね。 でもさぁ全然楽しくなくて こういうのが好きなんでしょうって 皮肉ばっかり頭に浮かんでさぁ 辛かったなぁ。 でも、まぁ、そのおかげで 9割好きなものを描いて 1割好きそうなものを描く。 それが限界かなって知った。 いやさぁ、私は性格悪いからさ。 その1割の絵を褒められたりしたら ガッカリしちゃうんだよね。 やっぱそうなんだーって どんなことだって褒められれば 喜んで良いはずだし 私に

          本当のはなし

          正しく円じゃなくていい? いびつで良い 端と端がつながる時を待てばいい きれいな丸を描かないし描けなくていい 遠回りは楽しい 綺麗事は嫌い 優しくしたい人にしか優しくしたくない それでいい わがままになること、素直になること、 少しだけ向きが違う 好きな重さで良い 好きな速さで良い 芽は生やせばいい 生やせるなら生やせるだけ生やしておけばいい 生やせなくてもいい 様子を伺いに行く必要もない 波に飲まれればいい 溺れてみたらいい そこで感じたものが失敗にはならないから、 大丈夫

          本当のはなし

          15時

          風が吹いて涼しさを取り入れる 水滴のあんかけが伝う 下っ腹がなびいて膨らめば 風邪を引いてしまいそう 角度の悪いサビに掴まって落っこちそう ギリギリとゆれて傷は同じ所へ響く 重みを見ながら鳥の声が一定に鳴く ビチビチと葉が拍手して笑ってる 鉄にもたれて曲がる大木は すこしずつしなりを覚えてく 純粋で順調な自分のキャパの 広さにゆっくりと微笑む待望 立ちっぱなしでカッコ悪い 動けずに居れば存在は慣れる 立つ場所を変えて慣れを放る ジーっと唸る冷蔵庫に 右耳が反応した

          鼻水止まらん

          花粉症がつらい。最近ぞろ目をいっぱい見る。最近というか今年に入ってからは毎日30台位かな。ゴミ箱のゴミが気になる。早く外に出したい。私の中のゴミも簡単に出したい。病院の先生に言われた。そのうち慣れるよ。幸せに慣れていくからね。診察はいつも5分ぐらい。最初の頃は、どうですかって聞かれることにまず混乱して泣きながら怒ってた。どうですかって何を聞かれているかわからない。病院に来ただけで褒めて欲しい、薬もらわなきゃって思えたことだけでも偉いって言われたい。どうですか?そうやって聞かれ

          薄明るい昼間

          濡れた地面に伸びるライト 飛び跳ねる王冠 目線を下げれば足下に花火 誰もが愚痴を吐くとき 私はスキップで駆け回るわ 派手に打ち上げちゃいたいの 太陽が月とハイタッチすると 薄まった光に浮かぶハテナが1つ 私の行き場所はどこ? 入道雲を見誤って傘を忘れた だってあんなに優しそうだったから おかげでヘアスタイルも シルクのシャツもびしょ濡れ 惑わされただけめまぐるしく廻る 納得のなか枝分かれする理解 植物に動かされる生命を 誇らしく感じては情けなくも思う ヒトとして鳴くことを恐れ

          薄明るい昼間

          余生

          2月9日恋人が家族になった。 私は死ぬことをあきらめることになった。 生きなければならなくなった。 一晩前、久しぶりに癇癪を起こした。 まるっと1日中怒りに振り回されていた。 ごまかそうと深呼吸しても涙が溢れ、 買うつもりもない商品を小さな画面の中で瞬きもせず約4時間ほど見漁った。 できる限りのことを試したけれど どうしても何もかもが嫌で仕方なくて、 結局1日中、眉間にしわを寄せていた。 (きっかけは空が青い理由を知ったから) あぁ、私はとてもくだらない。 そんな私と過ご

          おでこの後ろの電子版

          誰かと話すとき、誰かの言葉を聞くと、 おでこの後に文字が一文字ずつ ピコピコ飛んできて、それが瞬時に並んで それを日本語に変換して ひらがなで飛んでくるものも カタカナで飛んでくるものも 漢字に変えなきゃいけないものも うーんなんて言えばいいんだろう それを瞬間的に意味を含めて 理解しなければいけない作業 それが人間として行っている作業? なんて言えばいいんだろう、 伝わる言葉に変えたり 伝わる言葉を選んでいるつもりで まずは飛び交ってくるその文字を認識して 並べ替えて意味を

          おでこの後ろの電子版

          記憶

          覚えていることとか覚えてないこととか すっぽり抜けた記憶と 覚えて、いたかった思い出 知ってるはずだった その時ちゃんと生きてるはずだった 同じ時間を過ごしたはずの それぞれ違う形で残った思い出 どう見えていたのかも怖い どうやって残ってるのかも怖い でも、1番はどうして覚えてないんだろう? 自分が1番怖い 誰の事でも信じたかった 誰の事でも信じているはずだった 孤独から逃げなきゃって なんとなく理由はわからないけど 独りになる創造をしたくなくて ずっと怖かった 勇気もないし