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ロマンス詐欺は突然に❤️‍🩹

去年の6月、パートナーのお母さんがロマンス詐欺に遭った。

ある平日の夜中のこと(22時くらい)。
突然パートナーに電話がかかってきて、「車の修理代40万円を振り込んで欲しい」と頼んだのだ。
パートナーは「車の修理にそんなにかかる? 見積もり書を写真で送って欲しい」と問い詰め、嘘であることをすぐ見破ったが(鋭いのよ)。
だけど、パ母(パートナーのお母さんね)は絶対に理由を言おうとしなかった。

私は「トラブルに巻き込まれてる可能性もある。それはお母さんが一人で解決できないかもしれない。だから絶対に振り込んではいけない。明日会社を休んで実家に行って話をした方が良い」と言ったのだけど、パートナーは「なんか可哀想になってきた。だってもう切羽詰まってて死にそうなんだもん」と結局翌朝振り込んだ。
パートナーは優しく、ゆるいのだ。

その日の午後パートナーが
「私が思っていたよりも深刻みたい」
と、深刻な顔をしていた。
スマホを見ると、パ母から送られてきた長いLINE。

その内容はこう。
ある日、SNSで韓国人の男性に出会った。農場を営む優しい人。数ヶ月かけて、2人は関係を育んだ。そして、今、その男性は国連に入り中東に行き戦地で仕事をしているとのこと。

その時は、パートナーも「パ母に好きな人ができてその人が国外でピンチ」を信じていたよう。

だがしかし、

LINEを見た瞬間、私は悟った。

「これ、詐欺だよ。映画のクレオ大佐でやってたじゃん。軍人って。詐欺だよ」
映画バカもたまには役に立つ。

「なんか設定に無理があるし。中卒で国連に入るって無理だと思うよ。国連って世界のエリートが集まるところだよ。前に国連について調べたもん私。いくら資産があっても57歳の学歴ない農場経営のおじさんがいきなり国連に入れないと思うよ」
元シナリオライターもたまには役に立つ。

速攻パートナーは会社を休んで実家に帰ることにした。
パ母は完全に相手を信じてしまっており、正常状態ではないので、警察官の叔父さんにも同行を頼んだ。
そしてさらに「何が起きるか分からないから」と、私と電話を繋いだまま実家に戻ったのだ。

そこからは長かった。
全く言うことを信じないパ母に対し、パートナーは根気強く説明していった。

そして、
「あの40万円というお金が、私たち家族にとってどういうお金なのか」
「娘とナッキーと3人で家族旅行に行けたかもしれない。新しいおもちゃを買ってあげられたかもしれない」
「去年、ナッキーに何があったか知ってるよね? 今も体調が悪くて毎週病院に通って、高い治療費を払ってる。頑張って元気になろうとしてる。あの40万円は、私たち家族にとって、そういうお金なんだよ」

涙の演説で完全に騙されている状態のパ母の目を覚ました。
その後、一緒に警察に行き、被害届を出した。


このような事件があって、私はパートナーが外で自分をどんな風に話しているか、知ることになった。
どれだけ私を「B」してくれているか。


「B」という視点がなかったら、気づかなかったと思う。
なぜなら、私のパートナーって、まぁまぁ鬼嫁だから笑
簿記やFPの試験受けに行く時も、「これでいいでしょ」って5cmくらいの計算機渡される、みたいな笑

「ちっさ!!」

受かったけどさ。

優しいけど、鬼嫁。

そして、Bしてくれる。
最高じゃないですか。

我が家は、今日も、仲良しです。

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