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【古今亭菊志ん独演会】

落語であなたの人生をナビゲート!おとうふメンタル〇ら落語コンシェルジュ®相山・美奈:子:です。

古今亭菊志ん独演会は神楽坂香音理にて。今回は配信で参加。

★金原亭杏寿  道具屋

★古今亭菊志ん 蛙茶番

経師屋の半ちゃんは、バカ半、セコ半と言われるはねっかえり者。今日とてお店の芝居の舞台番が気に入らず居留守。岡惚れのみい坊が芝居を見に来るとそそのかされ、緋縮緬の褌を締めて良いところを見せようとする。だけど時間がないのに湯に行ったりするから騒動が巻き起こる。褌を締めていないのに気がつかないくらい慌て者なのか、みい坊に夢中なのか。新粉細工や飴細工ではこうはいかないとは男性ならではの言葉。

落語国の人間は半ちゃんみたいなのが多い。その瞬間ひとつのことに夢中になっちゃうんだろうね。でもとにかく賑やかで楽しい。

それとなく匂わせて想像力で楽しむ落語の妙。   


★鈴々舎あお馬 祇園祭

★古今亭菊志ん お若伊之助

菊志ん師匠も話していたが、変な虫がつかないように家で習い事をする。なのに棟梁が保証するからと言って、若くていい男を娘の部屋に入れるって、棟梁をよっぽど信用していたのだろうか。伊之助の本音はどうなんだろう?お嬢さんほど夢中だったのかな?女の子って気持ちも受け身になってしまう。ちょっと悲しいけど、棟梁のドタバタがそう感じさせない。こちらも思い込みの強い奴が話を大きくも楽しくもさせる。

★おしんこきゅう  漫才

★古今亭菊志ん 寝床

いい旦那なのに、義太夫になるとおかしくなる。長屋と奉公人の苦しい言い訳と繁蔵の開き直り、旦那が拗ねて長屋に店立てと脅す。長屋の連中の義太夫の凄さを語るおもしろさ。駄々っ子旦那もどこか憎めないのは普段がいい人だからか。旦那、奉公人、長屋の人とさまざまな人達が出てくるが、声や仕草、醸し出す雰囲気で見る人に立場を分かってもらう。聴いている方は楽しいけれど、大変そう。

明るくて賑やかで楽しくて、連休にふさわしい落語会でした。次は生を聴きに行こう!


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