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人間関係に疲れたサラリーマンさんを応援📣逃げるはハジじゃない

今回は、24歳の女子サラリーマンさんからの人間関係についてのご相談です。真面目で優秀、責任感もあるため大企業に就職する女性に多いケースです。早い段階でお話できて本当によかったと思っています。この先の生き方にも影響が大きいこと。完全に脱出するまで応援📣します!

こんな方でした。

同期の子が同じ部署にいます。最初は仲が良かったのですが、だんだん付き合うのに疲れてきてしまいました。協力して成長していく仲間なのに、こんな風にネガティブな印象を持っている自分が小さい人間だなあと思えて、嫌になります。どうにか自分の受け止め方を変えて彼女を受け入れようと思うのですが、うまくいきません。

いちいち「なんで今、そんなことを言うんだろう」「手伝ってあげたのにその態度はなに?」「自分が計画性がないだけなのに、間に合わなくても悪びれもしないのはなぜ?」と、嫌な気持ちになることばかりです。
同じ部署にいるので、顔を合わせないわけにもいきません。

向こうは悪い印象を持ってはいないようで、ゴハンに誘われたりします。
正直、行きたくありませんが、同期で同じ部署、波風を立てるのも良くないのではと思い、出かけたりしています。我慢の限界でつらいです。
この間は、特に嫌だなあと思うことを飲み込んで、その夜、会社を辞めることを考えてしまいました、、、

ライン黄緑

【逃げましょう💨断りましょう】

いいんです。
全く問題ありません。

あなたが思うように反応して大丈夫です。

ゴハンは、何を食べるかも大事ですが、だれと食べるかの方が大きい。
気持ちの上でもそうですが、
消化吸収の面でも楽しく美味しく食べることがとても重要です。

嫌な人と、心つぶされそうになりながら食べるゴハンなんて、健康にも心にも本当に最悪、悪影響でしかありません。

「ちょっと一緒に行きたくないな」
と言ってしまってOKです。

ここまでずーっとガマンしてきたあなたのことなので、いきなりそんなストレートに言うのは無理💦と思うでしょう。

その場合は、ちょっとだけウソでも構いません。
「急ぎの仕事を言われて、ちょっと時間がないからやめとくね」

これでもOKです。

無理して付き合うことはありません。行かないようにしましょう。

ライン黄緑

【断れない理由】

ここまでよくガマンされたと思います。さぞかし辛かったでしょうね。

なぜそこまでガマンして付き合い続けたのでしょう。

だれとでも協力して会社の成果に繋げられる社員になる!
ということが、目標だったのかもしれません。

真面目に努力して、なるべきだと思う自分になれるよう頑張るパワーと意思のある方だと思います。

でも、一番大事で、全ての根幹になるのは自分自身です。
自分自身の思いに耳を傾けず大事にしない人は、成長もできません。

相談者さんには「こうであるべき」という思い込みが、とてもたくさんあるように感じました。

✔️同期は協力して共に成長するべき
✔️おなじ部署の人間は「仲間」として互いに受け入れあって協力すべき
✔️自分にとっては違和感があることでも、それは自分が悪いのかもしれない
✔️人は十人十色であって、いちいち気にしている人間は器が小さい

などなど、思っていらっしゃるのではないでしょうか。これらが「断れない理由」だったのではないでしょうか。

こういった「べき」を守る、達成する自分でありたいと思っていたのかもしれません。

それはとても立派な志だと思います。でも大事なことを忘れています。

一番、ダメな【忘れもの】は、
人はそれぞれ=十人十色の中に、【自分自身が入っていない】ことです。

周囲の人の前に、自分自身をまず最初に、入れてください。

自分が思うこと、自分の価値観、自分が嫌なことを
他者と同じかそれ以上に、大事に扱って欲しいと思います。

周囲の人もそれぞれの思いがあるように、自分にも自分自身の思いがある。それをどうかオミットしないでください。

【自分を無視する人は、周囲の役にも立てない】

自分は後回しにして、全面的に、周囲を優先させなくてはならないということは一切ありません。

✅ 融和して協力できない人がいても良い
✅ 自分がどうしても嫌だと感じることは受け入れなくても良い
✅ 自分を守るために自分の気持ちを優先することがあっても良い

これを忘れてしまうと、周囲の誰からも好かれるように、評価されるように、相手の気持ちばかりを優先する人間になってしまいます。

これは優しいから起こることでもありますが、その優しさを自分自身に向けて一切、使わずに過ごすと、自分が潰れてしまうからです。
成長できなくなり、当然、周囲からも頼りにされる人になれなくなります。

ガマンし続けると、正常な判断ができなくなり、
メンタルを病んでしまったり、
本来はやめる必要のない理由で、会社をやめたくなってしまうかもしれません。

なんとももったいないです。意味がないです。
会社にとっても損失になります。

逃げましょう!
相手から距離を取るのです。少しずつ「断る」ことを入れていきましょう。

【逃げられれば、自分を育てることもできる】

最初は、勇気がいると思います。
これまで、人の気持ちやリクエストを優先して生きてきた人は尚更でしょう。それは、優しさから始まったことからもしれませんが、いつの間にか、人のリクエストを受け入れて応えることで、「感謝され」「承認され」頼りにされる<居場所>を確保するクセがついてしまったのかもしれません。

それは本当の意味で、自分の<居場所>でしょうか。

受け入れたくないこと、やりたくないこと、違和感を感じることがあるのは当然です。そんな感情をスルーせず、「なぜそう思うのか」「自分は何を嫌だと思っているのか」と考えられるようになってくると、自分で自分の本心を発見し、感じることができるようになってきます。

そこからこそが、願う自分に向けて歩き出す第一歩。自分らしく主体的に生きていく時間の始まりです。

いいのです。嫌なこと、何で?と思うことは、あなたの本心の入り口です。何を求めているのか、自分の本当の声を聞く、大事な扉です。

押さえつけて目の前の小さな「承認」を得ようとせず、自分のリクエストに最優先で耳を傾けましょう。

ライン黄緑

大澤 弘子 
日テレHR代表/企業の人材育成を支援しています。
サラリーマン応援📣ライフコーチ
「がんばり屋さん」「優等生気質の人」などが陥りやすい<キャリア迷子>を、コーチングやキャリアカンセリングの技法を用いて乗り越える支援をしています。独自の『ひき算キャリア』メソッド。

コーチングやカウンセリングを受けてみたい方は、DMでご相談ください。https://www.instagram.com/hiroko_oosawa/?hl=ja

なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。