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自分の言葉が伝わりにくい人がいる…新人サラリーマンの悩みを応援📣苦手な人と対話する時のコツ

新入社員の女性サラリーマンさんからのSOSをもらいました。

入社してから一生懸命にやってきました。配属された部署に1人、どうにも意思疎通がうまくいかない先輩がいます。意地悪をされたりということはないのですが、他の人と同じように伝えても、「なぜそう理解されてしまうのか」分からないことを言われたりします。
その方から質問されると「また失敗したか?!」と自分で焦ってしまって、しどろもどろになっていきます。
伝わりやすくするためには自分が成長しなくてはと思うのですが、他の方には伝わっているようで、何を改善したら良いのか分からなくて。

いますよね。たまに。
同じ言葉を使って伝えているつもりでも、どうにも伝わりにくい相手というのは、実は、聞いてみると、誰にでもいるものです。

まず、誰にでも起こることと思ってください。

自分の言い方が悪い、
自分の話が下手、など、改善したいあまりに「自分のダメなところ探し」をし続けると、自己肯定感が削られてしまうので、やめた方がいいです。

相談者さんの場合は、特に、ちゃんと伝わっている人もいるので、自分のせいだと思わなくて全然OKです。自分を責めたりしないで💦ください。

ライン黄緑

【伝わりにくい理由】

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「伝えたい」ことが人に「伝わる」ためには、主に3つの要素が必要です。

① 伝えたい!気持ちを強く持つこと
② わかりやすい論理とわかりやすい言語で発信すること
③ 相手の気持ちが開くアプローチを実践すること

他の方には伝えたいことが伝わっているとすると、①と②は少なくとも、問題ない程度にはできていると考えられます。
論理的にも問題なく、言語的にも問題ないということですね。

では何か?
③番について考えてみましょう。

一般的には、

✅ 相手の年齢や知識に寄り添って論理や言語を選択する
  子どもに伝えるとき、高齢者に伝えるとき、個人差はあれど、
  話すスピードや使う言葉は変わってきますね。

✅ 相手の興味関心があることから話す
  「目的は?」ということがいつも先頭に来る人にはそこから、
  ゆったりと気持ちを聞くのが好きな人には、雑談から。
  単刀直入ではストレスを与えてしまうこともあります。

✅ 相手にとっても「関係があること」として話す
  話し手にしか関係がないこと、聴き手にとってはどうでもいいことでは
  聞く側にモチベーションが湧きません。

相談者さんのケースでは、一人の先輩にだけ、いつもどうやら「伝わらない」のだと言います。だとすると、、、

✔︎ 聴き手の先輩の気持ちが閉じている?
✔︎ 相談者さんの話を聞きたくない?

などが考えられますが、どちらにしても、これは聴き手の方のコンディション。相談者さんが手を下して、変える方法はなかなか難しいですね。
正解が見つからなくて当然です。

こんなとき、わたしが実践していることがあります。
簡単なことです。
でも意外と効果があるので、お伝えしてみます。よかったら試してみてください。

ライン黄緑

【伝わらない相手と話すときの一手】

まず前提です。

できる限り、こちらは相手に対して【苦手意識】を持たないこと。
「どうせまた今回も伝わらないだろう」と思いながら話すと、
確実に「伝わらない度」が上がります。

きっと、思った通り「伝わらなく」なります💦

とはいえ、何回も伝わらない経験をしていると、どうしても腰が引けるし、気持ちも前向きになれませんよね。よくわかります。

ここで一手。

呼吸を合わせてみてください。

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人間は生身の生き物です。特に、呼吸のスピードや深さはダイレクトにメンタリティに影響を与えます。

先輩の呼吸に合わせたスピード、深さで呼吸するようにしてみてください。
姿勢なんかも、合わせられたら合わせていきましょう。

後ろから近づいて呼吸を同期させるのは難しいよー💦という場合は、一度、これまでの流れを断ち切ります。

「ちょっと空気悪いですねー、換気しますねー」

などと言って、対面している座を立つと、それまでの流れを断ち切ることができます。

「1分だけ待ってください!デスクにXXXを置いてきてしまいました!」
と、部屋を一旦、出ることもアリです。

他者と協力して何かを成し遂げるとき、綱引きでも、バレーボールでも、リレーのバトン渡しでも、組体操でも、チアダンスでも、合唱でも、オーケストラでも、、、、「息を合わせる」ことはとても重要ですよね。

相手のリズムに同期して、その呼吸で話すと、スピードも流れも、相手にとって抵抗なく受け入れやすいものになります。

早口の人は、ゆっくり話す人にイラっときますし、
ゆっくり話す人にとっては、早口でまくしたてられると、途中から気持ちが続かなくなります。

相手が無理なく意識せずに刻んでいるリズムを観察して、少しだけ同期させるイメージで近づくと、あなたの言葉が相手に入りやすくなります。

一度、試してみてはいかがでしょうか。

ライン黄緑

大澤 弘子 
日テレHR代表/企業の人材育成を支援しています。
サラリーマン応援📣ライフコーチ
「がんばり屋さん」「優等生気質の人」などが陥りやすい<キャリア迷子>を、コーチングやキャリアカンセリングの技法を用いて乗り越える支援をしています。独自の『ひき算キャリア』メソッド。

コーチングやカウンセリングを受けてみたい方は、DMでご相談ください。https://www.instagram.com/hiroko_oosawa/?hl=ja

なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。