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周囲の人から【応援される人】【されない人】の決定的なちがい

入社3年目でちょっと行き詰まっているというサラリーマンさんに出会いました。

希望していた会社に入社することができて、一生懸命、自分なりに仕事を覚えてやってきたつもりです。3年経つと同期の中でも少しずつ差が出てきています。周囲の先輩や実力者から応援される人がいて、正直「うらやましいなあ」と思います。確かにその人もがんばっているので、周囲から支援したいと思われるのはわかるのですが、自分もそれなりに努力はしている自負があります。でも手を差し伸べてもらえたりすることはありません。応援されたい!という明確な気持ちがあるわけじゃないのですが、羨ましい、、、
【かわいげ】みたいなものを出さないとダメなのでしょうか。

なるほどですね。
ちょっと状況が目に浮かびます。

相談者さんは、もしかしたら、応援される人=上席や先輩からかわいがられる人。そうなるためには、愛想のない真面目な自分を変えて、「演技したり媚びたり」するようなことをやらなくてはならない、、、かも、と思っていらっしゃるのかもしれませんね。

そして、それはイヤだ、と。

【応援される人】の3つの特徴

人材育成に関わるコーチングやキャリアカウンセリングの知見および、
自分自身が経験してきた30年のサラリーマン人生を振り返りつつ、
簡潔にまとめると【応援される人】には、3つの特徴があると思います。

① 何をやりたいかが伝わってくる
② 素直さ、ひたむきさ、率直さがある
③ 自分のできることを全力でやっている行動が見える

一つずつ説明していきますね。

① 何をやりたいかが伝わってくる

何を為そうとしているのか、それが伝わってくることがまず前提です。
これが分からないと、応援のしようがありません。

そして、為そうとしていることが「自分以外の誰かのため」であると俄然、応援したい気持ちがアップします。

例えばこんな感じです。

これまでにない新しいプロジェクトを提案して進めようとしているとき。
最初は、これによって社内での自分の評価を上げたい、「できる若手」として周囲の先輩たちから称賛されたい、という気持ちだったかもしれません。
それはOK。

でもやっているうちに、遠方に出張して、想定外の事態に見舞われながら、現場でできる限りのことをやろうとしているメンバーを守るために、
そのメンバーの努力を無駄にしないために、東京でできることを最大限やろうという気持ちが出てくる。

いつの間にか、自分の承認欲求がスタートだったことはどこかに消え去り、仲間の努力を最大の成果に繋げるために、上長に叱られるのを覚悟で追加予算を交渉したり、仲間を守るために現地に追加支援を決めたり、必死にできる限りのことをやり始める。

こうなってくると、「為したいこと」は俄然、応援を集め始めます。
【大義】のようなものが出てくるのですね。
その【大義】が、社業を躍進させる可能性があるものだったり、新しい可能性を切り開くものであったりして、賛同しやすいものであるとき、人は一肌脱ごうという気持ちになります。

「あなた個人の評価アップのため」だけに見えると、大義がない、、、
協力しづらい、一肌脱がせるだけのパワーになりません。

本気であなたが、お客様のためや、プロジェクトの仲間を守るために動き出した時、あなたの「応援され力」が輝きはじめます。

② 素直さ、ひたむきさ、率直さがある

厳しいときは厳しいことを、素直に仲間に伝えながら、ひたむきに。

計算に計算を重ねて、「そう見えるように」演出することは不可能ではないかもしれませんが、人間の「感性」はバカにできません。本気のこと、本心からのことは、必ずストレートに伝わります。

みなさんのこれまでの経験の中にも、自分の中にブレがあったり、本当は心の底ではちがうことを考えているときには、それが相手にも伝わってしまうものだ、、、と感じたことがあるのではないでしょうか。


③ 自分のできることを全力でやっている行動が見える

自助努力していることは、「応援したくなる」大前提です。
立派な理屈が出来上がっているけど、「オレ、考えたからあと、宜しく」というプロジェクトで誰が本気でコミットできるでしょう。

トライしていること、自分ができることはないかと常に考えて、ゴールに向けて一歩でも前進するように、自分から率先して繰り出している「アクション」があることが重要です。

そして、より良い方法や知恵があったら素直に学ぼうとしている姿勢があること

せっかく助言したり、手を貸したりしても、「今、やってるんで」「あ、それはやったけどダメだったんで」というような相手には、応援者は気持ちが入りませんよね。

また、自分でできることをひたむきにやっている「行動」を見せることによって、より最適な助言やフィードバックを引き寄せることもできるようになります。

どんな名コーチも、1回も相手のスウィングを見ずに、最高のアドバイスはできません。どんなピアニストも、1回も生徒の演奏を聞かずして最適な助言はできません。
音楽プロデューサーでも映画監督でも、プレイヤーや役者の「アクション」を見て、初めて最適な助言ができるのです。

ビジネスでも同じ。
自分だできる最良と思う「行動」を「見せる」ことで、最適な助言が得られます。

それを素直に聞く耳を持てば、自己成長は加速しやすく、応援者も集まりやすい状態になりますよ。

ライン黄緑

【まとめ】

手をとる

応援される人の3つの特徴、いかがだったでしょうか。

① 何をやりたいかが伝わってくる
② 素直さ、ひたむきさ、率直さがある
③ 自分のできることを全力でやっている行動が見える

これが、応援される人の「在り方」です。

✔️ プロジェクトを主導するに足る「実績」がなくてはならない。
✔️ 上席からお墨付きをもらった計画がなくてはならない。
✔️ 誰が聞いても納得できる論理的な説得力がなくてはならない。

というようなことは、実は「在り方」があっての、次の段階です。

急いでこれをやる前に、
自分の本心から、何をやりたいのか、それはなぜなのか。
素直に他者からの知恵を聞く余裕と耳があるだろうか。
自分ができることを誰よりも率先してやっているだろうか。

と自分自身を点検してみてください。

完璧な人には「応援者」は集まりません。
ダメなところがあってこそです。
相談者さんの場合、「自分で最後までやり切らなければ」という気持ちがしっかりし過ぎているのかもしれません。少し深呼吸して「やること」より、自分の「本心」に目を向けてみましょう。応援しています。

ライン黄緑

大澤 弘子 
日テレHR代表/企業の人材育成を支援しています。
サラリーマン応援📣ライフコーチ

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なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。