ふたしたままのレンチンタッパーをあけるような

 3月末から家の様子がかわり、さらに不足の事態も加わり、そもそも4月はばったばたなのもくわわり、ふたをしたままのタッパーをレンチンし続けるような日々を毎日過ごしていた。
 特に今週はさらにあわただしく、洗濯物がたまりつづけていった。風呂掃除もままならない。今日やっとお湯の入れ替えができた。
 早寝早起きができるようになり、何とか体力はもったかんじがする。食事も自分のペースから少し外れていたので、ちょっとしんどかった。でも、野菜を頻繁に食べるようになったら、落ち着いてきた。
 こんな毎日の些末なもやっとについて、話す人はおろか、自分で開示もしていなかった。今日、やっとこの場でタッパーのフタを開けることにした。タッパーからもれでる湯気は、熱くて、手が火傷しそうだ。ペースを乱されることについてのもやっとは、当たり前のように毎日くりかえされていく。
 昨日も本当は、すぐに退勤しようと思ったが、外発的な理由でできなかった。そんなことはしょっちゅうな仕事だとは分かりつつも、やっぱりいやだったな。まだ自分で感情の開示をしきれないあたりがうんざりする。本当は人を頼らずに自分で大変だねーと労りたい。
 今日は待ちに待ってはいないが、発散の日だ。遠出もしている。
 空腹でいていい時間があるのは、私にとって贅沢なことだ。なぜなら、働く時に空腹であることを私は非常に恐れていて、腹を満たすことで働ける状態を意図的に作っているからだ。過剰なまでに、、
 だから、小腹を満たす程度にしか食べなくていい状況は、余裕のある証拠だ。旅先では、贅沢なチョコレートを一箱買った。チョコレートが好きなので、自分の好きなタイミングで食べられることが嬉しい。チョコレートのシェイクも買った。新幹線が駅に着いたら、好きなものを好きなタイミングで食べに行こうと思う。