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幼馴染との恋愛は難しい 1話


〜井上和 シリーズ中編〜



今日は高校の入学式。
高校生になるんだと気持ちが昂る。
予定していた時間より早く目覚めた。

朝ごはんのフレンチトーストを食べて
まだ着慣れない高校の制服を着る。

〇〇:...よしっ

緊張と不安と期待に心を躍らせ
家を出発する。

すると玄関先には幼馴染の和がいた。


和:おはよう

〇〇:...

バタン。
〇〇は玄関のドアを閉めた。

...え?
なんで和がここにいるの?
よく分からん。...幻覚か。
和がここにいるわけないと思い、
また玄関のドアを開ける。

和:おはよう

〇〇:...おはよう

和:うん!

いやいや、なんで居んの?

和:どうしたの?そんな黙って立って

〇〇:いやぁ...まさかな...

和:ほら突っ立ってないで早く行くよ?

〇〇:無理

和:無理って何?笑

〇〇:何ってこれは無理だろ

和:?...分かった!
私の制服姿が可愛すぎて
褒めなきゃ学校行けないってこと!?

うん。全然違う


〇〇:違うから

和:なぁんだ

〇〇:とにかく無理

和:何が無理なの?

〇〇:何ってこの状況が

和:あぁ、私がいること?

〇〇:うん

和:可愛い幼馴染がここにいるってこと?

〇〇:それは間違いないんだけど
自分で可愛いって言うなよ笑

和:えっ...//


和が頬を赤く染める。

〇〇:何照れてんの笑

和:う、うるさい!ばか!//



和がようやく平常心に戻ったところで


〇〇:...で、なんでいるの?

和:〇〇と同じ学校に進んだから!

〇〇:無理

和:無理って何よ!

〇〇:だって和と一緒にいると疲れる...

和:私がばかって言うの!?

〇〇:それはあるけどそれじゃない

和:バカなのを否定してよ

〇〇:バカなのは否定できないよ笑

和:なんでよ!

〇〇:だって事実じゃん笑

和:むうっ!


和が頬を膨らませて睨んでくる。
それを見た僕は膨らませた頬を手で掴む。


和:ぷしゅーっ

〇〇:ぶっ笑 あはははは笑


〇〇は大笑いをする。


和:離してよ!//

〇〇:あぁ、ごめんごめん笑

和:もう...てかもう遅れちゃうよ?

〇〇:ほんとだ 頑張って笑

和:え?〇〇は?

〇〇:ん?僕はチャリで行くよ

和:なっ...!聞いてない!

〇〇:だって言ってないもん

和:ず、ずるいぞ!

〇〇:歩き頑張って笑

和:だめ!一緒に行くの!

〇〇:えぇ?やだよ

和:だめ!

〇〇:だめ!って何だよ...


こうして初日は和に無理矢理歩きにさせられた。
ギリギリ遅刻は免れたらしい。





どうだったでしょうか?
今回はXの方で少し上げていた和のシリーズになります!
少し変えながら書いてますのでぜひ読んで頂けたらと思います!
シリーズ中編4つくらい抱えますが、頑張ります!笑
感想やリクエストなどたくさん待ってます!
ここまで読んでくださりありがとうございました!

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