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新制限改定のシャドールへの影響

はじめに

こんにちは。シャドールを握って約9年になろうとしたいます、よりたきです。2023年4月1日施行のリミットレギュレーションがようやく発表され、一波乱落ち着いた頃かと思います。
今回のラインナップをみてシャドールへの影響を自分なりに考察してみましたので良かったら暇つぶしに読んでくださると幸いです。

20230401改定リスト

【禁止】
スプライトエルフ

【制限】
焔征竜-ブラスター
グローアップ・バルブ
剣神官ムドラ
古尖兵ケルベク
深淵の獣ルベリオン
スプライト・ブルー
ティアラメンツ・ハゥフニス
ティアラメンツ・メイルゥ
深淵の獣ドルイドヴルム
深淵の獣バルドレイク
スキルドレイン

【準制限】
エンシェント・フェアリー・ドラゴン
転生炎獣ガゼル
鎖龍蛇-スカルデット
星守の騎士 プトレマイオス
BF-隠れ蓑のスチーム
雷鳥龍-サンダー・ドラゴン
天底の使徒
魔導書の神判
神碑の泉

【無制限】
オルフェゴール・ガラテア
鬼ガエル
閃刀姫-カガリ
八汰烏
呪われしエルドランド

各レイヤーごとの評価

代表するカードについて言及していきます。

禁止

今回お縄になったスプライト・エルフさん

まさかの(いや、予想はできたか...)1発禁止となりましたスプライト・エルフです。
スプライト・エルフを絡めた展開ルートとしてはファルコンとネフィリムでエルフをリンク召喚し、エルフで蘇生したファルコンとギガンティックスプライトをエクシーズ召喚、効果でゲール・ドグラを持ってきてヌトスとアプカローネを落として…というルートがありました。ファルコンを通常召喚していればギガンティックは効果で素材を取り除くためファルコンが蘇生、ドグラで落としたアプカローネで影光を使ってファルコンを表にする事でドグラとランク2やリンク2を作れます。デッキ融合であれば光の枠をクリスタルローズにする事でネフィリムをコストに自己蘇生できるのも強かったです。
アプカローネが絡むので返しにミドラーシュを用意できる点やキャットシャークをギガンティックの横に並べられる為ワンキルの難易度が低いのも高評価でした。

制限

遠征竜→帰還竜になったブラスターさん

2枚めの征竜帰還はブラスターでした。
ブラスターはエグリスタと共通のレベル7で汎用の灰流うららやアルミラージ、テーマ内であればヴォイドをコストに自己蘇生ができるという点でシャドールとは若干のシナジーが見込まれます。
現代では影依の偽典もあり除外時にサーチを使う事もできる為転生炎獣など炎属性を主体とするテーマとシャドールを組み合わせる場合には活躍の場があるかもしれません。

グローアップ・バルブ

EMEm時代にナチュルビーストを量産してP使いを恐怖に陥れたバルブ君が帰ってきました。個人的にはこの緩和が一番大きいと思っています。
現在ではアナコンダやハリファイバーが禁止となっておりバルブ1枚が初動となるかと言われるとそうではありません。このカードがそもそもシャドールと特別相性が良いかと言われるとそうでもなく、シェキナーガとシンクロしても星態龍くらいしか出せるカードがなかったしデッキトップの墓地送りはランダム1枚なので噛み合いを求めるには低確率、相性良さげに見えて実はそうでもないカードでした。
シャドール構築においてデッキ融合を前提とする展開を考える場合、捲り(効果による相手エクストラモンスターの除去、もしくは高打点による戦闘破壊)
と制圧の両面を満たす必要があります。
この点においてシェキナーガは打点が2600と貧弱で星態龍は制圧効果を持たずワンキルもできない為バルブの出番はなかったわけです。
しかし現代にはシャドールと相性の良いレベル11が2種存在します。

サイコ・エンド・パニッシャー
Uk-P.U.N.K.アメイジング・ドラゴン

サイコ・エンド・パニッシャーはおろかな重葬と組み合わせる事でデッキ融合からのワンキルが狙える可能性があるレベル11です。
具体的には
①重葬で4000ライフを払ってアプカローネを墓地へ
②アプカローネで影依融合をサーチして手札を1枚ドロップ
③影依融合でウェンディ(またはヘッジホッグ)とバルブを素材にシェキナーガを融合
④ウェンディでパニッシャーの除外用モンスターのリクルート(ヘッジホッグでサーチしたモンスターの通常召喚でも可能)
⑤バルブ自己蘇生→シェキナーガとでパニッシャーをシンクロ召喚
⑥パニッシャーで1000ライフ払って④のモンスターと相手のエクストラから出てきたモンスターを除外
⑦バトルフェイズ開始時にパニッシャー効果発動(自分のライフは3000、相手は8000なのでパニッシャーの攻撃力は8500)
⑧フィールドがら空きならダイレクトで勝ち

このコンボに必要なテーマ外のメインパーツは重葬とバルブだけであり、エクストラもパニッシャーを刺すだけで良い為かなり実用性が高いといえます。
マッチ戦において重葬は先攻時サイドアウト、後攻時はデッキ融合へのアクセスとして抜き差しすることもでき、パニッシャー自体はネフィリム+妖怪少女でシンクロすることもできる為汎用性を確保することができると思われます。

アメイジングドラゴンは重葬を絡めない場合ウェンディを参照して相手のモンスター、バックを問わず除去できる点に利便性があります。
P.U.N.K.自体がカオスルーラーを出しやすいなどシャドールと好相性の為このカードにも採用価値があり、生き残っていれば次ターン以降の展開補助にもつながる為P.U.N.Kをデッキに組み込む場合は1枚採用しても良いでしょう。

その他イシズモンスターやゲニウスと合わせてナチュルビーストを展開することもできる、単独でクロシープを用意することができるなどバルブの帰還によってできることは多くなったのでこれからのシャドールにぜひ採用しておきたい1枚かと思います。

剣神官ムドラ
古尖兵ケルベク
ティアラメンツ・メイルゥ
ティアラメンツ・ハゥフニス

環境の顔なじみです。
イシズギミックについてはアギド、ケルベクがシャドールのPIG効果のトリガーに、ティラメンツは言わずもがな好相性なテーマです。枚数が減ったことによって自由枠が増え、シャドールの採用枚数を検討する余地があるかと思います。

深淵の獣ドルイドヴルム
深淵の獣バルドレイク
深淵の獣ルベリオン

シャドールの墓地リソースを削ってくる嫌なやつらです。こちらも展開や除去使えるなど相性は良いものの数を減らしてくれた事で妨害に遭う頻度が減ったのは良い事です。ルベリオンからドルイドヴルムで雑に除去できたのは強かった。

スキルドレイン

このカードを使ってくるデッキは大抵がエクストラ体に頼らない=デッキ融合を許してくれず、展開自体もそこまでせずミドラーシュの刺さらない範囲で大型モンスターを出してくるデッキがほとんどです。その為手札融合で本来よりアドバンテージを取れない融合をさせられた上ネフィリムという機動力をこのカードによって奪われることはかなりシャドールにとって致命的でした。制限になる事で遭遇頻度が減る為シャドールにとっては多少戦いやすくなるかと思います。

準制限

天底の使徒

教導パーツを出張させる際に大事な1枚初動となる天庭の使徒です。
シャドールにとってはアプカローネを落としながら教導の聖女エクレシアや教導の騎士フルルドリスをサーチ、アプカローネの効果で偽典を持ってくることができるため先攻で偽典ミドラーシュの最低限の妨害を構えられるのは大きいです。
ヌトスとパニッシュメントの採用によってサーチしたエクレシアからの妨害数を増やすこともできるので緩和は非常に嬉しいものとなります。

無制限

呪われしエルドランド

エルドランドが緩和され、苦手だったイシズギミックが規制を受けたことによりエルドリッチデッキが顔を見せるようになることはシャドールにとっては向かい風と言えるでしょう。エルドリッチは高打点、ミドラーシュが刺さらない、エクストラに依存しない、ロングゲームに強いなどシャドールにとっては苦手な要素をたくさん持つデッキです。
エルドランドが緩和されたことによりエルドリッチが増えるとなるとエリアルやヴォイドの採用枚数や、D.D.クロウなどの手札誘発による対策を検討する必要があります。

総評

シャドール目線で見たレギュレーション分析、いかがでしたでしょうか。個人的にはバルブの帰還で新たなワンキルルートが開拓されたことに非常に可能性を感じています。アナコンダがいればパニッシャーはさらに最強だった…
スプライトはそもそもミドラーシュが刺さることから苦手ではなかったものの、スプライトの絶滅によって増加するタイプのデッキによっては採用カードや立ち回りを変えていく必要がある為引き続き注視が必要です。
ピュアリィとクシャトリラは引き続き現役っぽいのでそこらへんを意識しつつ、増える相手への対策カードを組み込んでいきたいと思います。
気が向いたら記事でも少し触れました、個人的に今ハマっているP.U.N.Kを合わせたシャドールについて書こうと思います。また是非読んでいただけたら幸いです。
以上長くなりましたがシャドール視点で見る20230401施行レギュレーションについてでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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