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食道がん日記#9 待つ時間の怖さ

食道炎の緩和ケア入院から12/30に退院し、年末年始は自宅で過ごすことができた。といってもまだまだ普通に食べられる状態ではなく、おそるおそるおせちを食べた。

放射線治療が終了し、効果の判断まで待ち時間となった。今は抗がん剤の服薬もなく何もしていない。年末に退院してからは年始に1回外来診察に行っただけで、それも食道炎の経過観察が目的。放射線治療の効果があったかはまだ何もわからない。

副作用の食道炎がひどかったからといって効果があるわけではない。私は食道炎が入院するほど悪化したけど、皮膚炎はまったくなかった。

待ち時間になってから、だんだんと恐怖に支配される時間が長くなってきたと感じる。具体性はないのだけど、とにかく死ぬことが怖いのだ。ただそのことだけに頭の中が支配されている時間。

12月から1月にかけて、同じ食道がんの方の訃報があったことも大きい。友人や知り合いでもなく、ネット上で触れただけの情報だけど、堪えた。難治性のがんであることを再認識させられた。

放射線治療の効果がなかった場合のことを覚悟をしておかなければいけない。今は考えない、というのもアリだと思う。結果を聞く前にあれこれ考えても無駄であるし、聞いてから悩めばいい。それまでは出来るだけ頭の片隅に追いやり、今できる日常を楽しんだほうがいい。そうしたいのだけれど、そうするにもパワーがいるのだ。

栄養をとる。眠る。身体を動かす。
家事でも散歩でもとにかく身体を動かす。
自分に言い聞かせている。

治療がんばります!