純文学と大衆文学

純粋な白も
純粋な黒も
この世にはない。
明度の違うグレーというわけでもない。
色相も、彩度も存在する。

自分を表現することは、
連続性のある数字の中で、
たった一つの数字をピックアップすることであり、
そんなことは到底むりだと思う。

ちょっとした工夫がいる。

何をやるか、ではなく、
何をやらないか、が大切なのだと思う。

どうやって色を表現するかではなく、
どんな表現はしないのか、が大切。

二項対立で考えてはいけない。

分類し、
ラベリングしようとしたその瞬間に、
固く握ったはずの指の間から漏れていく。

比較してはいけない、
とはそういうことなのだ。

2つの色を比較することはできるが、
生きるうえで、その必要性はない。

ただひたすらに青であればいい。
ただひたすらに赤であればいい。

自分を知ろうとして、
比較をする者もいるが、
うまくない。

自分が青なのだとしたら、
青であることがわかる。
わからないのなら、わかるまでひたすら青で居続ける。それでいいのだ。

明日も青で居続けよう。

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