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日常の光がまぶしい。遮光眼鏡との出会い

~4年前に書いた記事の再編集です~

目の疲れ、感じてませんか?

数年前から、目の疲れがとれなくなりました。
ホットアイマスク、目のツボ、サプリ、目薬など。目にいいと言われることはいろいろ試しました。寝ても寝ても目の奥の疲れがとれない。朝起きたら頭痛が。

当時はIT企業で働いていて、仕事柄半日ほどPCとにらめっこ。通勤ではスマホばかり見ているし、とにかく画面ばかり見ていたのでしょうがない、と思っていました。

次第に、外出がしんどくなって。目を開けて道を歩くのもつらい。日光、店の照明が、夜の信号の灯りが、まぶしい・・。とにかく光という光がまぶしい。
外出から帰宅すると、ぐったり疲れてしまう。まぶしさからくる刺激が目の奥をグサグサ刺してくる。頭がガンガン痛くなる。

原因がわからず悩み続けていたところ、X(当時Twitter)でこのポストを発見し救われました。私、視覚過敏なのかも?と思うように。

感覚過敏を疑い、病院を受診してみたけれど

HSS型HSPの気質を持つ私。刺激に敏感である自覚はありました。

【聴覚】
たくさんの音を拾おうとする感覚はあるけれど、必要な音が取り出せないということはなかった。
音楽を聴くときに各楽器の音がそれぞれ入ってくる感じが好きです。職場やカフェで作業をしていても人の話し声は聴こえてきて、敏感に反応しています。耳から情報を取り入れようとする傾向は強いのかもしれません。
大きな音や人ごみのガヤガヤした感じは苦手ではありますが、耐えられないということはないので軽度かなと思います。

【視覚】
今思うと、色や形で見分けようとする感覚が昔から強いのだと思います。
インプットしようと意識すると、目に映るものをじっと見つめて追う癖がある。
見ていて疲れるものたちを書き出してみた。

・ごちゃごちゃした色味が多すぎるレイアウトの雑誌や資料
・游ゴシック、明朝体、バラバラサイズのフォント
・TikTok、リール動画など、短時間でコロコロ内容が変わる動画
・蛍光灯の白い光
・家電量販店、ショウケースをきれいに魅せるための明るい照明
・テレビ
・パソコン
・ゲーム
・商店街のネオン など

まぶしさを感じやすい状態を「羞明(しゅうめい)」と呼ぶそうです。
調べていくうちに眼の病気の可能性もあるし、医療用の眼鏡があって対策できることを知った。

まずは眼科を受診。眼鏡を作るときに診察が必要だと思っていたし、病気の可能性も懸念してたので。
眼科にお世話になるのは初めてだったので、ひとまず見てもらうことにしました。

しかし・・受診した眼科では、異常がないとの診断(´;ω;`)若干眼圧が高いかなあって言われた程度。
疲れ目、まぶしさを感じると訴えたところ、ドライアイの可能性を疑って目薬が処方された。

1年ほど目薬を続けましたが、まぶしさは改善せず・・
ずっと目薬を差し続けるのもよくない気がして、やめてしまった。

日々の眼への刺激を減らす方が楽になるのではないかと思い、興味のあった医療用メガネをつくることに。

念のためセカンドオピニオンを求めて別の眼科を受診。視力、眼病問題なし。ドクターに「なんで受診したの?」って笑われる始末。ちょっとイラっとした(笑)

眼科行っても解決しないやとあきらめて、眼鏡屋さんを頼ることにしました。医療用メガネは、眼鏡屋さんで検査施設があるところなら眼科の処方箋なしで作成できます。コンタクトとは違うみたいです。

遮光眼鏡と出会い、効果を感じる

光過敏なのかもしれないと受け入れて、症状と付き合っていくと決めた。医療用の眼鏡(遮光レンズ眼鏡)をつくってもらいました。

2023年12月現在、2代目の薄いカラーレンズで対処できています。
2代目は色が薄いので、ビジネスの場など人前でつけても大丈夫。日常の光がやさしくなります。つけ忘れて生活すると、夜には眼の疲れを感じて後悔します。

夏場は日差しが強いので、初代の色の濃いレンズも併用しないときつそう。ちょっとトガッたデザインにしてしまったので、余裕があれば買い換えたいです(笑)

下:初代遮光メガネ/上:2代目

光を軽減するレンズで、釣り人が愛用する偏光レンズやサングラスがあります。遮光眼鏡を作ってもらうまでは使っていたのですが、明るさが犠牲になったり、スマホが見えづらかったり。結果、外したりつけたりを繰り返すことになり、かえって目が疲れていました。

人によってまぶしさを感じる波長光は違うので、眼鏡屋さんに行って直接相談するのが早いです。何色がおススメとかはありません。人それぞれです。
苦手な光によってレンズの種類やカラーも決まってきますし、検査で眼の傾向がわかることもあります。
私の場合、視力は問題ないと思っていましたが遠視があることがわかりました。さらに左で右の眼の動きをカバーしているらしく、「まぶしくなくても、普通に生活しているだけで眼が疲れやすいはずですよ」と教えてもらいました。眼科より眼鏡屋さんのほうが詳しかった。ありがたい。

また医療用の遮光レンズにこだわらなくても、最近はまぶしさを軽減するためのレンズメーカーも増えてきているそうなので、実際に店頭で見え方を試すのがいちばんです。見え方はその人本人にしかわからないのでお店の方も無理におすすめしないし、特徴を丁寧に説明してくれると思います。

初代遮光眼鏡は、東海光学のレンズでした。
度数なしでつくったのでレンズは1万円ぐらいで済んだ。フレームがブランドものでいいお値段。トータル5万ぐらいかかりました。初メガネでよくわからなかったし、こんなものかなって思った。

2代目はHOYAのセルックスというカラーレンズ。
医療用ではないけれど人前で気兼ねなくかけられるものにしたいとオーダーしたところ、紹介されました。度が入っていますが35,000円ぐらい。フレームやレンズも軽いし気に入っています。

ずっと裸眼で生活してきたので、メガネなんてめんどくさいなあって思ってた。前向きにとらえると、自分の雰囲気に合わせて眼鏡を選べる機会に恵まれたので、今は楽しんでいます。視力は問題ないのでメガネを外してスポーツや温泉も楽しめますしね。

眼への負担を減らす心がけを

遮光メガネで光のまぶしさの悩みは軽減できましたが、目が疲れやすい状況は変わりません。普段から目の負担を軽減する心がけをしています。

  • スマホやPCディスプレイの輝度は下げる

  • 疲労や不安で症状が出やすくなるので早めに休む

  • 自宅の照明は暖色にする

  • 飲食店では、光が直撃するようなまぶしい席は避ける

  • 眠れなくてもいいので、電車内等では目をつぶって休ませる

  • 寝る時はホットアイマスク

  • 首、肩、背中のコリをためない。運動でリセットする

同じように光のまぶしさで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
長文読んでくださりありがとうございました。


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