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『タカラ~ムの本棚』店主・タカラ~ムの本を読んだり読まなかったりな日常(2021/1/2~2021/1/8)

1月2日(土)

お正月2日目の朝。いつもより少し遅めの6時に起床して、まずエアコンをつける。10分くらいしてから支度して散歩に行く。戻って朝食は、お雑煮とおせち料理。タカラ~ム家では、お正月の三が日は毎朝お雑煮とおせちです。

1月2日は、毎年初詣にでかけるのが恒例なのだが、今年に関しては新型コロナのこともありとりやめることにした。なので、今日は1日のんびりして過ごす。もうね、今年の三が日はずっと寝正月ですよ。

「消失の惑星【ほし】」のゲラを読了。ラストは、意外性という意味では薄い印象だが、小説全体としてはすごく好みなタイプで良かった。「八月」に始まり「七月」で終わる物語は、姉妹の失踪事件を発端として、カムチャッカ半島に暮らす人々の閉塞感や閉鎖的な社会環境を描き出している。各章に出てくる登場人物たちは、それぞれに悩みや葛藤を抱えていて、そのことが姉妹の失踪事件をきっかけに彼女たちを一層苦しめていく。

ゲラを読み終わったので、就寝読書は「ブロード街の12日間」

1月3日(日)

お正月三が日の最終日、つまり年末年始休暇の最終日の朝もいつものように4時半起床。エアコンをつけて二度寝して6時過ぎに散歩に行く。朝食のお雑煮とおせち料理も本日で終了。

三が日最終日も散歩に行った以外は一切外出せず家に引きこもって過ごす。無為と言えば無為、有意義と言えば有意義な年末年始休暇でした。

就寝読書は「ブロード街の12日間」

1月4日(月)

朝4時半起床。エアコンをつけて部屋があたたまるまで布団で待機。5時半過ぎに着替えをして、仕事デスクまわりを片付けて作業できるようにする。積ん読本の置き場がなくて、毎日デスクの本をベッドに移動させて仕事をし、寝るときはまたベッドからデスクに戻すという作業をしている。6時前に会社のリモート環境にアクセスし、メールその他確認する。外が明るくなり始めたのを確認して散歩に行き、戻ってから朝食。今日から平常モードで、ベーコンエッグとサラダ、あとは久しぶりに米を炊いたのでごはんも少し。

三が日が終わって今日が仕事始め。これまでなら出社して、上司や同僚に新年の挨拶をして、といった仕事始めらしい風景が繰り広げられるところだが、今年はテレワークなのでそういうことはなく、メールやチャットで済ます。新年初日ということもあって、まだ本格的に作業するモードでもなく、年末に若干積み残した作業の続きなど。夕方まで作業して終了。

「消失の惑星【ほし】」のゲラ読みをはさんだので一時中断していた「ブロード街の12日間」を読了。物語は、1854年にイギリスで実際に起きたコレラの集団感染と、そのときにはじめて感染症の疫学的な調査を行ったジョン・スノー博士の存在をベースにして、フィクションに仕立て上げたもの。レビューはまた改めて書くことにする。

就寝読書、明日から何を読もうかな。

1月5日(火)

朝4時半起床。6時前にリモート環境にアクセスして前日分のメールをチェック。6時半頃から散歩に行き、朝食を済ませてから本格的にテレワークを始める。今日は夕方まで黙々と資料の見直しなどの作業をする。

「ブロード街の12日間」を読み終わったので、次に読む本を積ん読山から探す。選んだのはディーリア・オーエンズ/友廣純訳「ザリガニの鳴くところ」(早川書房)。『はじめての海外文学vol.6』で、越前敏弥さんが推薦している作品。

ということで就寝読書は「ザリガニの鳴くところ」

1月6日(水)

朝4時半起床。まずエアコンのスイッチオン。5時半くらいまで布団でスマホチェックしたりテレビでニュースみたりしてダラダラ過ごす。6時半から散歩に行って朝食。

昼間は黙々とテレワーク。まもなく緊急事態宣言が発出されるということで、会社から出社フェーズが最高レベルにあがるとの連絡があった。宣言後は出社禁止で責任者の許可なく会社に出てはいけないとのこと。もう会社に行ける日が来る気がしない。

就寝読書は「ザリガニの鳴くところ」。全然読み進められない。いま、この作品が自分にあってない気がする。

1月7日(木)

朝4時半に起床しエアコンのスイッチを入れる。ちなみに、エアコンは散歩に行って、朝食を済ませて、テレワークを始めてしばらく経ったら消してしまう。昼間、晴れていれば室内は意外と暖かい。今日の朝食は、いつものベーコンエッグとサラダではなく七草粥にした。こういうところ、我が家は割と律儀。

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テレワークは黙々と資料を作っているだけ。少し業務量が減っているので、作業時間の半分くらいはネットでの調べ物タイム。何か新しい技術とか勉強しようかと思っているところ。でもあまりモチベーションはあがっていない。

夕方で業務終了、少し仮眠。夜のニュースで菅総理の記者会見をなんとなくみる。4月に安倍総理の記者会見をみたときも、あまり心に響いてこなかったし、緊急事態という感じがしなかったのだが、今回は前回以上に内容が薄い。菅総理って、苦労人だし人柄はいい人なのかもしれないが、国のリーダーという意味では資質に欠ける気がする。安倍総理時代に官房長官だったときには、会見で厳しい質問をされても「総理が言ったこと」「大臣がコメントしている」と他人に責任を押しつけられたが、自分が総理になったら自分が最高責任者として振る舞わなければいけないのに、それができているようにみえない。国のリーダー、自治体のリーダーがあまり信頼できない以上、自分の身は自分で守るようにしないといけないのかな。できる人はいいけど、社会的に弱い人たちには本当に厳しい政府だな。

なんだかモヤモヤしたまま寝る。

1月8日(金)

朝4時半起床。散歩に行って朝食を済ませてからテレワーク。今日は午後に打ち合わせがあった。あとは作業をボチボチと片付けながら夕方まで作業して終了。

昨日、今日と2日連続で東京の感染者が2000人以上となっているが、まあそうだろうなという感想。昨年12月の頭くらいに“勝負の3週間”とか言っておきながら何も具体的な対策はとらずにいて右肩上がりに感染者が増え続けているのを見ていただけなのだから、感染者が自然に減るわけはない。それにしても“勝負の3週間”だの“真剣勝負の1ヶ月”だの、スローガンは勇ましいが内容が薄すぎる。

緊急事態宣言が発出されたことで、月末から予定している「『老犬たちの涙』写真展」の開催をどうするかという問題が出てきた。今回の緊急事態宣言では、飲食店のみ狙い撃ちで夜の営業を停止する要請が出ていて、前回のように本屋や図書館などは営業停止要請は出ていない。写真展を開催する「せんぱくBookbase」は、そもそも営業時間が11時から17時で、あまり混雑するお店というわけでもないので、換気の徹底や消毒、マスク着用の徹底などの感染症対策を行っていれば大丈夫だろうと考えて、写真展は予定通り開催する方向で進めることにした。

ということで、写真展は予定通り開催します。ただ、今後の感染者数の増加などの状況によっては中止または延期になる場合もあります。

「ザリガニの鳴くところ」が、どうもいまの自分の気分に合っていなくて読み進められそうになかったので、別の本を読もうと思う。


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