見出し画像

『タカラ~ムの本棚』店主・タカラ~ムの本を読んだり読まなかったりな日常(2023/4/8~2023/4/14)

4月8日(土)


朝4時半起床。休日なので1時間ほど二度寝し、6時過ぎに散歩に行く。
今日は、4月13日の木曜日にオープンする「本屋を旅するBOOKSHOP TRAVELLER」に行く。場所は世田谷区の祖師ヶ谷大蔵。駅前にあるウルトラマン像が象徴するように、かつて円谷プロがあった特撮の聖地である。その聖地に、ブックショップトラベラーが下北沢から移転して4月13日に新規オープンすることになったのだ。私のスケジュール的にオープン後に行けそうなタイミング5月以降までないので、今日オープン前の準備中であろう店舗に行ってみることにした。
新宿まで出て、小田急線の各駅停車に乗り込む。祖師ヶ谷大蔵駅には各駅停車しか止まらないので、新宿から各停に乗るか、手前の経堂駅まで急行で行って各停に乗り換えるかになる。私は乗り換えるのが面倒だし、特に急いでいるわけでもないので新宿駅から各停に乗った。座れたので移動中は「スモモの木の啓示」を読む。


祖師ヶ谷大蔵駅前にそびえ立つウルトラマン


祖師ヶ谷大蔵駅に着いたのがちょうどお昼だったので、まずはウルトラマン商店街を散策しつつランチが食べられる店を探す。土曜日ということもあってか商店街の人通りはとても多い。移転前の店舗があった下北沢も休日に行くと人が多かったが、祖師ヶ谷大蔵とはやはり客層が違う気がする。間借り棚に置く本の選書も下北沢のときとは変わってくるかなと思う。ランチは無難に「大阪王将」に入って生ビールと、ラーメンと半チャーハン、餃子のセットメニューを選ぶ。

初祖師ヶ谷大蔵ランチは大阪王将のまんぷくセット+生ビール


昼食を済ませて店舗に行くと、店長の和氣さんがいて開店準備中の店内を案内してくれた。店は2階建てで、1階部分に間借り棚が並んでいる。私の棚は店内中央に可動式の棚に配置されていた。商品の整理は和氣さんにお願いするとして、今回は持参した「BOOKMARK」の第20号を置いてきた。私の棚で配布するか、レジ横で配布するかは和氣さんにお任せする。2階はZINE作成などのワークショップや読書会を開催するようなスペースとギャラリーも兼ねた書店スペース。もともと1階が店舗で2階が住居として使われていた建物とのことで、2階は和室っぽく利用することもできそう。ちょっと広めのベランダがあり、春や秋は屋外スペースを利用したイベントもできそう。夏のビアガーデンとかも面白そうだな。

BOOKSHOP TRAVELLER祖師ヶ谷大蔵店の外観


ひととおり店内を案内してもらい、いろいろと話をしていると、別の間借り店主さんがチラホラとやってきて、自分の棚を確認したりしはじめた。そういった方々ともちょっと話したりして、適当なところで店をあとにした。次回来るときは商店街をもっとゆっくり散策したい。
新宿まで戻って京王百貨店のデパ地下で買い物をして帰宅。帰りの移動中に「スモモの木の啓示」を読了した。夕食はデパ地下で購入したお弁当。
「スモモの木の啓示」を読了したので次に読む本を選ぶ。今回は、明日中間報告会がオンライン開催される第9回日本翻訳大賞の最終候補5作の中から順番に読んでいくことにしているので、次の読むのはラシャ・ムジャ「路上の陽光」(星泉訳/書肆侃侃房)にした。チベット現代文学を代表する作家の日本オリジナル短篇集。日本を舞台にした短編も収録されている。

ラシャムジャ「路上の陽光」(星泉訳/書肆侃侃房)


ということで就寝読書は「路上の陽光」

4月9日(日)


朝4時半起床。少し二度寝して6時過ぎに散歩に行く。戻って朝食。ラジオ体操はサボり。
週イチ恒例の買い出しに行く。今日は食材購入でスーパーを2軒回ってランチにお気に入りのきくらげラーメンを食べて帰宅。昨日のラーメンだったのに今日もラーメン。

お気に入りのきくらげラーメン海苔増し


帰宅して午後は例によってボンヤリして過ごす。「路上の陽光」を少し読み、あとはYoutubeみたりしていた。夕食は焼肉。

焼肉準備中


夜はYoutubeで生配信された「第9回日本翻訳大賞中間報告会」を視聴。選考委員の5名(岸本佐知子さん、斎藤真理子さん、柴田元幸さん、西崎憲さん、松永美穂さん)が最終選考作品に残った5作品(リチャード・パワーズ「黄金虫変奏曲」(森慎一郎、若島正訳)、ショクーフェ・アザール「スモモの木の啓示」(堤幸訳/白水社)、アンドレイ・プラトーノフ「チェヴェングール」(工藤順、石井優貴訳/作品社)、莫理斯(トレヴァー・モリス)「辮髪のシャーロック・ホームズ」(舩山むつみ訳/文藝春秋)、ラシャ・ムジャ「路上の陽光」(星泉訳/書肆侃侃房))について語る他、翻訳大賞のこと、翻訳業界のことなどを語り合うオンラインイベント。今回最終候補の5作は、英語、ペルシア語、ロシア語、中国語、チベット語と見事にバラバラな言語圏の作品であり、これぞ翻訳大賞ならではだと思う一方で、今回はすべてが文学作品になっているところは若干の残念ポイントかな。このジャンルについては最後の方で斎藤真理子さんや柴田元幸さんが、文芸作品以外でも翻訳であればジャンルは問わないから推薦してほしいとコメントされていた。ただ、過去には「精神病理学私記」といった作品も受賞しているし、今回も読者推薦の中には「トランスジェンダー問題」のような社会性の高い翻訳書も入っていたので、必ずしも文芸作品に偏っているというわけでもないかなとも思う。中間報告会の中では、5人の選考委員がそれぞれに最終候補作の紹介をされたのだが、皆さんご自身が翻訳者であると同時に素晴らしい読者でもあるので、本の魅力を紹介するのに長けていて、全部の作品を読みたいという気にさせてくれた。「黄金虫変奏曲」や「チェヴェングール」はいわゆる“鈍器本”というやつで、見ただけで腰が引けてしまうのだが、イベントでの話を聞くとぜひ読んでみたいという気になる。特に「チェヴェングール」は、共産主義をおちょくったギャグ小説という評価を聞くと一気に読みたい欲が高まる。受賞作の発表が4月24日ということなので、鈍器本2冊を含む全作品は読めないが、5月7日の授賞式イベントまでには少しでも多く読んでおきたいところだ。
就寝読書は「路上の陽光」

4月10日(月)


朝4時半起床。散歩に行って朝食。少し休憩してからラジオ体操。
先週作成したシステムのデバッグ作業をChatGPTを利用して進めていく。優秀なプログラマーがサポートについてくれたような気分。ただ、適切な指示を出さないと間違った答えを出してくるので油断ならない。
打ち合わせの予定はなく午後も適当な時間で業務は終わらせる。夕食の時間までは読書。昨日の翻訳大賞中間報告会で紹介された最終候補5作品のうち、比較的読みやすそうだと思った莫理斯(トレヴァー・モリス)「辮髪のシャーロック・ホームズ」(舩山むつみ訳/文藝春秋)を読んでいくことにした。「路上の陽光」も読んでいるので2冊を並行で読む形になる。どちらも短篇集なので、交互に読んでもストーリーが混乱することもない。

莫理斯(トレヴァー・モリス)「辮髪のシャーロック・ホームズ」(舩山むつみ訳/文藝春秋)


夜は、いよいよ今日から始まるMリーグのセミファイナルシリーズ開幕戦をABEMAで視聴しつつ読書。セミファイナル初日の対戦は、KONAMI麻雀格闘倶楽部、EX風林火山、渋谷ABEMAS、U-NEXT Piratesの組み合わせ。開幕戦の出場選手は、佐々木寿人、二階堂亜樹、松本吉弘、瑞原明奈となった。爆発したのはKONAMI麻雀格闘倶楽部のエース佐々木寿人選手。魔王と呼ばれる佐々木選手があがりを連発しトップを走る。それを追いかけるのはEX風林火山の二階堂亜樹選手。亜樹選手は、手堅くあがりを重ねて2着を確保していく。割りを食ったのは渋谷ABEMASの松本選手とU-NEXT Piratesの瑞原選手。レギュラーシーズンではMVP争いをしていた瑞原選手は、結果からいえばこのセミファイナル開幕第1戦で4着となってしまい、チームポイントを減らす結果になった。続く第2試合は、KONAMI麻雀格闘倶楽部は高宮まり選手、EX風林火山は松ヶ瀬隆弥選手、渋谷ABEMASは多井隆晴選手、U-NEXT Piratesは鈴木優選手が登場。結果は、1着が多井選手、2着が高宮選手、3着が松ヶ瀬選手、4着が鈴木優選手となって、なんとパイレーツは2戦連続4着でポイントを大きく減らすことになってしまった。セミファイナルからファイナルに進めるのは上位4チームだけ。まだ始まったばかりとは言え、いきなりの2連続ラスは厳しいスタートになった。

4月11日(火)


朝4時半起床。散歩に行って朝食。少し休憩してからラジオ体操。
午前中に打ち合わせが1本。その他は特に報告事項なし。夕食は豚バラとキャベツのたまご炒め。ご近所からたけのこをいただいたので筍ご飯を炊く。

春キャベツと豚肉のたまご炒め。手前に見切れている筍ご飯


夜はMリーグを視聴しつつ読書。今日の対戦は、KONAMI麻雀格闘倶楽部、KADOKAWAサクラナイツ、TEAM雷電、U-NEXT Piratesの対戦。1試合目は滝沢和典選手、岡田紗佳選手、本田朋広選手、仲林圭選手の対戦。結果はサクラナイツ岡田選手が1着。退場時にカメラに向かって満面の笑みでダブルピースがかわいかった。第2試合は佐々木寿人選手、堀慎吾選手、黒沢咲選手、小林剛選手の対戦。結果は黒沢選手が圧勝で1着。レギュラーシーズンでも11万点を超える大トップで最高スコア賞のタイトルを獲得しただけに、黒沢選手は爆発力がある。苦しくなってきたのはU-NEXT Piratesで、第1試合は仲林選手が2着に入ったものの第2試合は小林剛選手が4着となり、トータルスコアはマイナス170ポイント以下まで落ちてしまった。昨日から4着4着2着4着という結果で完全にスタートで躓いた形。だが、まだ残り16試合あるので十分に逆転できる。セミファイナルを盛り上げる意味でも今後に期待したい。

4月12日(水)


朝4時半起床。散歩に行って朝食。本日はラジオ体操おやすみ。
打ち合わせの予定はなく終日作業。特に報告事項はなし。午後は早めに終わらせて、母の通院付き添い。診察を受けている間に車中で「路上の陽光」を読む。帰りにスーパーに寄って、日曜日の買い出しで買えなかった食材を買う。夕食はチャーハン。

チャーハン


今夜はMリーグがお休みなので読書を進める。「辮髪のシャーロック・ホームズ」

4月13日(木)


朝4時半起床。散歩に行って朝食。本日もラジオ体操はおやすみ。
午後に少し長めの打ち合わせがあっただけで無難に業務は終了。夕方に歯医者に行く。夕食はスペアリブ煮。
夜はMリーグを視聴しつつ読書。試合内容はあまり印象に残っていないが、レギュラーシーズン終了後に結婚を発表したKADOKAWAサクラナイツの渋川難波選手が第1試合に登場して見事にトップをとり、試合終了後の退場時に岡田選手にあやかってダブルピースをしたのだが、そのときの様子がそれはもう照れくさそうだったのが面白かった。

4月14日(金)


朝4時半起床。散歩に行って朝食。ラジオ体操はおやすみ。
今日は自分の通院があるので休暇を取得した。10時過ぎに家を出て品川まで移動する。メンタルクリニックの午前の部で診察に入る。最近の状況などを話していつもの薬を処方してもらう。
東京駅に移動して、回転寿司店で遅めの昼食。サッポロ赤星があったので久しぶりに瓶ビールを頼む。イカゲソのフライをつまみに頼み、お寿司を5皿ほど食べる。お昼を済ませたら大丸の地下で夕食用のお惣菜を買う。最後に恒例の丸善丸の内店に寄って、あれこれ購入して帰宅。そういえば、私も買ったけど昨日村上春樹の久しぶりの新刊が出たんだね。ツイッターでは他の店が大々的に積み上げて売っている様子だったけど、丸善丸の内店は、もちろんたくさん平積みしてあったけどあまり目立ってなかった。むしろ、昨日本屋大賞に決まった凪良ゆう「汝、星のごとく」が、さっそく『本屋大賞受賞』の帯付きで展開されていて、そっちの方が目立っていた。

遅めのランチで回転寿司


帰宅して、購入してきたお惣菜で夕食。昼間にビールを飲んだので夜はアルコールなし。
夜はMリーグを視聴しつつ読書。今日のMリーグはレギュラーで敗退してしまった赤坂ドリブンズの園田賢選手と丸山奏子選手がプレイた~解説として登場。試合後のインタビューや自身のYoutubeでの検討配信でのトークが面白い園田選手が解説で入って、いつもの公式解説メンバーとは違う面白さがあった。ちなみにこの日記は土曜日に書いているが、園田選手のYoutube検討配信を見ながら書いている。第1試合の最終南四局のEX風林火山勝又健志選手とKADOKAWAサクラナイツ内川幸太郎選手の思考を第三者の園田選手が分析する内容が面白く、そこに当人の勝又選手、内川選手がチャットでコメントするなど、選手の思考や心理が伺えて、面白いだけでなく麻雀の勉強にもなる配信だった。

記事を読んでいただきありがとうございます。記事をお読みいただき、応援したい、サポートしたいと思っていただけましたら幸いです。サポートしていただいたお金はさまざまな社会貢献活動に利用させていただきます。