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【東京パラリンピック2020】パラリンピックで注目を集めたスポーツやエンジニア目線で気になるスポーツは?

以前オリンピックについてのアンケート結果の記事を書きましたが、パラリンピックも先日無事に終了しましたね。

パラリンピックの競技はルールをあまり知らない人もいるのではないでしょうか?
そんな人のために、社内で注目を集めたパラリンピックの競技種目にフォーカスして簡単なルールなど含めご紹介していきたいと思います。

パラリンピックで社員が観戦した競技種目

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まずみんながどんな競技種目を観戦していたのか気になりますよね。
実際に聞いてみたところ上記画像のような結果に。

車いすバスケットボールがダントツで人気だったようですね。

他にもボッチャ、車いすテニス、車いすラグビー、バドミントン、陸上競技、5人制サッカー、アーチェリー、水泳などが観られていたようです。

車いすバスケットボール

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車いすバスケットボールは下肢などに障がいのある選手が、競技用車いすを巧みに操作しながらプレーするバスケットボールです。

使用するコートやリングの高さなどは一般のバスケットボールと同じで、激しい攻防やスピーディーなパスワークが魅力。1960年にローマで開催されたパラリンピック第一回大会から実施されており、現在でも最も人気のある競技のひとつ。

【車いすバスケットボールのルール】
・一般のバスケットボールのルールとほぼ同じ。
・チーム5人の選手がボールを奪いあい、一般の競技と同じ高さ(3.05m)のゴールにボールを投げ入れて、得点を競う。
・スピードや俊敏性、持久力に加えて、車いすを操作する技術などが決め手となります。
・ゲームは10分のピリオドを4回行う。
・第1ピリオドと第2ピリオドの間、第3ピリオドと第4ピリオドの間、それぞれ2分間のインターバルがあり、第2ピリオドと第3ピリオドの間のハーフタイムは、10分または15分。

【Point!】
・トラベリングのルール
 選手がボールを持っているときのプッシュ(車いすを手で漕ぐこと)は連続2回まで。 
 3回以上プッシュするとトラべリングとなり、相手チームのスローインとなる。

・ダブルドリブルは適用されない
 車いすは一度止まってしまうとなかなか動き出すのが困難。障がいによっては体の向きを変えるのが難しい選手もいるため、車いすバスケットボールではダブルドリブルは適用されない。
 車いすをプッシュ2回以内でドリブルすれば、またプッシュしても良く、その動作を何回でも行うことができる。

・チーム構成方法
 障がいの重い人は1点、障がいの軽い人は4.5点と選手一人一人に持ち点と言われる点数が与えられ、コートの5人の選手の持ち点合計が14点以内にならなければならない。
 障害の軽い人だけで試合はできないため、それそれの持ち点の組み合わせによるチーム構成(戦略)をする必要がある。

車いすバスケットボールはパラリンピックのスポーツのなかでも歴史が古い競技のひとつです。
魅力はなんと言っても、圧倒的なスピード感と力をぶつけ合うような激しさ。
選手たちの巧みなチェアワークでプレイヤー同士が激しく衝突し、車いすごと転倒することもあるほど。荒々しいほどの迫力はたまりません。

ボッチャ

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イタリア語で「ボール」を意味するボッチャは、脳原性疾患による四肢麻痺など、比較的重い障がいのある人のために考案されたパラリンピック特有の球技です。
最初にジャックボールと呼ばれる白いボールを投げ、続いて赤と青の各6個のボールを投げたり、転がしたりして、目標となるジャックボールにいかに多くのボールを近づけるかを競うスポーツです。

【ボッチャのルール】
・両選手(ペアやチーム)が6個ずつのボールを使用する。
・先攻側が的となるジャックボールを投げ、続けて1投目の投球を行う。
・後攻側が最初の投球を行う。
・以降、ジャックボールからより遠い位置にボールを投げた側の選手がその次の投球を行う。
・両チームともに6球ずつを投げた時点で得点を計算をする。
※この一連の流れを1エンドとし、個人戦とペア戦は4エンド、チーム戦は6エンド行います。
・以降、同様の形式で各エンドを戦い、点数をつけます

【Point!】
・個人戦とチーム戦 

1対1で行う個人戦、2対2で行うペア、3対3で行う団体戦がある。

・ボッチャのコート
 試合では、シングルス戦、ペア戦、チーム戦に関わらず同じサイズ(12.5m×6m)のコートを使用し、選手が投球する位置は細かく決められていて、選手は2.5m×1mのスローイングボックス内でプレーする。

・クラス分け
 パラリンピックなど国際大会では、障がいの程度により、「BC1」~「BC4」の4つのクラスに分かれる。
 障がいによりボールを投げることができない選手(BC3クラス)は、勾配具(ランプ)を使って自分の意思を競技アシスタントに伝えて転がし入れて参加できる。

ボッチャは近年では障がいの有無に関わらず、老若男女、誰でも楽しむことができるスポーツとして注目されています。
トップレベルのアスリートともなると、レクリエーションとは一線を画する競技力で、何手も先を読んだ戦略、それを実現する針の穴を通すような投球は観る者を魅了します。

障がいが重いからスポーツは楽しめないわけではなく、障がいが重くても楽しめるスポーツがボッチャであり、誰しもがスポーツを楽しむことができるという障がい者スポーツの理念を体現しているところにも魅力があすスポーツです。

車いすテニス

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車いすテニスは車いすに乗って行うテニスで、障害者スポーツの一つです。

1976年、アクロバットスキーの競技中のけがにより車いす生活となったアメリカのブラッド・パークス氏が、ジェフ・ミネンブレイカー氏とともに車いすの改良を含め、本格的な競技スポーツとして成立させたのが始まりとされています。

【車いすテニスのルール】
・基本的には国際テニス連盟(ITF)のルールに則って競技が行われ、使用するコートやネットの高さ、用具(ラケット、ボール)は同じ。
・障がいや車いすを使用することによってゲーム性が損なわれてしまう部分を考慮し、2バウンド以内に返球可能。

【Point!】

・種目について 
一般のテニス同様、種目としてはシングルス戦とダブルス戦が行われる。

・クラス分け

 大会では性別や障がいの種類や程度によって分けられた3つのクラスごとに試合が行われる。
 下肢に障がいがあり、車いすを使用するクラスとクアードといって下肢だけでなく、まひなど上肢にも障がいのある比較的障がいの重い選手が出場するクラスに分かれる。
 クアードクラスは握力を補うためにラケットと手をテープで巻いて固定することが認められている。

選手はラケットコントロールが上手いことは当然ですが、車いすの操作「チェアワーク」のスキルも重要とされています。

また車いすは一度止まってしまうと次の動作まで時間がかかってしまうため、プレー中は常に動き回っている必要があります。
そんなハードな状況の中、自由自在に車いすを操り、強力なショットを打ち込む、その躍動感に溢れた選手の姿が観れるのが、車いすテニスの魅力なのではないでしょうか。

車いすラグビー

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パラリンピック競技で唯一車いす同士がぶつかるタックルが認められているのが車いすラグビーです。

激しいコンタクトプレーにも耐えられる頑丈な競技用車いすを使用し、ボールは丸い専用球を使用します。
頸随損傷や機能障がいなど四肢に障がいのある選手たちが、巧みな車いす操作でゴールを狙うスポーツです。

【車いすラグビーのルール】
・ボールを保持した状態で、車いすの2つの車輪が「トライライン」というラインに乗るか通過すると1点が入る。
・コートはバスケットボールと同じ広さで、攻撃時間など時間に制限を設けるルールが存在、ラグビーとは異なり、前方へのパスが認められている。
・オフェンス側はボールを持ってから12秒以内にセンターラインを超えなければならない。
・一度センターラインを超えてからはセンターラインの自陣側にボールを戻してはいけない。
・オフェンス側は40秒以内にトライをしなければならない。オフェンス側が上記の反則を犯した場合、ボール所有権が相手チームとなり攻守が入れ変わる。

【Point!】
・チーム構成
男女混合の競技で1チームは最大12名で編成され、コート上には4名が出場する。
・ポイント制度
 障がいの程度によって、各選手に持ち点が設定される。
 持ち点は、障がいが軽いほど点数が高く、重いほど点数が低くなる。コート上の4名の合計点を8点以内で編成することで、障がいの軽い選手だけでなく重い選手にも出場機会が生まれる。選手の交代には、回数制限なし。

見どころは、車いす競技のなかで唯一ルールとして認められている、車いすでのタックルです。大音響が響き渡り、勢い余って車いすが転倒するなど迫力満点なのが車いすラグビーの魅力ではないでしょうか。

もしコロナがなく、帰社日にみんなで観戦に行けてたとしたら観たかった競技は?

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もしコロナがはやっていなかったとして、帰社日で社員みんなでパラリンピックの観戦に行けていたとしたら、どんな競技種目が観たかったか社内の人に聞いてみました!

1位 車いすバスケットボール

2位 バトミントン
    卓球

3位 車イスラグビー
     5人制サッカー
    アーチェリー

やはりパラリンピックでも王道な競技種目が人気を集めたようですね。
寧ろオリンピックのときのアンケートと比べると、ルールが分かりやすく盛り上がりそうな競技種目がランクインしてますね。

エンジニアがエンジニア目線で気になったスポーツ

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最後に弊社エンジニアがエンジニア目線で気になった競技種目を聞いてみました!

ボッチャ
・戦略的で、論理性があって面白い。
・投球の正確さと戦略が勝敗を分け、アシスタントもランプの向き、角度や長さを調節したり非常に重要な役割を握っているため、チーム一丸となって試合に参加するところが、IT業界も同じように一人一人が重要な役割を握っており、チームで開発を行うため、似ていると感じた。
5人制サッカー, 自転車競技(ロード)
・一番動きが激しそうなスポーツで四肢欠損などの障害を抱えてる人が、競技ごとにどのように義足の特性が違うかなどが気になったため。

戦略性や論理性、チームワークなどがIT業界とどこか共感できる点が多いことから、ボッチャが気になる人がいました。

また競技ごとに義足の特性が異なるのかという点で気になる競技種目もあったようですね。

まとめ

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オリンピックと同じでパラリンピックも日々厳しいトレーニングを重ねてきた選手たちが、最高の結果を目指して自分の限界に挑む大舞台です。

陸上競技や車いすテニスなど健常者の競技に近いルールを採用する競技から、ボッチャやゴールボールといった障がいが重いからスポーツは楽しめないわけではなく、障がいが重くても楽しめるのスポーツまで、幅広く競技が見れたのがパラリンピックの魅力ではないでしょうか。

車いすやバイクといった道具を使いこなす繊細でダイナミックかつ、華麗なテクニック、選手ごとの身体能力を生かしてチームを構成する戦略性、ルールの制約があるからこそ生まれるスピード感や躍動感が、パラリンピック競技にはあります。

今までパラリンピック競技を見たことがないという方も、今回東京パラリンピックということで身近に感じることができたという人も多くみられました。

パラリンピックもまた、コロナ禍の落ち込んだこの世界中に、人生を懸けて精悍に戦う選手たちの姿は本当にたくさんの希望を与えてくれました。

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