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インドの工房"アマイラ"のメンバー紹介

2023年、本年もランゴリーをよろしくお願いいたします!

それでは早速、前回(「インドの工房"アマイラ"の紹介」)にひきつづき、工房立ち上げの立役者である内海(以下Tomoko)と江副(Ezo)が、インドの工房をご紹介いたします。

Ezo:内海さんにとって2022年はインド年でしたね。インドには何回行かれましたか?
Tomoko:5回行ったよ。1年の3分の1はインドにいたね。

Ezo:すごい!でもそのおかげで、ついに売れるクオリティの物ができるようになりましたね。あの環境で、立ち上げから9ヶ月でここまでのクオリティに達したなんて、驚異的な速さに感じます!
Tomoko:ほんとすごいよね。3月4月の時点ではもう絶対無理だと思ったよね。

Ezo:3月に立ち上げた時よりはメンバーが減っちゃいましたが(※1)今はやる気あふれる精鋭メンバーが頑張ってくれてますね。

Ezo:今、工房には何人のメンバーがいますか?
Tomoko:今は近所に住む女の人9人(※2)と、この工房のために雇った、品質管理担当1人、縫製指導担当1人。

(※1)アマイラのメンバーが減った理由
結婚が決まりその土地を離れることになった、自然と来なくなった、トレーニング期間は収入が入らないので家族に参加を反対された、などの理由で当初13人いたメンバーが9人に減りました。

(※2)アマイラの働き方について
アマイラというグループ全体では、約25人のメンバーが在籍しています。アマイラは普段はドリシテからの注文を受けて、各々の家にあるミシンでクルタ(インドの民族衣装。チュニックのような服)などを作っています。
ランゴリー製品の製造には数種類のミシンが必要なことと、衛生面などの管理も必要なため、家庭に持ち帰って作る内職方式ではなく、工房に集まって作る工場方式を採用しています。

Ezo:ふむふむ。それでは内海さん、メンバーの紹介をお願いします!

アマイラで働くメンバー

サブリーン(工房リーダー)

手先が器用で、縫製技術は一番高い。なんでもできるので全体をまとめるリーダーに抜擢。ちょっと時間にルーズ。

カメラを向けるといつも完璧なキメ顔をくれるサブリーン。病気のお母さんの世話をしながら工房に通う

裁断チーム
ブシュラ(裁断チームリーダー)

しっかりもので、工房への出勤時間が早い。
おしゃれでメヘンディを描くのが上手。Drishteeメンバーがいない時は通訳をしてくれる。

なにか頼むと”エックミニッツ!(1分待って)”と言ってすぐに解決してくれる。若いのに頼れる存在

裁断チーム
ピンキー

2人の女の子の母親。
目が合うとニコニコと笑顔を返してくれる。いつも着けてる鈴のアンクレットが素敵。

おっとりしていながら細かなことにもよく気が付き、いつも手を動かしている働き者

裁断チーム
ファーハ

英語は得意じゃないが、一生懸命話しかけてくれる。料理が上手で辛さゼロのインディアンフードを作ってくれる。

ミシンの技術も高く、メンバーからは縫製チームに推薦されていたファーハ。
「私は裁断がやりたい!」と強い意志で裁断チームに入った。

縫製チーム
リズワナ

ジグザグミシン担当
4人の女の子の母親。15人の大家族で暮らしている(ジョイントファミリー)。
裏表逆につけちゃうおっちょこちょいなとこもあるけど、フィーダー(ゴム付け用の調整器)無しでも均等にゴム付けができる、スゴ腕の持ち主。

NHKの取材でも紹介されていたリズワナ。キラキラした表情で仕事に取り組んでいる。

縫製チーム
ナズニー

オーバーロック/テープフィーダー付ジグザグミシン担当
スマホの翻訳機能を使いながらの会話も弾む。
たったの3カ月で、暴れ馬のようなオーバーロックミシンが使えるようになるなど、上達が早い。

扱いにくいミシンに文句も言わず、ひたすら練習して扱いをものにした頑張り屋さん。ナズニーの妹。

縫製チーム
ジャハーラ

シングルニードル担当
2人の女の子をもつシングルマザー。夫はコロナのロックダウン中に街の病院まで行くことができず亡くなった。働くのはアマイラが初めてで、今は家族に助けられながら生活している。

工房の中では物静かな存在。縫製指導者の手元をよく見ていて、指示したときの理解が早い。

縫製チーム
エクラ

シングルニードル担当。気が強く意見をはっきり言うが、素直な性格で、人の意見もよく聞いてアイデアを出してくれる。

結婚のため2022年でアマイラは卒業。ブシュラとは双子の姉妹。

品質管理チーム
ビビ アフサナ(品質管理チームリーダー)

アマイラの工房がある住居のオーナー。タイムキーパー的役割で、午前午後に忘れずにチャイを出してくれる

みんなが眉間にシワを寄せて悩んでいる時も、美味しいチャイで和ませてくれる

品質管理チーム
アズメーリ

地味な仕事にも黙々と取組む、がんばりやさん。
内海の帰国の際には、手づくりの座布団をプレゼントしてくれた。

みんなが飽きちゃうような地味な仕事でも、休まず最後まで続けるアズメーリ

縫製技術責任者
ロヒット

シャイなところがあるが、ランゴリーメンバーが帰国の時には折り紙で作ったお花をプレゼントしてくれるなどチャーミングな面も。

デリーやムンバイの工場で10年以上縫製の仕事を続けてきたロヒット。黙々と仕上げる姿はまさに職人。

品質管理責任者
ナンダン

実家は機織り屋なのでテキスタイルの知識が豊富。染み抜きなども上手い。

大学では経営を学んでいたナンダン。記録を表に残す作業も得意で、折れ針の記録なども確実に付ける。

Drishteeメンバー
カリム(バーガルプール地域の縫製指導責任者)

縫製技術が高く、型紙の修正も上手い。奥さんと仲がよい。

和やかなキャラクターのカリム。サンプルを見せれば型紙を作ってくれる。


Ezo:みんないい顔!会いたくなりました。こうしてみると適材適所。それぞれのチームに良い人材が配置されていますね。
Tomoko:そうだね。

Ezo:内海さんはメンバーのお家にご飯に招かれたり、すっかり馴染んでますよね。
Tomoko:私、辛いものが食べられないんだけど、みんなそれをわかってて、まったく辛くない料理を作ってくれるの。この地方の郷土料理らしいんだけど、それがすっごくおいしいの!
Ezo:わあ!では次回はそのお料理について教えてください!


ということで、次回はアマイラメンバーのお家でご馳走になったご飯についてお伝えいたします。次回もお楽しみに!

最後までお読みいただきありがとうございました。ダンニャワード!

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