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初のバイト先で差別的発言をぶつけられた

こんにちは。オーキッドです。

タイトル、驚かれた方がいらっしゃれば、大変申し訳ありません。だがしかし、こちらタイトルにもある通りですが、初のバイト先で差別的発言をぶつけられた本人が私です。生々しい体験談となります。

 クリスマスということで、あるケーキ屋さん(店名は伏せます)でクリスマスシーズン中、短期アルバイトとして働くこととなりました。接客業などのアルバイトはした経験がなかったので、ワクワクしていました。クリスマスシーズンということで、12月24日と25日は13時から21時まで6時間、お客様のオーダーを取るというお仕事をさせていただきました。(21時まで立ちっぱなしで、友人や家族とクリスマスを祝うことは出来ませんでしたが、働くことの大変さは痛感しました。)

その職場で何があったのか。どのような差別的対応をされたのかをお話ししていきます。


「帰国子女さんってこういう態度とるよね。」

 水を飲みに行こうと店の裏に行った時のことでした。店員Tさんに「佐伯さんは帰国子女さんですよね?」と質問があり、「はい。そうです。お疲れ様です。」と答えると、「帰国子女さんってこういう態度とるよね。」と急に言葉を浴びさせられました。もしかしたら何か嫌な思いをさせてしまったのかなと思い、働いている間も不快な思いでいっぱいでした。

 しかし、よーく考えてみると、店員Tさんがおっしゃった言葉は、非常に固定概念の塊だということに気付かされました。けだし、店員Tさんは昔何か不快な経験をしたのかもしれませんが、「帰国子女が〇〇…」と決めつけることに対しては、個人的に納得がいきませんでした。私は帰国子女という言葉に対しては何の反感も感じないのですが、帰国子女というイメージなど、その言葉に含まれている深い意味や固定概念に居心地が悪く感じます…

その後も、ありとある心無いことを言われました… 一言で言うと、とても苦しかったです。


「君の肌の色って、ガトーショコラより黒いね。」

 これは、店員ではなく、ケーキを買ってくださったお客様に言われた言葉です。クリスマス期間でしたので、お客さまは店の領域をはみ出るまで、長蛇の列を作っていました。大半のお客様は親切にオーダーしてくださったのですが、ある時、ガトーショコラをオーダーしてくださったお客様が私の手を指差して、「君の肌の色って、ガトーショコラより黒いね。」と言ったのです。衝撃的すぎて、硬直してしまいました。普段の私であったら反抗することもできたのですが、この事件が起こる前、帰国子女の態度について非難されたこともありましたし、長い列を破壊するような行動を起こすことは出来ませんでした。

 私は生まれつき、日に焼けたような肌色をもっています。「黒いね。黒いね。」と言われたことは幼少期数えられないぐらいありました。しかし、色白になりたいとことは一度もありませんでしたし、この肌の色は個性であり、私のバックグラウンドを象徴するものです。「ガトーショコラより黒い。」という表現は無論のこと耳にしたことがありませんでした。ですので、あのお客さんがどのような意味を込めておっしゃったのかはわかりません。ですが、考えを巡らせた挙句、差別的だったなと改めて感じました。


まとめ

 日本で生活する外国人の数が急増したり、帰国子女を受け入れる学校が増える傾向があったり、BLACK LIVES MATTER の運動を東京で開催するなど、多様性を受け入れ始めてきたなとしみじみ感じていました。にもかかわらず、このような差別的な中傷を受け、日本の自閉的な面を目にしてしまいました。この短期間でのアルバイトで起きたことが全ての人に起こることではありません。しかし、私はこの驚異的な体験をNOTEで発信することによって、1人でも多くの方に何か伝えられたらなと思います。

とても重い内容となってしまいましたが、これで失礼します。ありがとうございました。

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