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帰国子女が送ってきた人生がキラキラしているとは限らない。

こんにちは、オーキッドです。この場で感謝の気持ちを述べたいのですが、フォローやスキ、ありがとうございます。これからNoteを継続していく上で非常に励みとなっています。よかったら、コメントもよろしくお願いします。


今回のNoteの内容なのですが、「帰国子女」についてです。私は、バンコクから日本に帰ってきたので、私も帰国子女と言われる一人です。タイトルにも書かれている通りなのですが、帰国子女が送ってきた人生は、キラキラしている訳ではなく、置かれた環境で必死に頑張る、ただそれだけです。今回は、それについて、帰国子女の観点で、私なりの切り口で書いていこうと思います。


帰国子女が羨ましいと思われる点

外国語が話せる
(通っていた学校によっても話せるか話せないかは大きく変わっていきます。例えば、中国の日本人学校に通っていた生徒より、中国の地元の学校に通っていた生徒の方が中国語は流暢に話せるはずということです。)

入試で優遇される 
(う〜ん。帰国枠入試もありますよね。しかし、エッセイや面接など表現力と語彙力がないと受からないこともあります。また、英語圏に住んでいなくても、英語力は問われますので、私は、必死にTOEFLの勉強を泣きながら取り組んでいました。TOEFLを3ヶ月にいっぺん受け、目標のスコアに到達するまで、恐怖と直面していました。)


海外で暮らしていた経験 
(私は、タイが好きでしたので、住んでいて良かったなと思いますが、日本に住んでいた方が良かったかもしれないと思う人だっていると思います。例として、私は幼少期、フィリピンのマニラに住んでいたのですが、親に聞いたところ、その当時は治安がとても悪くなるということで、午後の6時からは道を歩くと危ないということもありました。後進国である為、電灯の数が少なく、日本の午後6時とは非常に異なった風景だったそう。これだけが理由ではないですが、このように治安の悪さや自由の無さなどが理由で日本に帰りたいという人もいます。)


就職活動で有利 
(外国語が話せたら有利かもしれません。住んでいた年数が多ければ多いほど、アピール出来るポイントが多いかもしれません。まあ、私はまだ高校生なので、就職活動は始めていないので、そこのところはよくわかりません。)


帰国子女が苦労する点

・転校が多すぎる

(私は、そこまで転校はしていなかったので)今回、例を挙げるのは、3回幼稚園を転園した私の妹と、2回1年間で転校をした私の友人です。

私の妹の場合:2歳 シンガポールのアートスクール → 3歳 渋谷の幼稚園 → 4歳 ヨコミネ式幼稚園 → 5歳 バンコクの幼稚園(日本語部) → 6歳 バンコクの幼稚園(インター部)

   言語が、英語と中国語→日本語→英語に変わったのは大変だったと思います… 私もシンガポールには1年ほどしかいませんでしたが、年中で転園した時、日本語で「紫」が言えず、「パープル、パープル」と言っていたそうです。日本語部からインター部への転籍は無しとしたとしても、3回転園しています。クラスメイトが言っていた「いもむし」という単語を知らず、「キャタピラー」と言っていたそうで、先生を驚かせたらしいです。

あ、思い出した。たったの一年3校通った友人もいます。驚異的です。


私の友人の場合:小学5年生 1学期 日本の公立小学校 → 小学5年生 2学期 シンガポールの日本人学校 → 小学5年生 3学期バンコクの日本人学校


これは…自分の母国がどこが分からなくなると思います。彼のお母さんは、フィリピンの方でしたが、母語は日本語でした。運動会、何回あったのだろう。

   たくさんのクラスメイトを送る側は、毎学期、「お別れ会」というものがあり、色紙にメッセージを書いたり、転校する生徒がしたい遊び(ドッチボールとか鬼ごっこ)をする日があります。滞在先での任期が決まっていても、突如、帰国を命じられることもあるので、お別れは転校する側も送る側もキツかったです。


・帰国子女全員が治安の良い国にいたわけではない

   私は、フィリピン、シンガポール、タイの3カ国に住んでいましたが、シンガポールはとても住みやすく、治安の良い国でした。

   フィリピンでは、スラム街が多く、家政婦(maid)を雇い、子供を守ってもらうのが一般的でした。しかし、その信頼している家政婦が家庭の電子機器や高価なものを盗み、逃げることもあったらしいです。

   タイでは、路上で寝ている子供は大勢いますし、貧富の差を間近で見てしまった国でした。タイに来た当初(2012年)、タクシーのぼったくりもありました…日本人狙いの誘拐未遂が起きていた時期もありましたね。

   中学生になって、やっと1人で電車に乗って良いと親に言われました…身の危険と隣り合わせではありませんでしたが、治安の良さは重要です、それでも帰国子女が羨ましいのかなと思ってしまいます。


・言語力が中途半端になってしまう?

   私は英語圏には住んでいなかったので、「なんで英語圏に住んでたのに英語、ネイティブじゃないの?」とは聞かれるようなことはありません。

   しかし、肝心な中学生活を英語で送ってしまった私は、中学生の頃、日本語と英語が中途半端な状態に陥り、知り合いの大人には、「お前、何語が話せるのかよ。」「あれ、日本語も英語もあんまりだけど大丈夫?」「タイの現地校通っているんだっけ?」と、平気で皮肉なことを言われていましたね。

   現在は、日本のインターナショナルスクールに通っていますが、日本語を第一言語とする生徒もいる為、母には、「日本語上手になったと思う。」と誉められ?ました。やはり、それでも、日本の公立の小中学校に通っていた生徒と同じレベルの日本語を扱うには、もっと努力をしないと駄目ですね。私の第二言語の英語ですが、オンライン授業もあった為、まともにインターナショナルスクールに通ったのは、2年半。インターナショナルスクールに6年、7年通った生徒と比較(比べるのは本当は良くない)してしまうと、英語は頑張ったのにな…と思ってしまう自分がいます。

私は、読み書きは出来ませんが、タイ語を扱うことが出来るという強み唯一のがプライドなのかもしれません。

まとめ

特に私がいいたかったこと、共有したかった内容なので、まとめといったまとめはありません、ごめんなさい^^; こんな感じで終わります!

ありがとうございました。


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