【シティリーグS1】ベスト8 アローラロコン単(ロコンレントラー)デッキ解説【代筆】
※この投稿は友人の代理で書いています(適材適所)
7度目投稿のランタンです。
10月14日にイエローサブマリン(秋葉原)で開催されたシティリーグで友人のわんわん(@gregorysaikai)さんがアローラロコン単デッキでベスト8に入っていて、記念にnoteでも書けばいいじゃんと言ったら色々あって僕がデッキの解説を書くことになりました。
去年のCL京都あたりから1年ほどベースが同じデッキを使い続けていて、普段から色々と一緒に調整しているのが僕だったためもの書くの好きなお前が書けばって経緯です。
ちなみに彼がこのデッキを使用している理由はメタ読みではなく「アローラロコン好きだからアロコンを主役にしたデッキを作りてえ…」です。
その前はアタッカーがバサギリVSTARしか入っていないまさかりデッキ使ってました。
環境のデッキに対してそれなりにちゃんと戦えることと、初見ではほぼわからないため相手のミスを誘いやすいデッキになっているので解説していきます。
マッチアップ
【予選】4勝1敗 4位通過
ロストギラティナ⭕️
パオジアン&パルキア⭕️
サーナイト⭕️
パオジアン&パルキア⭕️
雪道リザードン❌
【決勝トーナメント】一没 ベスト8
ロストギラティナ❌
デッキ解説
コンセプト
アローラロコンを突破不能にして詰ませて勝つ
アローラロコンしか出てこないので得意な相手にはめっぽう強く、苦手な相手にめっぽう弱い。
最後の1枚のサイドを取られなければ負けていない。そこまで粘って戦う感じのデッキです。
各カードの解説よりもどういったことをするのか先に記載します。
基本的な戦い方
自分の場がアローラロコン単騎になる。
もしくは相手のボスの指令をなくすことを目指します。
アローラロコンが耐えれるかどうかに全てがかかっているので、ギラティナVSTARやバンギラスVなど特性のない強力なアタッカーがいるデッキにはほぼ勝てません。
大半の場合はレントラーでスタートし、パーツをかき集めて手札干渉を誘いつつ3体目のアローラロコンVSTAR完成を目指します。
レントラーを使わないケースは(出せない場合を除き)先攻を取り、手札のカードだけで2ターン目にアローラロコンVSTARがスノーミラージュを宣言できるときだけです。
場に出すポケモンはレントラー+アローラロコンだけで、レントラーでスタートできずどうしてもエネルギーをトラッシュしたい時だけかがやくゲッコウガを使うことを視野に入れます。
アローラロコンを一撃で突破できるポケモンは限られているため、相手の攻撃を1回耐えたら次のアローラロコンの準備をはじめる。殴ってきた相手のアタッカーはロストシティでロストさせる。これを繰り返し相手のアタッカーが何もいなくなってからサイドを取りきります。
サイドを取り始めるのが非常に遅いことや、そもそも手札に持っておきたいカードが4枚ずつ採用しているアローラロコンとロストシティしかないためナンジャモによる手札干渉の影響は他のデッキと比べると小さいです。
採用カード
アローラロコンVSTAR(4-4)
主役となるポケモン。
絶対に3枚ずつしか使わないものの、デッキ全体でドロー手段がほとんどなくデッキを圧縮する要素もないため最大枚数を採用し少しでも素引きできるようにしています。
今のポケモンカードはアタッカーの多くが特性を持っているためアローラロコンをそのまま突破することは難しく、アローラロコンを3回突破するリーソスがそもそもないデッキが多いです。
ぎんせつスターもミュウVMAX戦では唯一の勝ち筋として活用するため効果を覚えておくと良いです。
最後までアローラロコンしか出てこないデッキは相手が想定しておらず、ぱっと見事故っているだけに見える点も勝ちを拾えるポイントです。
レントラー(4)
スタートして嬉しいポケモン。
後攻1ターン目に各種どうぐをつけてワザを使えるといきなり相手の意表をつくことができます。
HPが160と並の非ルールポケモンでは倒すことができず、ボスやロストシティをサーチしてくるため相手からすると放置しておくのも面倒な存在。
おはらいグローブをつけるとキルリアまで、スポンジグローブをつけるとセビエとゲッコウガまでが倒せるようになります。
たねポケモンの総数が(レントラー込)10枚で、レントラー4枚採用の場合スタートできる確率は5割ほどになります。
シークファングでは次のターンに使いたいカードを1枚持ってきつつ、もう片方はボスの指令やロストシティなど4枚採用しているカードのうちまだ持っていないもの持ってくることが多いです。
持っていると相手が嫌なカードは抱えているだけで圧があります。
実際は最後のアローラロコンが倒されない限り何でも良いというデッキなため、この圧力のかけ方はただのブラフだったりします(流されてもあまり影響がない)。
ドラピオンV(1)
苦手なデッキが多いアロコン単デッキですが、ミュウVMAXに関してはドラピオンを採用することでぎんせつスター+ドラピオンでVMAXを2回倒して勝ちに持ち込めるため採用しています。
ただし今はフュージョン型のミュウが主流に戻ってしまったため、相手が2体VMAXを立てたりしない限りは厳しいです(こちらが謎のデッキなので2体とも進化してくれる事があります)。
ゲッコウガ(1)
基本的に使いません。
レントラーでスタートできず、メロンを使わないといけないがエネルギーをトラッシュできない。どうしてもサイド1の壁を挟まないといけない、という場面でのみ使います。
エネくじ(1)
ダブルターボエネルギーをかさ増しするための採用です。
エネルギー転送(1)
メロンを使うために基本水エネルギーがどうしてもほしいという場面が多いため1枚はエネくじ、1枚はエネルギー転送という配分です。
ロストスイーパー(1)
このデッキでつらいのは本来は有利な対面であるはずの特性もちアタッカーが雪道で自分の特性を消して殴ってくることなので5枚目のスタジアム剥がしとして採用しています。
スタジアム現物と異なりペパーでサーチできるためいざというときに使いやすいです。
ファイトオレ(1)
140点くらいのダメージ2回でアローラロコンを倒そうとしてくる相手に対して使います。
特性を持たないポケモンが出せるダメージというのがこのあたりに集中しているため、一度使うと2回ではアローラロコンを倒すことができなくなります。
サイドは概ね負けているのでいつでも使えます。
きぜつまでの確定ラインをずらしつつ、殴ってきた相手をロストさせます。
森の封印石(1)
VSTARパワーは基本的に余るものなので余裕があったときに事故防止ができるという意味での1枚採用。
長らく2枚採用でしたがワザマシンが出たことで1枚採用に減りました。
エナジーターボ(1)
後攻の場合は1ターン目にアローラロコンが2体必要で、先2で取られる事を考えた際に2体にそれぞれエネルギー加速できると次のターンが成立させやすいことから採用。
レントラーは意外と攻撃できるので使ったあとに道具が消えてくれる点もポイント。
メロン(3)
アローラロコン3体に対して、2体はエネルギー加速手段がないと3エネつきにくいことから1枚余裕をもたせた3枚採用です。
去年は4枚採用していましたが、たっぷりバケツとクイックボールがレギュ落ちしたことで手札にエネルギーの余裕がなかったりトラッシュする手段がなくなったため現在は3枚で十分かなとなりました。
ボスの指令(4)
アロコンが立ってしまったらあとはこちらを殴れそうなポケモンやシステムポケモンを倒し続けることでゲームセットを目指すため妥協せず4枚。
ナンジャモ(4)
一度アローラロコンがワザを使い始めるとあまり使いたいサポートはなく、サイドも先行しないため割と使い得なサポート枠。
アロコンを突破するためのパーツが揃わないようにひたすら妨害したいため4枚。
ペパー(3)
ボールを確実にサーチでき、1枚採用のどうぐを好きに選んで持ってこれるので便利。他のサポートほど重要な役割があるわけではないため3枚。
ロストシティ(4)
特性なしのアタッカーをすべてロストさせれば勝ちなので4枚。
今の環境でロストさせたい主な相手はメモリースキップのラルトス、クレセリア、ミュウex、パルキアV、アルセウスV、カイオーガ、ポッポあたり。
水エネルギー+ダブルターボエネルギー(6-4)
エネルギーを手札に加える手段は乏しいですが、アロコンにエネルギーを貼れていなくてもメロン+ダブルターボで即時起動が一応できます。そのためエネルギーの総数を増やすことよりかはサポートを増やしたほうが良いと考えたので合計10枚です。
各対面で主に気をつけること
サーナイト
メモリースキップのラルトスとクレセリア、ミュウexをロストできるように殴り続ける。ほかは誰を殴っても変わらないのでボスは温存。
ムーンライトリバースでアローラロコンにダメージ100くらい乗っている場合はファイトオレを使うことで次のターンミュウexが出てきてゲノムハックしてきても1発耐えることができます。
パオジアン
ボスの指令かあなぬけのヒモが採用されていない場合(最近よく見る)、前に出てきたアローラロコンを突破することができないので準備さえできてしまえばあとは殴るだけ。
ミュウexとカイオーガが見えたら全力でそれらをロスト
ルギア
白ルギアならルギアVのエアロダイブとミュウexしか攻撃手段がないためひたすらアローラロコンで殴る。
相手が一撃型だとバンギラスVにアロコンが2体やられてしまうので概ね勝てません。
去年はムーランドV許せねえって言ってましたが今年はバンギラスV許せねえって言ってます。
リザードン
ピジョットができてしまうとあなぬけボスで簡単に負けてしまうので、ポッポの状態で倒せるかどうかが重要。
雪道が入っている事がたまにあるのでポッポ倒したらとにかく妨害しながらサイドが許す限りのアロコンを準備する。
ギラティナ
天敵。
割とどうしようもないです。前ほど一強という感じではないので踏まないことを祈ります。
ミライドン
アローラロコンを単体で突破できるライチュウVが天敵なのでとにかくモココを狙いつつ雪道を引かれないようにナンジャモで妨害しつづける。雪道を割り続けられるかどうかで決まります。
ゼラオラのバトルクローで60点うけることを忘れないようにしないと1発耐えたあとに不意にやられてしまいます。デンリュウexが採用されているとお手上げです。
ミュウ
2ターン目までに相手がこちらのデッキを誤解しているかどうかで大分変わります。
ぎんせつスターで350点を出す条件はVポケモンが5体です。
ミュウVMAXが2回出てきたら勝機があり、出てこないと難しいです。
あとがき
アルセウスでもなく、パオジアンでもない。
レントラーとアローラロコンしか出てこない不意打ちデッキについて解説しました。
1枚採用のカードたちも「誰もこんなのわからないでしょ!」というカードで、刺さる場面にめちゃくちゃ有効なものはなんだろうと話しながら選んで作ったデッキなので、使ったのは僕ではないのですが割と思い入れがあります。
シティリーグ終わったあとに一緒にごはん食べてたのですが、「こんなの交通事故だ!」って言われたというエピソードがめちゃくちゃ面白かったです(どうしようもないデッキはこのデッキと出会ってしまったら本当にどうしようもないので気持ちはすごくわかります。中身がわかってればやりようはあるんですが…)。
わんわんさんフォローしてあげると喜ぶと思うのでよろしくお願いします。
本人は絶賛障害対応中でやばいらしいので言いたいことが他にもあるか聞き出せたら何かしら追記します。
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