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本当にあった怖い話~出願での過ち~

まず初めに共通テスト2日間、本当にお疲れ様でした!
今年は特に英語が難しく、多くの人が苦戦した試験でした。
X上では自己採点の報告や愚痴、中にはリスニングの幼稚園児のファンアートまで。相変わらず大盛り上がり(?)でしたね。

全力を尽くせた人も居れば散々だった方もいるでしょう。しかしどのような結果であれ全国数十万人のライバルたちと戦った証は必ずどこかで発揮します!そんな試験を乗り越えた自分に何かご褒美をしてもいいのかもしれませんね。(カラオケ・映画・ゲーム・甘いものなどなど)

さて、ここから先の予定は受験生によって変わると思います。
私立に向けて勉強するものもいれば国公立の二次試験対策に挑むもの、中には実は形だけの受験で既に大学が決まった(本当におめでとう!)人も居るでしょう。

そんな中、私は現役時にとある国立大学を出願ミスによって受験が出来ずに終わるという人生最悪のやらかしを経験しました。出願ミスははっきり言って受験生として失格の行動です。しかしどの受験生も陥る可能性があるやらかしです。この記事を読んで出願時にやらかさず万全の状態で本番に臨んでいただけると幸いです。


出願時に必要な書類(目安)

出願にあたり国公立・私立問わずに必要な書類は一定数ある。
代表的なものとして

・在籍(浪人生は卒業)する高校の調査書

・願書と写真(事務処理はWEB完結・印刷して提出する大学も)

・共通テスト成績請求票(共通テストの受験票と同封)

が挙がる。

他にも志願理由書など大学によって必要な書類が出る場合もあるので必ず受験する大学の入試募集要項を読んでおこう。
また共通テスト成績請求票は国公立用・私立用に加え、前期・後期・推薦などによっても分かれているので正しい成績請求票を大学に送ってほしい。

出願のやり方

出願の仕方は各大学によって異なる場合があるので受ける大学の募集要項を必ず確認してほしい。

内容としては国立・私立共に大きく

①ガイドに従い出願登録を行う

②受験料を払う

③願書を大学に提出する(基本郵送だが直接受け取ってくれる大学も)

の3つに分かれている
今回は一例として京都大学のリンクを載せます。参考にしていただけると嬉しいです。
(32ページ以降に記されています)

https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/inline-files/ippanbosyuyokoR6_all-8186ddca5a0c572852e76e77d07bf8a7.pdf

出願の締め切り(2024年度版)

最後に出願の締め切り日だ。
ここは私立と国公立で大きく変わる。そして私のやらかしはここに大きく関係する。

私立大学の場合

私立の場合だと多くの大学が消印有効、つまり締切日までに郵便局に出せば出願したことになる。
例えば画像の関西学院大学(一般入試)の場合、1月17日までに郵便局に出しさえすれば確実に受理をしてもらえる。関学志望の読者でまだ出願が出来ていない方は早急に終わらせよう。

ただし日本大学のように必着、つまり締切日までに大学に一式が到着しないと受理してもらえない大学もあるので要注意だ。

関西学院大学の場合 

国公立大学の場合

国公立大学の場合、多くの大学において締め切りが

2024年1月22日(月)から2月2日(金)午後5時(必着)まで
(遅れの場合は1月31日・水以前の消印に限り有効)

となっている。
先ほどの日本大学もそうだが、必着とは締切日に願書一式が大学に届いて初めて願書が受理されたことになる。締切日に郵便局に願書を出しているようでは後の祭りである。私立大学の場合もし願書の提出が遅れても何かしらの力で受理してもらえるという都市伝説があるらしいが国公立大学においてそんなものはない。不受理と突き返されるのがオチだ。

しかしながら一世一代の大勝負、受験する大学選びに慎重になってしまった結果ギリギリに出願してしまう子が一定数いるのが事実だ。そんな国公立大学の締め切りには3パターンある。今回はそれを紹介したいと思う。

①願書必着・直接持参不可

例:京都大学・大阪公立大学など(殆どの大学が該当)

このパターンの大学の場合、2月に願書を出した時点でゲームオーバーだと考えて欲しい。遅くても1月30日には所定の支払いを終え出願書類を提出しよう。大学付近の郵便局に出すなどして間に合う場合もあるかもしれないが絶対にやめた方がいい。

また、直接持参について記載されていない大学の多くはこのパターンに該当すると思っていい。ただ万が一前もってギリギリになりそうになると分かった場合は入試担当に連絡するのも手だろう。

京都大学の場合

②願書必着・直接持参可

例:鳥取大学など

基本は①と同じだが、大学によっては時間帯によっては直接持参が認められいるケースがある。
この場合もしも出願が当日になっても時間内に大学に行って渡せば受理してくれる。

もしも本気で行きたい大学が締切日でも受理してもらえる大学なら仮に私立大学の試験を放棄してでも自腹を切って向かうべきだと思う。というかそれ以前に余裕持って出してほしい。だって受験にそんなドラマは求められていやしないから。

鳥取大学の場合

③そもそも消印有効の場合も

愛媛大学の場合

愛媛大学の場合は直接持参が出来ない代わりに締切日消印有効だ。この記事を書くにあたり複数の大学の募集要項を調べたが国公立大学で消印有効なのはここくらいであった。(他にもあったら教えてくれ)

これなら私立と同じ要領で出せばいいから安心だ。ただし締切日を過ぎると受理してくれなくなる。当たり前だが何かしらの力は発動されない。

現役時の私のやらかし

ここまでだらだらと書いたが本題に入ろう。何をやらかしたというと私は

「ギリギリに出願した結果、到着が間に合わず受験資格を失った」

はっきりいって、バカだ。
この一枚の通知で人生が大きく狂った。

元々私は関西の某国立大学を目指していた。苦手だった共通テストの点数は初めは500点前後で右往左往していたが直前になって急上昇、なんとか7割を確保できるようになった。

そして挑んだ本番、結果は散々だった…

150~160点を維持していた国語は僅か101点
総合成績もかなり落ち込んでしまった。

このことについては別の機会で詳しく書こうと思う。
そんな状況もあり私は3ランク下げた安全圏の大学と1ランク下げた大学のチャレンジの二者択一を迫られた。

浪人したくない思いとなるべくいい大学に入りたい思いの二つが葛藤していた。また当時の僕の状況ではあまり受験に関する情報が入らなかった。このことについてもまた機会があれば話そうと思う。

そして、時間だけが過ぎた
ギリギリに調査書を作ってもらい検定料を払った。

願書を出したのは締切日前日、どう考えても遅かった。
案の定 出した願書は返ってきた。

不受理となり自宅に返ってきた願書 戒めとして保管している

その後…

私は何とか大学生になることが出来た。
とはいえ前期に受けた私立大学の入試は全落ち、別の大学の後期試験で拾ってもらった。

そんな受験から季節はひと巡りした
この記事を書いた前日、2度目の共通テストの自己採点を行った。

特別な勉強は一切やっていないが現役時よりわずかに点数が上がった。
そして来月、去年の自分のリベンジとして二次試験に挑む

受ける大学も既に決めた。
赤本も揃え、現役時の教材を全て引っ張り出した。

在籍している大学の期末レポートも今月中には恐らく片付けられるだろう。
あとは追い込むだけだ、 待ってろ。

終わりに・受験生のみんなへ

まずはじめに、現役時のわたしのようにはなってほしくない。
今日からバンザイシステムなどの合格判定サイトが開設する、さっそく試してほしい。

そして判定がどうであれどうか自分を見失わないでほしい
地獄のような受験勉強も長くてもあと2か月で終わる

つらい日々も受験して、受かって、大学に入ってしまえば笑い話になる
だが一度の過ちでそれすらも許されなくなってしまうのだ。

冒頭で国公立大学の締め切りのパターンを紹介したが、みんなには余裕をもって出願を進めて欲しい。

みんなのサクラが無事に咲きますように…

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