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第14回 感情のままに

抑圧された分、感情のままに生きる事にした
感情のままに生きる事は許されにくい。苦労もするがそう生きていくと決めたんだよ。楽しかったら笑い、悲しかったら泣く。人間らしく、感情をだすんだ。

どうもRAP狂四郎です。

前回は少々ハードだったが、今回もハードな内容かもしれません。お付き合いお願い致します。

前回も触れたのですが、小学5年生から塾に通う事になったのです。通知表に2がついたから。最高は5で最低が1。今の通知表とは違いハッキリ数字で表していた時代ですね。ずっとほぼオール3できてたのですが算数に2がついたんですよ。それで塾に行く羽目になったのですが、ここから中学卒業まで通う羽目に。地獄の日々が幕を開けたのです。
その塾は一軒家のガレージを改装して作られた塾でした。
この塾のすごいところは、めちゃくちゃ頭のいいヤツからとんでもないヤンキーまで通うとゆうなんともいえないシステムだった。
学年トップと勉強できないヤンキーが同じ空間で勉強しているのだ。勉強とゆっても塾から買わされたワークブックをやるだけなんだが。
頭いいやつは普通にワークブックをして提出。間違えたらやり直し。それだけの塾。
しかし、話はここからだ。
頭の悪いやつ。ヤンキーなヤツ。ここら辺の奴らにはとんでもない暴力を振るうのだ!
塾とヤンキー更生施設を兼ね備えているとんでもないところだったのだ。(ちなみに上の兄2人も通っているが、勉強がある程度出来た為、難を逃れている)
マジでグーニーズのババアみたいな奴が先生なんだが、鉄棒を持っている。マジで中身が詰まっている太い棒だ。時に文鎮やホッチキスもとんでくる。(同級生の兄は血がでて辞めた)

まずね、悪い事したから殴られたんじゃないの?

そう思いましたか?

この塾を舐めてもらったら困るぜ。

あのね

まず出来悪いヤツにはとんでもない量の宿題を出すんですよ?週に2回か3回いくんですよ?出来のいいヤツは2回。出来の悪いやつは3回。すごく出来の悪いやつは4回。すごく出来の悪い反抗的な奴は毎日。
まぁ、宿題を出来ずにいくでしょ?じゃあガレージの外に出されて並ばされるんですよ?
そこでケツバンと言われる刑がまってるんですよ?ケツを鉄棒で10回叩かれるんですよ?避けたり手でカバーとかしたらカウントされず、絶対10回ケツを叩くんですよ?えーっと、俺たちの大和のシーンですよ。ケツが真っ青になるんだよ?痛いってもんじゃない。

で、ワークブックやるでしょ?間違えるでしょ?
キレて襲ってくるんですよ?鉄棒でしばかれるんですよ?

何でわからんのじゃ?言うてね。

わからへんから塾に行ってるんじゃないの?

中学に上がるとますますエスカレート。

プライベートなんてあったもんじゃない。 

地元のグランドで夏に盆踊りがあるんですよ?屋台がいっぱい出てね。出来悪い組はいけないんですよ。行って見つかったらとんでもない目に遭うのだ。どうゆー事?行っていい組のやつらに見つかると大変だ。すぐチンコロしてしばかれるんだ。(人間不信)

なんせ地獄の日々だ。学校の休み時間に塾のワークブックをする始末だ。間に合わないから。まともに寝れない。日曜日なんて、12時間以上塾に監禁されるんだ。今じゃ絶対あり得ない。

そんなある日俺はキレた。中学2年の時だ。

至近距離で鉄棒でしばかれた。我慢の限界だ。

もう一回殴られそうになった時。その手を掴んだのだ。そうすると、ババアがもう片方の手で殴ってこようとしたから、その手も掴んだ。手四つ状態だ。

「もう我慢できん。殺したる!」俺

「やれるもんやったらやってみぃ!」ババア

「じゃあ鉄棒よこせ!やったらぁ」俺

鉄棒はよこさなかった。危うく罪を犯すところだった。そのぐらい精神に異常をきたしてた。もうギリギリのところだった。

ババアはその後、家に電話してた。どうなったか覚えていない。

とんでもない5年間。自由が全くなかった。憎しみだけが膨らんでいた。親にもババアにも。

男も女も関係なくみんなしばかれてた。ババアには中学卒業後会っていない。会いたくもない。あんなに人を憎んだ事はない。

俺は高校生になった時、母親に言った

「勉強はする。だからもう何も俺に言わないでくれ」

高校では成績は良かった。晴れて自由の身になった。本当ロクな大人がいなかった。理不尽な事ばかり子供の頃に経験した。納得できない事ばかりでウンザリだった。

感情のままに生きる。そう高校生になった時に誓った。人一倍頑張ればそんな生き方もできると思ったし、実際そうだった。

高校生の俺よ。

俺は今、感情のままに生きてるよ。

あの日誓った時と変わらずにさ


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