マガジンのカバー画像

洋楽ラップを10倍楽しむマガジン

「英語のラップをもう一歩、深く理解して楽しみたい!」 そんな方にぴったりの定額マガジンです。 洋楽ラップの歌詞を解読したり、背景を解説するような記事を、月に4本ほどのペースで… もっと読む
毎月4本程度の記事をお届けします。月に3本以上読むなら、月額マガジンの購読がお得です。
¥880 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

記事一覧

頭脳派2人によるワードプレイと主張に満ちたスピットを堪能する。(和訳:Benny The Butcher & J. Cole - Johnny’s P’s Caddy)

written by @imamole_ 私からマガジンに最後の寄稿とさせていただく記事で取り扱う楽曲は、J.コール客演、ベニー・ザ・ブッチャーによる「Johnny’s P’s Caddy」です! 2人の聡明なリリシストによるワードプレイに富んだ、読み応えのある1曲です。 では、さっそく読んでみましょう! イントロ(Benny the Butcher)【解読】 *『Tana Talk 4』はベニーによる3枚目のアルバムであり今曲収録アルバム。 【解読】 *“ke

有料
300

今あるものを手に入れるために、それぞれが払った〈犠牲〉を読む(和訳:Dreamville - "Sacrifices"ft. EARTHGANG, J. Cole, Smino & Saba)

written by @vegashokuda 私の本マガジン最後の記事では、2019年のDreamvilleのコンピレーション・アルバム『Revenge of the Dreamers III』より「Sacrifices」の歌詞を読み解いていきたいと思います。(【重要】 4月以降の更新停止のお知らせ) あわせて読みたい: 携帯の覗き見が生んだユーモラスな痴話喧嘩を読む (Dreamville - "Passcode" ft. Ari Lennox, Buddy, Smi

有料
300

【重要】 4月以降の更新停止のお知らせ

written by @raq_reezy こんにちは。 平素より、『洋楽ラップを10倍楽しむマガジン』をご愛読いただいている皆様、本当にありがとうございます。 この度は、大変申し訳ないのですが、本マガジンの更新を今月末を持って停止させていただくことにしたため、そのお知らせとなります。 そもそも、本マガジンは「海外のヒップホップについて解説する有意義なブログの多くが、すぐに更新停止してしまう」という課題感から、継続性を重視して、書き手が消耗しないように有料マガジンとい

有料
100

友人の故キング・ヴォンをめぐる、ヤングボーイNBAへのアンサーを読む。(和訳:Lil Durk - "AHHH HA")

written by @raq_reezy 今回は、リル・ダークの最新アルバム『7220』から、注目を浴びている「AHHH HA」を解読したいと思います。 本曲は、ヤングボーイNBAというラッパーの「Bring The Hook」という曲中において、リル・ダークの友人であった故キング・ヴォンの死について、おちょくるようなラインがあったことから、それに対するアンサーソングとして制作されました。 ということで、ヒップホップの負の側面ともいえるような一曲でもあるのですが、内容

有料
300

プッシャー・Tのリリカルで生々しいハスラーラップを堪能する。(和訳:Pusha T & NIGO - "Hear Me Clearly")

written by @raq_reezy エイサップ・ロッキー、キッド・カディ、プッシャー・Tと、僕の年代だとドンピシャなラッパーたちと、次々とコラボ曲をリリースしている、プロデューサーのNIGO。 かっこよすぎる、、、。アルバム『I Know NIGO』も楽しみですね。 ということで、今回はプッシャー・Tとのコラボ曲「Hear Me Clearly」を解読していきたいと思います。 コーラス1バース目【解読】 *TikTokやTrillerはショートビデオSNSで

有料
300

平和な日常を望むサバと、モチベーション・モンスターのクレイジーボーン。(和訳:Saba - "Come My Way" feat. Krayzie Bone)

written by @raq_reezy 今回は、2月上旬にリリースされた、Saba(サバ)の『Few Good Things』から「Come My Way」を解読していきたいと思います。 アルバム全体については、いつも本マガジンにもご寄稿いただいている奥田翔さんによるレビューがTURNというウェブメディアに掲載されていますので、ぜひご覧ください。 あわせて読みたい それでも、〈ある〉ものに目を向けて(TURN) それでは、曲の内容を見ていきましょう。 コーラス(

有料
300

貫禄のドクター・ドレとテクニックのエミネム。師弟コンビによる新曲を読む。(和訳:Dr.Dre - "Gospel" with Eminem)

written by @raq_reezy 今回は、ドクター・ドレとエミネムの師弟コンビによる久々の新曲「Gospel」を解読していきたいと思います。 ドクター・ドレといえば、スーパーボウルのハーフタイムショーが話題になっていますね。それに備えたドンピシャのタイミングで本曲がリリースされておりました。 それでは、内容を見ていきましょう。 1バース目(Dr. Dre)まずは、大ベテラン、ドクター・ドレによる貫禄のバースを見ていきましょう。 【解読】 *大成功したキャ

有料
300

何か文句ある?強気のニッキーを読む。(和訳:Nicki Minaj - "Do We Have A Problem?" feat. Lil Baby)

written by @raq_reezy 今回は、ニッキー・ミナージとリル・ベイビーによるシングル「Do We Have A Problem?」を解読したいと思います。 本曲は、ニッキー・ミナージの新アルバム『NM5*』に収録される予定となっています。 それでは、さっそく内容をみてきましょう。 イントロ(Nicki Minaj)【解読】 *今をときめくリル・ベイビーと、大ベテランのニッキー・ミナージが手を組めば敵なしです。多くの敵にとっては悪夢になることでしょう。

有料
300

「取り残されるなんて御免! でも…」なアンバー・マークの気持ちを読む(和訳:Amber Mark - “FOMO”)

written by @vegashokuda ニューヨークを拠点に活動するシンガーソングライター=アンバー・マーク(Amber Mark)のデビュー・アルバム『Three Dimensions Deep』が待望のリリース! ということで、今回は同作収録の「FOMO」のリリックを読み解いていきます。 タイトルの"FOMO"は"Fear Of Missing Out"の略で、日本語でいえば「取り残されることへの不安」といった意味です。彼女の"FOMO"は曲中でどのように表

有料
300

ロサンゼルスに馴染めないリッチ・ブライアンのとっちらかった悩みの吐露を読む。(Rich Brian - "Sunny")

written by @raq_reezy 今回は、4曲入りのEP『Brightside』をリリースしたリッチ・ブライアンの「Sunny」を解読していきたいと思います。 この曲は、同じようなことを曲中で何度も言っていたりと、ある意味やっつけ感のある曲なのですが、そういう曲にこそ、ぽろっと本音が出ていたりすると思うので、こちらを解読したいと思います。 イントロ【解読】 *いろいろと悩んでいるようです。 1バース目【解読】 *無知だったときは持っていなかった悩みが、さ

有料
300

ロディ・リッチが歌う、成功した生活を読む。(和訳:Roddy Rich - "thailand")

written by @imamole_ 今回は、コンプトン出身のラッパー=Roddy Ricchの新譜『LIVE LIFE FAST』より、「thaiand」を取り扱います! 彼といえば『Please Excuse Me For Being Antisocial』で高い評価を受け、ヒップホップ界で期待のルーキーとして登場しました。 以来、活躍を続ける彼ですが、待望の新アルバム『LIVE LIFE FAST』をリリースしました。そのアルバムからセルフボースティング満載な

有料
300

硬派なコーデーと絶好調で珍パンチラインを連発するリル・ウェインのちぐはぐさを楽しむ。(和訳:Cordae - "Sinister" feat. Lil Wayne)

written by @raq_reezy こんばんは。 今回は、Cordae(コーデー)の最新アルバム『From a Birds Eye View』から「Sinister」という曲を解読したいと思います。 若きリリシストのコーデーと、ベテランのリリシストであるリル・ウェインが共演を果たした本曲。しかし、二人のリリシストの方向性は違います。 若いながらも、昔ながらのヒップホップ好きを唸らせるような詩的表現を追求するコーデー。一方、珍パンチライン製造機のリル・ウェイン。

有料
300

ザ・ウィークエンドの歌う「何度でもいくぜ」。(和訳:The Weeknd - "Here We Go... Again" feat. Tyler the Creator)

written by @raq_reezy 今回は、The Weeknd(ザ・ウィークエンド)の新アルバム『Dawn FM』から「Here We Go… Again」を解読したいと思います。 この曲には、ラッパーのTyler the Creator(タイラー・ザ・クリエイター)が客演で参加しています。 さて、それではどのような曲なのか、内容をみていきましょう。 1バース目(The Weeknd)【解読】 *ザ・ウィークエンドは、以下の写真について歌っています。こちら

有料
300

「ジョー・ブラックに会わせてやるよ」と自分への口撃を牽制するナズを読む。(和訳:Nas - "Meet Joe Black")

written by @raq_reezy 今回は、大ベテランのナズが突如としてリリースした『Magic』から、「Meet Joe Black」という曲を解読したいと思います。本作は全編Hit-Boyがプロデュースしています。 ジョー・ブラックといえば、後述しますが『ジョー・ブラックをよろしく』という映画に主人公として登場する死神ですね。演じたのはブラッド・ピット。 こちらの映画のタイトルを拝借した本作、どのような内容を歌っているのでしょうか。さっそく内容を見ていきまし

有料
300