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今、授業づくりに思うこと。

こんばんは、おのれーです。
今日はいったん高校化学基礎の記事はお休みします。

勤務校もGW明けに入学式、始業式が延期となりました。休校中ほできる限りのオンライン授業に切り替えるということで、教員が互いに知恵を出し合いながら、いろいろな可能性を探っています。

具体的には、動画配信(ビデオ撮影・Powerpointやexplain everythingの記録機能による自作、NHK for School・Classiなど既存のもの)、pdfでの課題・教材配信、フォームを使った確認、ハングアウトMeetによるライブ配信、Google Classroomでの情報伝達、クラス(学年)・教科ごとの情報共有サイトなどを利用していくことになりそうです。

苦手に感じている先生、初めて取り組む先生が、これらのことをいきなりやるのはハードルは高いかもしれません。でも、自らが「学習者」なのだと考えて、失敗することやうまくいかないことがあるのは当たり前だと思って挑戦して、生徒と共に成長していければよいのかなと。つい「生徒に与えなくては」という視点に立ちがちですが、不安の中でも、新しいことに挑戦し、失敗して恥をかきながらも前に進んでいこうとする大人の姿は、きっと子どもたちに響くのではないかと思っています。

結局のところ、オンラインであっても、授業の計画を立てるというところでは通常と何ら変わりがなくて、むしろ対面授業をしているときよりも、生徒の反応や活動が直接見られない分、飽きさせず、主体的に関わるための綿密な計画が必要だと感じています。本当はこれくらい対面授業も普段から入念に計画しなくてはいけないなと、改めて突きつけられている気もします。

そして同時に、いろいろな先生方の取り組みや授業づくりを間近で見たり、互いに学び合いながら試行錯誤している中にいて、皮肉なことに、自分自身が成長する良いきっかけになっています。

できることから、できるところから。助け合いながら、チーム学校でこの危機を乗り越えていけたらなと思います。


今、世の中は大きな不安の渦の中にあります。

不安や恐怖心は、敵から身を守るために必要な感情だし、そのせいで攻撃的になるのは生物の本能なのかもしれません。やり場のない思いが、攻撃対象をつくり出し、怒りや妬みなど様々なネガティブな感情を生み出しているような気もします。

でも、非常時こそ、自分ができることをしたり、知恵を出し合ったり、身近なところで協力したり、"大切なものを守る"ということを通して、心の健康も大事にしていきたいなと思います。

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