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キャリアコンサルティング技能検定対策:自己一致して論述を書く、そして面接に繋げる

1級キャリアコンサルティング技能士、2級キャリアコンサルティング技能士を目指す皆様、冬の試験に向けて取り組まれているでしょうか?
さて今回は論述試験について、私が考えていること指導していることを書いてみます。

論述や面接の試験対策で自己理解、仕事理解、コミュニケーション、キャリアビジョンというキャリアコンサルタント視点の問題把握の枠を学んだことがある人は多いと思います。もちろん知っておくべきことで、私も2級技能士の勉強を始めた時にこれを聞いて試して、60点は取れましたが、面接にはなかなかつながりませんし、むしろこの枠組みを超えることに苦心しました。
試験対策としては1級技能士はこの枠組みを超えて本質に目を向けないと合格できないですし、2級技能士も最近は本質を求められるレベルになっていますね(実技傾向にもある通り)。
もちろん枠組みを学ぶことで成長してスキルも上がるでしょうが、熟練レベル、ましてや指導レベルを目指すならこれを超えていきましょう。

自己一致して書くこと
私が指導や勉強会に参加していて感じるのは、論述発表やロープレの後に「この相談者どうでした?」とオープンに問いかけると、本質を捉えているコメントをされる一方で論述やロープレの中身がそうなっていない人がとても多いことです。例えば、「・・・で、思い込みがあって、動けていないんじゃないかと思います」というコメントをされるのに、肝心の思い込みに関する問題把握や方策・関わりが薄く、さらっと強みや志向などの自己理解支援に行ってしまうことも……これって標準レベル。ほんとに勿体ないです!折角本質的な問題に近づいているのに、もっと自分に素直に、自分を認めて、感じた通りに相談者と向き合って欲しい。自己一致ですよ!
特に論述は練習段階ではいくらでもしっかり考える時間があるわけですから、自分が捉えたことを素直に表現してみましょう。そして素直に捉えた問題に関わろうとすると、知識やスキルが足りないことに気付くと思います。例えば、思い込み、認知の偏り、視野狭窄、不安、これらにどう関わるかです。関わり方が分からなければ調べたり、指導を受けたりして理論や技法、その他支援方法を学んで自分のものにして下さい。これを繰り返すことで確実に力がつきます。
学科試験対策にもなりますよね。

試しに枠組みなんでどうでもいいですから自分に素直に書いてみてください。自分に素直に書くことでキャリアコンサルタントの貴方自身の自己理解も進みますし、自己概念も成長するでしょう。熟練レベル、指導レベルはこれですよ。
枠に入れれば楽に出来るし、勉強の場では一定の評価は得られるかもしれませんが、枠に入っている貴方の成長は枠止まりです。
是非論述を自分らしく書くこととを心掛けて欲しいです。

自分らしく書ける、自分らしく関われるようになったら、次はレベルアップです。もちろんここは概念化や支援策など学ばないといけないですよ
是非自分らしい熟練レベル、指導レベルのキャリアコンサルタントを目指してください。

余談ですが、キャリアコンサルタントに仕事がない、キャリアコンサルタントの価値が低い!私もそう思います。でも私たちのレベルを上げずに仕事をもらうとか代金を上げるとかって、違いますよね。みんなでキャリアコンサルタントの価値を高めましょう!

自分らしく素直に書いた論述で指導を受けてみたい方お待ちしてます。
 1級キャリアコンサルティング技能士 河口忠夫
https://rapport-yamaguchi.jimdosite.com/


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