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1級キャリアコンサルティング技能検定 面接試験対策:クセスゴな事例相談者と味わう

1級キャリアコンサルティング技能士の面接試験が近づいてきましたね。
年に1回しかない試験はほんとプレッシャーがかかります。私も、ダメだったら次の1年はどうしようか…とか、直前で時間もないしこれ以上修正するのは難しいか…とか考えてました。
一方直前で開き直って力を発揮できる人もいます!

で、今回は面接試験でのクセスゴな事例相談者の対応について、書いてみます。

「事例相談者に合わせる」という思い込み
1級の勉強をし始めて、事例相談者に合わせることが大事!と見聞きして、深く考えもせず、何をどう合わせるのかもたいして学ばず、なんとなく相手のペースに合わせればいいのかと思って、そのまま受験してました。ところが事例相談者のクセが凄い…

初受験の事例相談者は「私、経験豊富です」「私、出来てます」的で早口でせっかちな方で、すっかり相手のペースにのまれてしまい撃沈でした。
2回目の事例相談者は「ど〜ですか〜ね〜」「ん〜」「え〜」「は〜」と超スローで内省してるのかどうか分からない役作り?で、関係構築できているのかどうかも分からずまたまた残念な結果でした。
合わせるならそれなりの知識やスキルが要りますね。私は力不足で不向きでした。

野球で例えると、クセスゴな変化球に鍛錬なしでその場合わせでヒットを打つなんて無理。ということかな。

合わせるより支える
で、合格した3回目は、自分は自分と開き直って事例相談者に合わせようとすることは止めて、カウンセリングと同じように相手を受け止めて理解して、支えようという意識で臨みました。
開き直りとは、最初の自己紹介から盛らずに自己一致、承認賞賛も感じたまま素直に、違和感も支えになるなら素直に自己開示する。これは指導者になった今でも大切にしてます。
※指導方策は事例相談者の意識・知識・スキルに合わせますよ。これは別です。

野球に例えると、クセスゴなピッチャーを相手にバッターボックスに立つのはやめて、キャッチャーとして味方になった感じです。

クセスゴも味わう

試験でどんな事例相談者にあたるかは運もありますよね。一方的に話す人や指導を受ける態度にすらなっていない人もいますから、相手に合わせようとすると自分が不一致になってしまうので、合わせるより支えて味わう心構えが大事だと思います。私も少しは味わえるようになったかな。
試験の評価区分の基本的態度に「自分の強みや弱み、自分の感情と相手の自分への感情を受容し」という文言があります。自分の緊張も、焦りも、迷いも、感情も蓋をせず味わいましょう。そして滅多にお目にかかれないクセスゴな事例相談との関係も味わいましょう。そんな心構えがあれば指導レベルに近づけるはずです!頑張って!!

野球に例えると、ノーコンでクセがスゴいピッチャーでも、キャッチャーがっちり捕球してくれれば安心して投げられます。そうすることで自ら研鑽するポイントに気づくはずです。

こんな指導が気になる人はご連絡おまちしてます。
1級キャリアコンサルティング技能士 河口忠夫
https://rapport-yamaguchi.jimdosite.com/





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