ファッショより美容の優先度が高いという話に思ったこと

https://x.com/jiro6663/status/1700848431118618902?s=46&t=LtxHPXCnbzb1nyAaQIxJOQ

Twitterの好きなアカウント「ジロウ」さんの投稿で見かけた話。
現在の学生は、ファッションより美容の優先度が高い。
美容にはお金はかけるが、ファッションはファストファッションで済ます。

見解として、衣服などの物への消費から自分への投資へ消費活動が移行。
物が多すぎる、高級ブランドにデザインを寄せたファストファッション、ちょっと前までコロナで見せかけのファッションでも良かったとか、ファッションとして自分を飾るために衣類に買うことが陳腐化した。
コミュニティの細分化で、距離が近い人以外との接点が減った?だからファッションより、さらに焦点の近い肌とか髪にお金をかけることの価値が高まったのか。
ビジュアル的な流行り廃りが高速になりすぎて、お金をかけて大事にするのでなく、その都度のはやりに合わせて、つまむのが普通になったのか。
その分美容にお金をかけた。
コロナであんまり人に会えないけど、距離が近い親しい人には会うからか。

学生の中で美容や脱毛の優先度が上がることと、ありのままでいいという価値観の高まりが同時に起こってる。気がする。
ありのままでいいという価値観でいくと体毛や体型を気にしない(腋毛伸ばしたモデルとかプラスサイズモデルとか)、ジェンダーロール、性自認のこととか。まだまだ過渡期ではあるがここ数年でこれらの考え方が一般的になりつつある、特に若者の間ではそういう傾向にあると思っていた。
「ありのままの自分」という考えがある程度流通してる中で、なんでこの美への欲求が高まってるのか。

自分なりの仮説。
これまでコロナで画面越しのコミュニケーションが主だった。
画面越しであれば加工やフィルタをかけられるし、肌の状態・体毛などを気にするほどの高解像度なビジュアルで接してこなかった。だから今コロナがなかったかのようになってリアルで対面するときにその加工した低解像度な自分とのギャップを埋めたい?
という意味では、ちょっと前から美容系の需要むっちゃ高まってるのでは。

画面越しの有名人、著名人はみんなツルツル。コロナでリアル対面が減って画面で目にするのは、美容に投資することが前提の有名人たち。もしくは加工されたネット著名人。

あと、ありままの自分という考えがある種暴走して、自分が自分に向ける矢印が大きくなりすぎているのかも。だから、ちょっとした身体特徴も気になるし、もっと好きな自分になるために美容という形で投資しているのかも。

こういうのがもし同調圧力的に美容への投資が強いられているように感じているなら、いっせーいのーで、でやめれないものなんだろうか。
やめられたらいいなあとは思う。
今、自分は美への意識も、同調圧力もそんなに感じてないので、当事者たちの想いに共感はできないが、今まさに学生だったらそのことで悩むのだろうか。
自分の考え方次第でもっと楽に自由になれるのに、自分に自分で首輪つけてるのは、とても辛いんじゃないだろうか。と、勝手に夢想する。
生きてる限りはしんどいことはいくらでもあるので、無理して背負わなくていいそういう悩みは少しでも降ろすことが今の生きづらさへの静かな抵抗になるのでは。

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